ミニブログ:小説を書こう03
なんかいい感じの小説がかけそうな気がする。
なんかいい感じのアイディアが、いい感じに書けそうなのである。
物語を書くことは、化石を発掘することと似ている。
ちなみにこれはスティーヴンキングの受け売りだ。
その土の中には確かに、いい感じの物語が埋まっているのだ。
歯ブラシや刷毛などを使って、繊細に発掘する必要がある。
が、時にはドリルマシーンを使ってゴリゴリいかないとらちが明かないこともある。
私が物語を作るのではない。
物語はそこにある。
私にできるのは、それをできるだけそのままの状態で取り出すことだ。
が、もちろん、完全にそのままの状態で発掘などできない。
ところどころがかけたり、砕けてしまったりしている。
私は短気だ。
不安でついくだらないギャグを入れてしまったりだとか、
文体が不安で、ついついスプラッタを派手にやったりだとか、
とりあえずヒロインを脱がせたりだとか、化石をそのままにすることはできない。
原色ギトギトの絵の具で塗りたくったり、必要のない3番目の腕を付けてしまうことがある。
それが不必要だと気づいた時には、もう元の化石がどんな形だったのかわからなくなっている。
人の世に出す物語を発掘するというのは、どうしてこんなに難しいのか。
どうして私は文学ができないのか。
私はどうして文学をやらなかったのか。
どうして私は真面目な物語が書けないのか。
私はどうしてきちんと学問をやらなかったのか。
どうして私には美しい話がかけないのか。
私はどうしてくだらない話しかけないのか。
私が使う刷毛は俗にまみれている。
汚い言葉を使い、ネットミームにまみれ、ゲームとB級映画と低俗な言葉でボロボロである。
だが仕方ない、これが私なのだ、私が持っている道具はこれだけなのだ。
ある道具でやってみよう。
ちなみに今回の発掘はたぶんいい感じに行けそうである。
まあ、正直締め切りに間に合うかどうかはわからないのだが。
それではまた明日。