母とのコーチングがくれた、大事なものを大事にする勇気
先日、自分の母親にコーチングをさせてもらって、
今もお湯に浸っているような、あたたかい気持ちが続いてる。
この「母とのコーチング」という関わりが
自分にとって、あまりにもインパクトの大きい出来事だったので
いつでも立ち返れるように、この気持ちを残しておきたいと思います。
大事なのに、大事にできていなかった”母”の存在
今年の4月からコーチングを学び始めて、約半年。
自分の中から生まれてくる感情や価値観に向き合うほどに、
「幼少期からの母との関係性」が浮かんできて、
”母”という存在の大きさを感じざるを得なかった。
でも、いざ顔を合わせると、いつもお互い忙しい素振りで、ちゃんと話せない。
話せない、というよりもたぶん、「自分に関心がない」と受け取ることが怖くて、深い関わりを避けてきたんだと思う。
いまなら向き合える、ときがきた
コーチングを学び始めて、とにかく人と対話する機会が増えた。
(これまでも上辺の「会話」はしてたけど、たぶんほとんど、深い「対話」はしてなかったんだろうな、と今になって思う。母に対してと同様に。)
相手と向き合おうとするほどに、
悩んだり落ち込んだりすることもあったけど
じっくりちょっとずつ、信頼も協働関係も愛情も、深まってきている気がしてる。
そしてここ最近は、「THE COACH」で
素敵すぎるコーチたちのあり方や、温かいコミュニケーション、
体系的な学び・実践から、すごく成長させてもらっている感覚があって。
人は誰でもリソースに満ちていて、「自分もありのままで幸せだ」と思えるようになった。
そんなときに、家族にコーチングをしていることが伝わって、
母から、いつもの軽い口調で「やってみた~い」と言われて。
いつもならサラッとかわすところを、
自分でも驚くほど素直にまっすぐに
「やるからには本気で向き合うからね!」と伝えていて、
ようやく向き合えるときがきたんだな、と思った。
必要なのは、”コーチング的”な時間だった
セッションの導入で、「コーチングとはどんなものか」「私がなぜコーチングをやっているのか」について、まずは自分から、いつもより丁寧に自己開示した。
それを母は一つひとつメモを取りながら聴いてくれて、
その後のセッションでは、私も遮られることなく2時間近く向き合って。
「こんなこと、これまでになかったなぁ」と、その事実だけで尊かった。
(幼少期から「母親はいつも私の話を聴いてくれない」と思っていたけど、実は自分がちゃんと向き合えていなかったんだよね、とも思った)
本質的に「コーチ」と「クライアント」ではないけれど、
「コーチング」という設定じゃなかったら得られなかった時間で、
私にとってはとても貴重な経験だった。
(もしかしたら、また喧嘩もするかもしれないけど、きっとここに立ち返ることができると思う)
「大事なものを大事にする」という勇気を、コーチングがくれました。
灯してもらった火を、次の人に繋いでいきたい気持ちです。
※ちなみに、TOP写真は書道家である母が書いた「繋(つなぐ)」。一緒に、【コーチング×書道】をやっていきたいね、と話してます。
さいごに、お母さんへ
お母さん、
この前は、これまでのこと・これからのこと、
たくさん話してくれてありがとう。
お母さんがこれまでどんなことを考えてきて、どんな未来に向かおうとしているのか、一緒に見つめることができた気がして、嬉しかったです。
1年前、偉大な存在がなくなったあと、
お母さんが、たくさんの試練を越えながら、
受け継いだ役割に使命感を持って挑み続けてきたのが伝わってきて、
本当にかっこいいなぁと思ったよ。
私が幼少期の頃から、お母さんはずっと忙しく働いていて、
いつも「見てほしい、聴いてほしい、認めてほしい」って思ってたけど、
お母さんも同じような想いを抱えていたんだね。
お母さんはたまに、「いい母親じゃなくてごめんね」と謝るけど、
私が幼い頃感じていた ”寂しさ” も、”認めてほしい” という思いも。
それがあったからこそ、
自分の ”存在価値” を探しまわることができて、
その中で、まわりの人から数え切れないほどのギフトをもらって、
「誇りを持って生きる人を増やしたい」という想いに変わって、
大事な仲間たちにも出会えた。
お母さんからもらったすべての感情や経験が、
これまでの・これからの、私の大事なリソースになっています。
本当に、ありがとう。
お母さんの存在、全部ひっくるめて私の誇りです。
これからまた、一緒に未来を紡いでいこうね。
▼Special Thanks !
・お母さん
・器を育みながらお湯を注いでくれている、THE COACHのみなさん
・向き合う経験をさせてくれている、まわりの仲間たち
・コーチングなど様々な場面で関わってくれたみなさん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?