
ときどき眼科のお世話になります
ときどき目の調子が悪くなる時があります。
今までで私の目の最大のピンチは、病気ではありませんが、南国で野球の練習中にノックのボールを左目で受けてしまった時です。ハード・コンタクトを入れたまま左目にボールを当ててしまい、一時左目の視界が真っ白でなにも見えなくなりました。
休日でしたがすぐに病院の急患受付に行き、対応してくれた先生が眼科専門医を呼び出してくれてすぐに診察していただきました。目の中で出血していて、おそらくそのせいで視界が遮られ一時的に視力が失われていますが、出血した血はだんだん吸収されるので、数日で見えるようなるでしょうとのことでした。
それ以上の出血を避けるためにしばらく安静が必要とのことで、そのまま5日間ほど入院となりました。
困ったのは野球のユニホームのままだったことと (幸いノック一球目で起こった事故のため、ユニホームはほとんど汚れていませんでしたが) 、野球道具と財布と携帯以外なにも持っていなかったことです。家族はたまたま日本に帰っていたので家にはだれもおらず、すぐに帰るつもりだったので、家の電気も消してきたか定かではありません。
せめて着替えと、洗面用具と、携帯の充電器をとりに行きたいと言ってみましたが許可が下りませんでした。翌日、やっと着替えと洗面用具が病院から支給されて、携帯は看護師さんの充電器を借りて何とかしのぎました。
物心がついて以来、初めての入院がこんなことで起こるとは夢にも思いませんでした。
虹彩による光の量の調整にやや問題が残り、明るい日差しにはやや難儀しますが、幸い、視力はほぼ回復しました。
朝、動きが鈍い時のノックには気を付けなければいけませんね。準備体操が大切だと改めて思いました。
その他にも、たまに目のトラブルに見舞われます。
日本で仕事が忙しかった時に、同僚が私の顔を見て急におびえたように「目が、目が、、赤いっ!」と言うので、鏡を見てみると、白目の部分がべったりと赤く染まっていました。
寝不足の充血かと思ったのですが、とんでもなく真っ赤で焦りました。すぐに眼科医に見てもらうと、先生は驚いた風でもなく、「結膜下出血ですね。特に痛みも異物感も無いと思います。見た目はインパクトがありますが、数日で自然に治るので特に心配いりません。」とのことでした。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したものだそうです。
先生は「トイレで思いっきり力みましたか?」とやさしく微笑んで聞いてきます。
「え?。。ト、トイレで力むとなるんですか?」
「いえ、くしゃみとかでなる人もいますよ^^」
確かにトイレで力んだかもしれませんが、やさしく微笑む先生を前に、まだ若かった私は「はい」とは言えませんでした。。。緊張している私の気を紛らわそうとしてくれたのかもしれませんが、さらっと切り返せない自分はまだまだ修行が足りないなと思ったのでした。。。
この他にもたまに「ものもらい」や「結膜炎」に罹り眼科医のお世話になっています。
社会人になったある日、目の調子が悪くなって眼科に行きました。順番を待っていると、私の前に小学生ぐらいの男の子が診察を受けていて、先生がその子のお母さんに「結膜炎ですね。小学生ぐらいのお子さんがよく汚れた手で目をこすったりして罹るんですよ」と説明されていました。お母さんも子供に「これからは汚い手で目をこすっちゃだめだよ」と注意していました。
そのあとすぐに私の順番が来て、診察した先生が「結膜炎ですね」と私に言いました。薬を待っていた前の子供はそれを聞いて、「あの人も結膜炎だってー」と大きな声でその子のお母さんに報告したのでした。
その時の気まずさと言ったら。。。