ティミショアラからベオグラードまでの行き方(アフターコロナ編)
行き方まとめ
適当に東欧を旅していたらルーマニアのティミショアラに行くことになった。当たり前にあると思っていたが、わずか150kmしか離れていないのにセルビアのベオグラードまでの鉄道がヒットしなかった。
探せばあるのだろうけど、さぼわーるさんの記事を参考にバスでベオグラードまで行くことにした
そもそも日本人でこのルートを通る人はほとんどいないだろうが、数少ない将来の旅人に向けての備忘録的な記録です。
※私がこのルートで旅したのは2024年4月2日時点での情報です。
はじめに簡潔に説明すると
GEA toursという会社がティミショアラ-ベオグラード間のバスを運行している
サイトに掲載されている電話番号を元にWhatsappやViber、電話やフォームで予約を行う(私はWhatsappを使いました)
空いている日時を教えてくれるので希望のとこで予約する。できれば1-2日前に取るのが賢明です
迎えにきてもらう場所を指定する。宿の前まで来てくれます
Let's Belgrade!
以上のステップで完了です。
注意点
+何点か補足情報があります。
①予約ですが、もし電話番号が無ければ多分ホステルやホテルの人に言えばやってくれると思います。ティミショアラの人は優しい人ばっかだったので助けれくれるはず
②料金は25ユーロでさぼわーるさんの時より10ユーロ高くなってました。途中で料金払います(4000円は高ぇ!)
③Whatsappでの予約番号とドライバーの電話番号は別です。ドライバーの電話番号も教えてもらい直接連絡取れるようにしましょう!
※後述あり
④時間通りには来ない!(私の場合80分遅れてきました)
旅行記
以下、実際の私の4/1-4/2の旅行記です
2024年4月1日にハンガリーのブダペストからFlixbusを使ってルーマニアのティミショアラに到着
降ろされたのはよくわからない郊外の荒廃したバスターミナルでそもそも搭乗客も最終的には6人ほどだった記憶
調べてもバスも無さそうだったしトラムまでは遠いので仕方なくホステルまでUber(400円ぐらいだった)
Uberの運転手はイラク人でバグダッドの出身らしい。私が日本人だと分かるとすげぇ日本のことを褒めてくれて少し気恥ずかしい気持ちになった。そのサッカー好きの陽気な兄ちゃんとは仲良くなったのでインスタも交換した。日本に来ることがあったら案内するよ!と言っておいた
モロッコではウザさというか東アジアに対する蔑視意識みたいなものを感じていたので、イラク人は違うのかと感動した。モロッコでも金持ちそうなドライバーはめちゃくちゃ良い奴だったし、もかしたら集団だとウザイが個別に喋れば良い奴なのかもしれない
ちなみに私の泊まったホステルはRe-born Hostelという所でティミショアラの旧市街のすぐ近くなのに一泊14€という激安だった。
宿には白人陽キャだらけでドイツ人カップル、オランダ美女、ヒゲモジャアルゼンチン男、ヴァイキング風スウェーデン男など各地から来ていた。アジア人は当然自分だけの計10人弱だった
みんなで庭で囲みながらワイワイしていたので正直最初は誰がホストかわからなかったがメガネをかけた兄ちゃんが宿の説明をしてくれてそこで初めて理解した。するとルーマニアのSake的なのがあるんだけど飲まないか?と言われ当然飲み会参加決定。
味はハンガリーのパリンカみたいなものでめちゃくちゃ度数が高かった。
ちなみにアルゼンチン人男は鳥山明の死についてたいそう悲しんでいてアルゼンチンの広場ではアキラを追悼する集会があったんだよ!と教えてくれた。ヴァイキング風スウェーデン人にはお前はデカくなるためにポテトを食えとフライドポテトをくれたりした。
みんな良いやつだったが陽キャすぎて極東陰キャの自分は正直途中から居心地が悪くなってきていた
まぁそんなこんなで就寝。
翌朝4時に全員のスマホからアラートが鳴り叩き起こされる。え??何??とルーマニアはロシア,ウクライナに近いこともあってヒヤリとする。
眠い目を擦りよく見たらめちゃくちゃ風強いから外出るなとのこと。こんなことで早朝から気軽にアラーム出すなよ、そんだけ風強かったら誰も出ないだろと少し苛ついて二度寝する。
結局死ぬほど寝てベッドから出たのは11時くらいだったような気がする。
そこでベオグラード行きのバスを調べる。するとWhatsappのメッセージによると便数が全然なく困った。本来的には翌日2024/4/3の昼ぐらいに出たいなと思っていたが提示されたのは以下の3つ
①翌日の真夜中
②明後日の朝10時
③今日の午後3時
ほな明日の真夜中にするかと思ったが、夜中にセルビアにつくのは万が一の安全を考えてやっぱり当日の3時に変更してもらった。
