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ミニブログ:小説を書こう04
お前がそんな奴だとは知らなかった。
小説の中の話である。
書き始めたのは先週だが、話の構想自体は半年ぐらい前から考えていた。
ぼんやりとしたアイディアは、多分4,5年考え続けていたものである。
形にできるのはとてもうれしい。
が、ここで問題が発生する。
Aと言う人物が私の想定していたより、小賢しい人物だったのである。
実際に書いてみるまで知らなかった。お前がそんな奴だったとは。
お前はもうちょっと、ぼーっとしてて、儚くて、美しくて、世間からずれている人間だと思っていたのに。
いざお前が舞台に登場すると、ずるくて、自分の引け目を最大限に生かし、全部を計算している、人間臭くて俗にまみれた嫌な奴である。
お前がそんな奴だとは知らなかった。でもそうならないと生きられなかったんだろうな君は。
それではまた明日。