ゴム動力飛行機
子どもの頃、竹ひごを曲げて、バルサ材と組み合わせて、翼に紙を貼って完成させるゴム動力飛行機を何度も作って遊びました。細長い袋に材料が収められていて、買って帰ってそれを組み立てるときのワクワク感がたまりませんでした。
飛行機を飛ばす時には、プロペラを手で逆に回してゴムをねじって動力を蓄えていくのですが、ゴムがねじれてくると次々とゴムに「こぶ」が出来ていくのが楽しかったのを覚えています。
私が子供の頃にはおそらくいろいろな会社がゴム動力飛行機を発売していたと思うのですが、その中の一つにユニオンモデルという会社がありました。
ウィキペディアの「ユニオンモデル」によると、ユニオンモデル株式会社は1950年代に設立されて、2007年まで業務を続けていたそうです。その後、スタジオミドという会社が「ユニオン・モデル」として模型飛行機関連の業務を引き継いだとのことです。
私が最後にゴム動力飛行機を作ったのは2000年代前半。当時赴任していたUAEに日本からもっていって作りました。まだ小さかった娘によく飛ぶ飛行機を見せてやろうと思ったのですが、あまりうまく飛ばず、すぐ墜落してしまったうえに、子供はあまり興味を示してくれなかった苦い思い出があります。
ユニオンモデルとしての最後の頃の飛行機だったのかもしれません。
スタジオミドも45年以上にわたり模型飛行機をはじめとするホビー製品を作り続けているそうです。
子供の頃には小学校の校庭で、ゴム動力飛行機の大会が開かれたこともありました。多くの子供たちが自慢の飛行機を手にして校庭に集まる姿は壮観でした。いまではきっとなかなか見られない光景ですね。
模型飛行機。大人になってもなんだかワクワクします。