シーズンを終えて。
2024年のトラックシーズンが筑大競の同期マイルで終わった。振り返ってみれば今年はほとんどの種目で自己ベストを出していた。一応書いておくと
400m 55秒(?)(中3)→52秒56
800m 1分59秒99(高1)→1分59秒25
1500m 4分17秒(?)(高1)→4分09秒73
マイル(ラップ) 51秒5(大1)→50秒9
ハーフ(おまけ) 1時間18分39秒(初)
こんな感じ。トラックは全種目で数年ぶりに自己ベストを出した。自己ベストは出たけど、全然満足してない。というのは練習と試合のタイムが違いすぎるからだ。特に800m。今年は800mを中心にやってきたわけであるが、練習の感じでは1分56秒前後では走れると思っていた。でも出なかった。ここの理由と対策をしっかりしていかないと今後には全くつながらないと思っている。いろいろ思いつくことを羅列していこうと思う。
まず1つ目は普段からレースを意識して練習ができていないこと。これを顕著に感じたのは6月のとある大会。1分57秒を狙って走ったが2分00秒で終わった。このレースは割といいペースでは進んでいた。しかし、500mを過ぎたあたりから足が動かなくなる。ここで思ったのはフォームの問題。普段の練習でフォームを意識していないから緊張するレースでぐちゃぐちゃになって余力を残せないままラストを迎えることになるんだと思った。そこから夏の練習はひたすらに試合の時のフォームを意識して行った。そのおかげか安定して最後まで走り切れるようになった。このフォームももっと改良していく必要があるように思った。特に上半身。
2つ目は一貫性のなさである。冬の間は過去1走りこんだ。そのおかげか、セットを重ねるような練習では安定してイーブンで走れるようになった。しかし4月の初戦でスピードがないと感じてしまった(実際その通り)。ここで僕は持久系の練習から一転、一気にスピード練習を増やした。スピード練習といっても200m以下を反復するような練習である。これがよくなかった。スタミナを冬の間に上げ切ったなら、それの延長にスピードをつける練習をするべきであった。スピードを鍛えるにもちゃんと準備が必要なのにそれなしで鍛えようとして無駄な練習を多くやってしまった。その結果、どっちつかずの中途半端に終わってしまい、レース結果も中途半端になってしまったと思う。
3つ目はレースに対する余裕度のなさ。それは身体的な面と精神的な面の両方があると思う。身体的な面は圧倒的にスピード。特に200mや400mが遅いこと。それは基礎的な筋力だったりフォームだったりするわけだから、ここが劣っている分、今年はスタミナ面を武器に勝負していくべきであった。精神的な面でいえばレースになると身体が固まって何も考えられなくなってしまうこと。でもそれはどんな選手でもほぼ共通であるはずで、それを補うために普段から意識して練習したり、いつどんな場合でも動ける準備をしているのが強い選手の特徴なんだと思った。僕はそこが抜けてて、練習だとどうしてもこなすことを意識して組み立ててしまうから実際のレースの緊張感をレースでしか体験してない。だからレース本番になってテンパって肩に力が入って無駄な動きが増えるんだと思う。そういう意味では記録会にバンバン出るというのはありな気がする。
4つ目は走りすぎていること。冬の走り込み期は毎日走っていたから、シーズン中も毎日走らないとという強迫観念に襲われていたかもしれない。バイトが終わった後の夜から競技場に忍び込んで練習したこともあった。でもそのせいで回復がうまく進まず、練習の効率を上げることができなかったかもしれない。試合がある週も普通に練習して、4日前くらいから少し量を減らす調整をしていた。だけど、この調整の仕方で調子悪いまま試合を迎えたことはないし、そんなに悪い調整でもない気はする。とはいえこういう自分では気づかないところに弱さの理由があるのかもしれない。精神的なストレスなんかはいい例。こういうところから見直していきたい。
思いつくのはこんなところ。それを踏まえて来年に向けて練習を組んでいく訳だけど、今必要なのはスタミナよりもスピード。思い返せば800mを1分52秒で走ってた高校の先輩は距離走で12キロ4分ペースが限界と言っていた。これはCチームの練習で、大体5000mで言うと16分台を狙うあたりのチームなので、スタミナ面では特別強いわけではない。でもその人は300mのインターバルでラスト1本を土のトラックで37秒とかで駆け抜ける。スピードは異常だった。なのでスピードを鍛えると言うのは大きく外していない考え方だと思う。
来年は800mで1分53秒台、マイルのラップで49秒切り、400mに出る機会があれば50秒きりを狙っていきたい。1500mはどこかのタイミングで1回出たいかな。多分理工系になると思う。まずはこの冬、頑張る。