メモ(2)
練習に関して少しずつ分かってきたからメモメモ。
まずは目標、目的の設定から。800mで1分53秒台を出したい。ということは最低でも400mは50秒切るくらいでは走れないといけない。そのためにどうしたらいいのかを考える。そうしないと変な方向に向かってしまうし、目的と手段を履き違えてしまう。(去年の僕)
しかし、400mで50秒を切ることが目的になってはいけないと思う。それはあくまで800mを走るための手段であるから、“結果的に”50秒切れたらいいわけであって、50秒切らなければいけないわけでもない
じゃあここから実際どうしたらいいのかを考える。まず短距離の共通した年間スケジュールは11月〜1月で少し長い距離(400mや300m、250mなど)を走って基礎体力や心肺を鍛える。2月から少しずつスピードを出して3月までしっかり走り込む。4月からガッツリスピード出して、6月や7月の大会に合わせる。3月に室内の60mとかに出る人はそれに合わせると言う感じ。
それと中距離は何が違うのか。まずは種目の距離。短距離で1番長い400mでさえ中距離の半分以下だから当然走り込みの量は倍にならないとおかしい。しかし、ポイント練習でも1本あたり1000mが限界だろうと思う。なぜなら1000mより長い距離だとLTより速く走るのがキツくなってくるから。速筋繊維をある程度使って走りたいわけであるからペースは当然LT以上になる。とすると1000mくらいから少しずつ距離を減らしてペースを上げていくのがいいだろう。
実際には11月、12月と1000mや400m、200mを組み合わせて少しずつ全体のボリュームを上げる。1月から移行期で、2月の本格的な走り込みに向けて距離を短くしていく。2月から400m以下くらいの距離で解糖系、耐乳酸系の練習を入れていく。3月はそのボリュームを上げる作業。4月からは少しずつシーズンに向けた練習を組み立てていく。600mや1000mのレペなどで800mのレースペースに慣れていく。そんな感じで僕の場合は7月の県選に合わせていく。
ってな感じでランの方はいいと思う。あとはフィジカルとテクニックの部分。テクニックを手に入れるにはそれなりにフィジカルが必要になるってのは正しいと思う。特に体幹系と股関節周り、肩周り。この辺の筋量、筋力がないと高いレベルでフォームを維持することが出来ないと思う。とすればウェイトも超重要で、これも1月くらいまではとにかく量で筋肥大を狙っていく。量が増えれば質を上げられるポテンシャルが増えるはずなので、2月以降は重量を増やしながら量を減らしていく。これだけでもかなり短距離的なトップスピードは開発されていくと思う。
テクニックの部分は難しい。単純に動き作りを続けていけばいいわけでもない。動き作りにもその動きをやる理由があって、そこを意識しないと意味がない。けど、意識することも難しい。とはいえやらないよりはマシなので週1〜週2で動き作りを入れていきたい。そして普段の練習からもフォームは常に意識しておく。特に腕振りと脚の引きつけ。腕は大きく振りすぎず、出来るだけ引くこと意識で振る。脚は接地後すぐに前に出して踵が膝より上に上がらないように意識する(実際にはそんなことは無理だけど、意識の問題)。あとはプライオメトリクス系の動きも常日頃から入れて弾む感覚を養っていく。
あとは睡眠と食事。この辺は1番大事だけど、あんまり気にしすぎてもしょうがない。睡眠に関しては個人的に8時間寝ればかなり調子がいいのでそこを目指す。筋肉痛や疲労がひどい時は10時間寝ると相当改善されるので時間があれば寝る。昼寝もそう。食事に関しては気にしすぎない。ただ、野菜と果物は最低限摂っておくことを意識する。そして逆に食べなさすぎないようにすることが大事。長距離と違ってガッツリ筋肉をつけたいので、ある程度脂肪をつけておいた方がいいと聞く。3食は前提として間食の導入も検討しないといけない。
中間目標の問題もある。去年は1月にハーフがあったのでそれが1つ冬季練習の進捗を示す指標になってたけど、短距離はガッツリスピードが出せないのでそういう試合がないという意味では進捗確認が難しい。ウェイトで扱える重量とか、単純にランの練習でタイムが上がっていければいいのだけど、それが目的になりそうで怖いところではある。とはいえそういったものが上がっていかないといけないのは大前提としてある。2月あたりに何か試合を設定するべきか否か。非常に悩ましい。
以上、メモ。