読書、映画や音楽のことなどをゆるく書き留めています。HSP傾向があるので、無理なく投稿…

読書、映画や音楽のことなどをゆるく書き留めています。HSP傾向があるので、無理なく投稿しています。Twitter@NaNiGaShi114

最近の記事

連休ですから

連休ですから 実家にも帰ります。 連休ですから 学生時代の友人とも飲みます。 連休ですから その友人の奥様とも顔を合わせます。 連休ですから 多少お話をがんばります。 連休ですから 電車にはさまざまな方がおられます。 連休ですから 小さなリュックで貴重な座席を埋めてしまいます。 連休ですから 通路に小さなガムを静かに吐き出します。 連休ですから 大勢で大声あげて楽しく食事します。 連休ですから そんな方々の気持ちが なんとなくわかります。 連休ですから 皆遊

    • the 1975「love it if we made it」

      車内の愛 光彩開き 冗談混じりに火種を吐き 微罪が発端の商い 苦しむ弱者を販売 そこにある情報がつなぐ 誤解で凝り固まった世界 感情は捨て去れ 真実とは噂であり 残された我々は劣化をむかえる ほら、現代は間違えたままだ 成せば愛を 成せば愛を 成せば愛を 父よ、毒で冒したまえ 骨の奥まで突き刺さる彼 石片にそれを描こう 砂浜で溺死、あの子 眠れ、リルピープ 詩は街に刻まれる 救済はまだ来ない 現代は間違えたままだ 成せば愛を 成せば愛を 成せば愛を 日々の成果に愛を 未

      • 昨年

        切り替え 2021年は、2020年に発症した適応障害とうつ症状を踏まえ、再度苦しまないためにはどうすればよいかを考え、自分なりの生きていく方向を固めようという課題を持ってはじまった。 とりあえず、自分は普通にしていれば笑われる、バカにされるという考えを持ち、想像上の普通になるための努力を怠ってはいけないという強迫観念のような思いを捨て、自分の感情に素直になること、自分という他者を受け入れること、自分という他者のために生きることを軸にして生きることにした。 ならなきゃいけない

        • あ、全知全能の神ではないので。

          仕事ができるわけではないが、詰められるようなミスが減った。日々の仕事でマイナスがないだけでこんなにも楽な気持ちになれるのかと嬉しい気持ちと空気を掴んだような気持ちが一つ席を空けて横並びに座っている感覚がある。 この前の連休に友人のバンドのミキシングをしたときも似たような感覚があった。やってはいけないことが分かると、自分でも驚くくらいに短時間でミキシングを終えられた。何度か訂正の指示をもらい、ほんの少し手直しをして入稿できた。短時間でよいクオリティのものができ、嬉しい気持ちと

        連休ですから

          すずめ

          最近エッセイをよく読む。 恋愛映画や気分が暗くなるような重たい映画、アクション映画よりも起伏のないドキュメンタリーを観るようになったのも最近のこと。 活躍を一方的に知っている人が考えていることを知りたいという欲求が生まれてきたからだろう。 こんなに笑顔を振りまいていても、やはり悩みはあるんだなとか、今やスタジアムを埋めるアーティストもはじめのライブはこうだったのかと著名人のキャリアの中では日陰にあたる部分的を知ると身近に感じられる。自分と同じようなことで悩んでいたりすると

          すずめ

          詩兼歌詞「畏」

          私は死を恐れ 私は生を畏れ その脆さと尊さに感服する。 ほどほどなジョークも再三スルーする あの頃の自分の器は小皿のよう。 窓の外に降る豪雨はあの山の奥で 地に濾過され清らな水の川となりゆく。 日々の中で密かな傷もまた同じ 己を通して次のステップへの糧にする。 外へ昇る紫煙にも憂う猫が目にする 惑星の輝きは何億光年も先に伸びる。 発明とは破壊や感動の末の街に降りる 人々の思念というひとひらの花びら。

          詩兼歌詞「畏」

          詩 「所為」

          ほらまた俯き 溜め息吐いて 空から降る雪は 派手に開いて 静かに冷やし 緩やかに積もる 暇短し 夕方日没 始まる業務は 夜果てるまで 味わう恐怖 僕は負けるだけ やってられんと 上がってく溜飲 待ってられん 這いつくばって苦痛に 立ち向かい 右手でなぐる 愛は不可思議 常に冷えやすく 得難く そして失いやすい 目を覚ます それ以外楽に なるやり方は ここにはない まずは今、過去を置き去りに 改善と意味を探し歩く 最善の道を渡り歩く

          詩 「所為」

          「威」

          威張り散らしてた怒りん坊。 未来にさして愛や希望は無く、 誰かの理想のつぎはぎを纏い、 彼は逃避行を苦に先の的に 狙いを定めず弓を置いた。 願いを叶えず悔いを残した。 そんな自分にまた怒りを溜める。 こんな自分いらないと匙を投げる。 責めるばかりで己守らない。 エールは無しでともすればお笑い。 終わらない拷問のセルフサービス。 ここは内臓の奥。ヘルプジャービス。 メガネ触れども、現れぬAI。 目覚めるけどもまた荒れる経済。 ビス溜めされ動けない我々。 傷と穢れ

          「威」

          音の距離!スケール!

