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事態が進行・悪化するととりうる選択肢が減ってくる

いまだに国際社会の中でロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ攻撃など、暴力や報復の連鎖が止まりません。

そんな中、なんとか攻撃をやめさせ、民間人の犠牲を止めようと、平和を愛する国々や人々が声を上げ、国連などを通じてぎりぎりの努力を続けています。

以前にも書きましたが、どんなことでも、状況が進行し悪化してくると、どんどん打つ手が減ってくるものです。平和を希望する国際社会も、平和を愛するロシアやイスラエルの多くの国民も、今となってはとり得るオプションや選択肢が非常に少なくなってきていると感じます。

平和な時期にこそ大切なことは、国境を越えた市民同士の交流や連帯や理解・尊重ではないでしょうか?私の海外赴任の経験でも、世界の多くの人たちは、私たちと同じように家族を愛し、友達を愛し、平和を愛する普通の人たちでした。

もし自国の政府が好戦的だったり、覇権主義的だったり、人権をないがしろにする非民主的な体質をあらわにしてきたら、最悪の事態の前に、国民は自分たちの政府に対して責任をもって、批判し改めさせ、いざとなったら政権も交代させる。それがそれぞれの国民が国際社会の中でコミットすべき、そして世界に示すべき民主国家の国民としてのプライドではないでしょうか?

私たち日本人も、普段から平和を愛する他国の市民のことを想像し、交流し、理解し、尊重しあい、お互いに自分たちの政府を、責任を持ってコントロールしていくことが重要なのだと思います。

国によってはすでに厳しい情勢のところもあると思います。それでも私たちは市民レベルで連帯し、国際社会に訴え、それぞれの国の状況を変えていくしかないのだと思います。

日本にはまだとり得る選択肢が沢山あるはずです。


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