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不老不死になりたいので作家になりたい


幼少時から体が弱く、生死の淵をさまよう子供時代を送ってきました。

小児病棟のグループ部屋で、隣のベッドの子と遊んだり、喧嘩をしたりして育ちました。

入院している子供がいなくなるのは2パターンあります。

1つは退院して行く方法。

もう1つは、病院で亡くなる方法。

そのどちらでも、彼らが私の前に戻ってくることは二度とありません。

こんな子供時代を繰り返したものですから、私は『生』に対する執着が人一倍強い子供でした。

それは大人になった現在でも続いています。

死にたくない。


苦しいことや痛いことは絶対に嫌だ。

病弱な子供時代を脱却して大人になっても、私は死神に愛される性分のようでした。

事故にあって生死の淵をさまよったり、

100万人に1人と言われる難病を経験したり、

久しぶりに入院したり、体ぶっ壊したり、また入院したり。


そうして、その思いは徐々に強くなってきました。

集中治療室で、酸素マスクをしながら、

自分の心拍数の電子音を聞きながら、こう思ったのです。

どうして私が死ななければならないのか?

私が死んだら、ここから消えるのか?

私が生きた証はどこにあるのか?

死なないためにはどうすればいいのか?





というのは嘘です。

どこから嘘かって?冒頭から全部です。

私は元気モリモリマッチョマンの変態です。

こんにちはこんばんは、初めまして。

時雨屋(しぐれや)という名前で長年活動しているものです。

なんかnoteに『自己紹介記事を設定しよう!』とかいう項目があるのに今気付いたので、

自己紹介とかしてみようと思います。


時雨屋は、小説を書いたり音楽を作ったり絵を書いたりゲームを作ったりするという、よくわからないジャンルの人間です。

逆に言うと、モノづくり系であれば大抵のことはやります。

HNは宮部みゆきの短編『時雨鬼』と、バンドの『石鹸屋』を悪魔合体させました。

時雨屋がネットに現れたのは、だいたい12年前ぐらいです。

当初はMIDIファイルで音楽を作っていたのですが、

びっくりするぐらい聞かれなかったのでボーカロイドに手を出しました。

同時期に、『自分の曲を聞いてもらうため』という名目でゲームを作り始めます。

『エクレアP』としてしばらくの間ボカロ活動していましたが、

自分には音楽の才能と技術がないことと、

それより物語を書く方が好みだし才能があることに気づいたので、

その辺から作家を目指すことにしました。


ちなみに冒頭文は嘘と言いましたが、真実は入っています。

不老不死になりたいという野望です。

なので、私は不老不死になる方法を探すことにしました。

さて、周りにいる不老不死の人間を参考にしてみましょう。


まず、私がまだ生きていると思ったのは、

バッハ、ベートーベン、ヴィヴァルディ、シューベルトなどの、

クラシックの音楽家です。

偉大なるあの偉人たちは、この世のどこかでまだ生きていて、

この世に多大なる影響を及ぼし続けています。

うん。

音楽は無理だわ。(前述のとおり)

あと、震災で近所のCD屋がぶっ潰れたのをきっかけに、

音楽の道に進むことはきっぱり諦めました。

しんどいね。


では、さらに不老不死の人間を見てみましょう。

ゲーテ。ヘッセ。芥川龍之介。宮沢賢治。太宰治。泉鏡花。

いわゆる文豪と呼ばれる知識人たちです。

うん。

これならワンチャンありそう。

不老不死は無理でも、

寿命100年ぐらいなら伸ばせそう。

これにしよう。


ということで時雨屋は作家になることにしました。

全ては不老不死になるためです。


まぁ現実は厳しいもので、

現代の世には作家になりたい人たちがたくさんいて、

現在私はその競争からあぶれている状態です。

作家を目指す欲望はいろんな理由があると思います。

名声が欲しい。お金が欲しい。有名になりたい。

自己顕示欲。自分の世界を世界に知らしめたい。

センスの良さをアピールしたい。自慢したい。

お金欲しい。ほめられたい。お金欲しい。

私は全部欲しいです。強欲なので。

だけれども、1つだけ上げるとしたら、私は不老不死になりたい。

不老不死になるためだったら、金も名誉も全部いらない。

最悪、生きてる間は無名で、肉体的に死んだ後に有名になるのでもいい。

でも、生きてる間にある程度有名になっておかないと、不老不死になるのはキッツい。

ということでいろいろ頑張っています。

まぁ50年ぐらい頑張ればワンチャンあるでしょう。


時雨屋です。

私が死んだ後も、あなたの記憶に残りたいです。

それが不老不死の夢です。

それでは応援よろしくお願いします。

まぁ事故って明日即死するかもしれないんだけどね。


それでは。


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