          前回は鼻歌から曲を作ってみるという内容を書きました。鼻歌でメロディを奏でれば、音楽の三大要素のうちリズムとメロディの大まかな形が生まれるので、あとはハーモニー(伴奏)を残すのみ! ですが、伴奏をつけるには多くの人が難しいと感じているコードというものを学ばないといけません。 ここでコードについて話していくだけではそこらの音楽理論を解説している方々と同じになってしまう……ということで、コードの話をする前に「スケール」の話をしたいと思います! スケールって何?スケールとは音階の

          音の距離!スケール!

          はじめにメロディありき。

          趣味で作曲をしていると、「音楽理論」を避けては通れない。楽器をはじめたばかりの大学生だった自分は図書館やネットの情報をかき集めて音楽理論を少しずつ学んできた。プロのギタリストのYouTubeなどと比べるとふわっとしているけど、なんかはじめてみたいけどな、どうしようかなと悩んでいる初心者向けになら何か書けるかもなと思い、今回からコツコツと記事を書けたらなと思ってます。 音楽は三つの要素でできているここでは「音楽作ってみたいな」くらいに思っている人に向けて書いていくので、ご了承

          はじめにメロディありき。

          妄想に現実が追いつきそうなので吐き出します

          昨年の4月あたりにぼんやりと短編小説または映像を撮れたらなとおもった設定が近未来SFなのですが、うかうかしていたら現実が追いついてしまうのではと思い、ここに大まかに吐き出すことにしました。 ウイルスとVRと管理社会を絡めた作品ですが、細かい部分は詰められていないので、今後の自分へのメモ書きも兼ねて。 とある会社の会議室。 「ウイルスと戦うから負けるんだ、離れて影響のないところで暮らせばいい」とリモートへの飽きを変えるアイデアを出せという上司からの課題に立ち向かっていた佐

          妄想に現実が追いつきそうなので吐き出します

          韻を「回す」という解釈

          私は中学生の頃にヒップホップにハマってからというもの、韻というものに人一倍反応してしまう。 口にしたくなる言葉や自然と韻を踏んでいる文章などを見ると気分が上がる。 近年のバトルブームの影響もあり、ヒップホップは今一時期と比べると盛り上がっており、ラップの要素、韻を意識させられるポップスもわかりやすい形であらわれるようになったと思っている。 もうチェケラッチョと揶揄するものではなくなったヒップホップやラップ。 多様性を増していく楽曲やスポーツ化していくラップバトルの中で

          韻を「回す」という解釈

          ショートショート くまさんの自転車

          くまさんお疲れ様です! 新入社員がさわやかに挨拶をしてくる。若いのに残業か。大変だな。いや、若いから残業してるのか。考えてみると、定時で会社を出るようになったのは、3年前に定年を迎え、社長の希望で嘱託の身になってからだった。 「結構働いたなぁ。あっという間だったなぁ。」 思わず声に出てしまう。こういうコントロールが効かなくなるのが老いた証なのだろう。 タイムカードを通し、職員出口を出た左手に停めてある小さな小さな折りたたみ式自転車。これが私の愛車だ。元々身体が大きい上

          ショートショート くまさんの自転車

          (ショートショート)水曜日が休みなんだ。

          時刻は20:00。俺はいつも通りあの店に向かう。まだ週の半ばも迎えていないからか、人通りは少ない。店に歩みを進めるにつれ、人の姿はおろか、人の声すらも聞こえなくなってくる。この静寂を俺は愛している。今日も至福の時間を過ごせそうだ。 店に入ると、店主がいつものように挨拶をしてくる。今日は常連に加えて、一見の客もいるみたいだ。俺はカウンターの一番奥に座る。ここが特等席なんだ。店主からは「いつもの?」とだけ。俺は微笑みながら頷く。 酒を浴びるように飲む奴もいるが、俺はそんな野暮

          (ショートショート)水曜日が休みなんだ。

          行進する少年

          「左!左!左!そこ!だらだら歩かないよ!」 運動場に担任の声が響く。 運動会の練習は何時間も続き、子どもたちは7回目の開会式をむかえていた。 「全然だめ!もう1回入場するよ!」 子どもたちの元気を吸い取るようにして、担任の熱が入ってゆく。 面倒だ。何でこんなことを。そういう声が周囲から少しずつ浮かび上がってきた。 私もその1人だったが、まじめにやれば終わるという僅かな希望を抱えて、やり直すたびに一生懸命に行進をした。 足並みを揃えるための「左!左!」という声がまた

          行進する少年

          彼は彼に似ていた。

          Facebookから通知が来た。 中学、高校と友人が少ない人間からすると、お世話になることがほとんどないSNS。 自分は、人に誇れるような人生を送っていないので、仮に、世間の感覚に何らかのバグが発生して有名になったとしても、顔と本名を出して堂々と活動できないだろうなと思う。だから顔と本名も出しながら、あのサービスを駆使できる人は尊敬してしまう。 ならば、なぜ登録してるのか?と問われれば、周囲の状況を知るため。 あぁこの人は大学出てから留学していたのか。 あぁあの人らし

          彼は彼に似ていた。