なんやかんやで予約が完了した。そうとなれば出発まで3時間ぐらいしか無いので急いで観光に出る。ティミショアラは小さな町なので一通り有名な所は回った。町並みも綺麗でサムネの写真は歩いていたら偶然発見し、ヨーロッパにも桜並木はあるのかと感動した。
ちなみにこの時財布には昨日の宿の支払いで払ってしまったため20€ほどしか現金が無く、バスに乗るには25€かかるので100Rei (3000円ちょい)キャッシングすることに。半分の50Reiは換金所で€に替えてもらいなんとか現金確保(めちゃくちゃレートが良かった)。バスには現金じゃないと乗れない。
ちなみに物価は安い印象。花の市場が近くにありおっちゃんおばちゃんと喋ったりした。アジア人まじで来ないんだろうなこの街。しかしモロッコと決定的に違うのが蔑視されるような雰囲気がなくみんな優しく歓迎してくれた。良い街良い人
予約の時間は15時なので、14時半頃にはホステルに帰ってきた。部屋の片付けをして出発の準備をする。ホステルは本来的にはもう一泊する予定だったが急遽変更したので、その旨をホストに伝えようと思った。あいつ今日いなくね?と心配されても困るので
しかしホストはどこかへ行っており宿にはドイツ人カップルとスラブ系の小柄なアニキだけだった。まぁ帰ってくるかと思っていたが全然帰ってこないので置き手紙を書いて宿を出ることに決めた。
とてとてバスが時間通りには来ないと聞いていたので3時40分ぐらいまでは宿にいた。(ついたらWhatsappで連絡が来るはずと思っていた)
さすがにそろそろ外で待っておくかと宿を出たが一向にバスが来る気配がなくWhatsappで「待ってればいいんよね?」と聞くと10分ぐらいで行くはずと言われる。
さらに待っているとWhatsappから電話がかかってくる。すると運営会社のおばちゃんから電話が
「あんたどこにいるのよ!?」
と訛りの強い英語でイライラした声で電話が来た
それこっちのセリフやねんボケ!と思い
「送った場所にいてるわ!メッセージ確認してくれ!」
と若干口論になって再度場所を送信する。しばらくするとドライバーから直接電話がかかってきて場所を教えてくれと。陽気そうな男の声だった。
が、しかし、自分がWhatsappの使い方をよくわかっておらずどこからチャットすればいいのか手こずった。
結局は運営会社の人にメッセージでドライバーの電話番号教えてくれと聞き、追加して待っている場所を送信できた。
そこからしばらくして午後4時20分頃、予定時刻から80分遅れでバスが来た。
「バスっていうか普通の車やん!ロゴも何も無いやんけ!」とツッコミを入れながら無事乗れた。車はフォルクスワーゲンの7人乗りだった。
運転手は陽気なセルビア人オジで乗客は自分を含め3人。セルビア人2、日本人1である。料金が25€と聞いていた値段よりも10€高かったのはもしかしたら合計75でそれを3等分してるからなのかもしれない。乗客が多いと安くなったりするんだろうか??
この時実際に行き先を確認したりはしてない(さすがにこの車だろうと)ので実はちょっとだけ本当につくのが不安だった。
まぁそんなこんなで一面の菜の花畑があったりしてルーマニアとセルビアの国境へ。
ハンガリーからルーマニアに入るときに出国スタンプも無ければ入国スタンプも無かったので心配だったが無事イミグレ突破。
結局ルーマニアは出国スタンプがなく、セルビア側は押してくれた。
道中は一生セルビア語で会話されていたので1ミリもわからなかった。が、お菓子をくれたりニックネームで呼んでくれたり仲良くなっていた。
ちなみに運転手は結構いい加減な人でスマホ見ながら運転していたり、見てたせいで速度落ちて後続に抜かされたら負けじとアクセル踏んで追いついたり適当な人だった。まぁ良い奴👍
女の子とおばちゃんは家族かと思っていたが違うくて女の子はベオグラードからまぁまぁ手前の街で降りていった。
そんなこんなでベオグラードに無事到着。時刻は18:25頃で、約3時間かかった(時差が1時間ある)
ベオグラードは急に雰囲気が変わり、なんだか町並みもすげぇ汚れてて治安の悪さを感じた。しかし実際歩けばそんなことはなくただ薄暗かったり汚れてるだけではある
正直ルーマニアのティミショアラは綺麗な街だったのでこんなに変わるのかと驚いた。旧ユーゴ紛争でNATOの空爆を受けたりまだまだ戦争の爪痕が残り、歴史の刻まれた街である。
Airbnbの宿にセルフチェックインして4/2は終了。Holaflyのsimが使えなくなったがなんとかSim無しでもGPSは使えたので耐えた。以上4/1-4/2の旅行記である
ここまで読んでくれてありがとうございます。
気分がノレば不定期で旅のTipsを載せるかもしれません