大切なもん失った お前父親じゃないver.

人生初怒号を浴びせた。
犬を育てると言って里親に預けると決めた母親の彼氏が、謝って来ず里親募集に協力している人から面談したいと話が来ていると電話したら「ほーん」と相槌を打たれた。

流石に腹が立った。自分が思っているよりも先に言葉がでていた。

「謝ったら？」と言うと、「こっちも頑張ってるんだからさ」と言われる始末  負けたくないので意地を張る  っていうかこれは正当な【怒り】だ。なので過呼吸になりそうになりながら、それを押えて言う。
「こっちは働けなくなるくらいまで精神的に来てるんだから謝るのが筋だと思うけど？」
「はいすいませ…」謝るところで電話を切ってやった。お前の謝罪なんか最初からききたくなかった。
謝って欲しかったのは、私と出会ったこと、父親替わりになったこと、母親と毎日喧嘩をしてトラウマを植え付けたこと、犬を育てると言って犬を振り回したこと。

はっきりいってクソ野郎だ。こんなゴミ人間は見たことがない。私は大切なもんを失った。
父親だと思っていた人と、犬と、ケーキ作り。
一気に3つも失うことになった。

流石に死を考えた。だけど死ぬことは今はしたくない。里親探しをしてくれている姉にも申し訳ないし、犬にも申し訳ない。なので生きる。今回の件が落ち着いたら私は母とも縁を切る。

さよならっきょう