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オリンピック選手の涙
2連覇を期待されていた日本人女子柔道選手が2回戦で敗退するところを中継で見ていました。
負けた瞬間の呆然とした顔。そして挨拶をして畳を降りた後大声で泣き崩れる姿を見て、私は彼女が背負ってきた金メダルの重さ、期待の重さにあらためて思いをはせ、言葉が出ませんでした。
誰にとっても特別な舞台はあると思います。勝ったときの喜び、負けた時の悔しさや悲しみ、言葉では言い表せないものがあると思います。
感情を押し殺し、かみしめる人も、感情を抑えきれず爆発させる人も、どちらがあってもいいと思います。それだけの大舞台なのですから。
苦労を理解しあえる同じ舞台に立つ選手たちであれば、あるいは、少しでもその努力に思いをはせることができる観客であれば、この大舞台での感情の揺れを尊重できるのではないかと思いました。
私は、彼女が負けたことは残念でしたが、「よく頑張ったよ」と心の中で一緒に涙していました。