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同人イベントに行こう!〜サークル参加編〜


今回はサークル参加編です。


そもそもサークル参加とは?という話から始めてみようかと思います。

「サークル」は、わかりやすく言えば「お店」。
テーブル席側に居る人(たち)で、頒布物を頒布します。

この時に「販売」ではなく「頒布」の言葉が使われるのは、無料のものを配ることもあるからっていうのと、稼ぐというより広めるファン活動だからっていうことからなんですけれど。

これがけっこうなかなかな"ミソ"でして…。




今はネットで普段の活動を見て、いいなと思った人のサークルに足を運ぶことが主流になってきているので、人気が可視化されやすいファン活動になってしまっているところで、

・当日頒布物が捌けず、自分が不人気だと思い込み落ち込んでしまう。
・周りのサークルは知り合いと交流して1日ずっと楽しそうなのに、自分のところには人が挨拶に来てくれないからとつまらなく感じてしまう(開催地とフォロワーの住む場所は必ずしも一致しないので…)。

といったあたりのところで心が折れてしまいやすい。
 

サークル参加自体は、参加費さえ払えば無配でも参加出来るので正直ハードルは高くも低くも無いんですが…

やっぱり、「誰も来てくれなかったらどうしよう」という不安は誰にでもあると思う。

特に物書きさんのサークル参加がなかなか難しそうで、漫画やグッズに比べて目に留まりにくいので表紙やPOPを目立つように工夫されている様子。

なので、そこの不安を乗り越えて覚悟を決めて、サークル参加するという心意気はどうしても必要ではある。


でも、一つでも手に取ってもらえれば嬉しいし、知ってる人が自分のところに寄ってくれても嬉しいし、知らない人が興味を持ってくれても嬉しいし、同じ作品を好きな人たちが集まってるだけでもう嬉しいし、


結局やっぱりサークル参加も楽しいんですよね。



個人的に過去嬉しかったエピソードもついでにいくつか挙げると、

・他に人気サークルがたくさんある中で開場真っ先に来てくれた。
・作品は知らないけどいいなと思ったから、と手に取ってくれた。
・作品の感想を直接伝えに来てくれた。
・ネットに上げてたものを無配したところ、この作品見たことある!と足を止めてくれた。

…などなど。
ピックアップしてるので本当はもっとたくさんあります。本当に。

例えば「少し見ていいですか?」「どうぞ」「ここのシーンいいですね」みたいなほんのちいさな交流みたいなのも嬉しいし、楽しいなと思う。

ネットで流し見できちゃうようなところを、その場で作者の前で、っていうのが。ね。

なので、仮に一つも捌けなくてただそこに居るだけの時間になってしまったとしても、会場の空気感だとか少しの交流だとか、何かしら得られるものはきっとあるはず。

何より、その日の為に時間の合間を縫って準備して、なんとか当日その場に居ることが出来ている、っていうもうそれだけで本当に感慨深いし、それで充分。

たくさんを頑張って準備しなくても、たった一つを一生懸命自分なりに自分の為に準備出来たらいいんじゃないかなと思う。


もしサークル参加に悩んでいる人が居て、この記事を読んで少しでも参考になれば幸いです。


良い同人ライフを!


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nanica
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