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フランスの市民と日本の市民
22日間の西欧旅行を終えて、もう2週間ほど経ちますが、日本では6歳の修ちゃんが4人の家族の中で殺される事件が、そして、フランスでは6/27に17歳の少年ナエルさんが警察に撃ち殺された事件でフランス国民の抗議行動になっている様子が連日報道されています。
私はこの事件の市民の反応の違いに注目しており、それは旅行に行く前後で全く理解が違っているのでお伝えしたいと思います🙂。
旅行記の中のコラム④で書いたように、フランス人は個人の成熟度が日本人と違っていると思います。フランス人は、個人個人が自分の意見を持っているため、その場の判断を自らできて、他人の困りごとに対しても即対応できる優しさがあるのです。だから、事件に対する反応も早いし、自分事として「警察の対応がオカシイ」と言える。今でもフランス革命の精神が生きづいていると感じました。
一方の日本は、修君の周囲では「助けて!」という声を耳にしながら市民も行政も助けられなかった。これまでの千葉の心愛ちゃんの事件も生かされず。
戦後、日本は国家主義から民主主義に180度変わり、棚ぼた民主主義をいただいてきたけれども、その有難さや使い方も知らずに今も多くの国民が、「他人の顔色」や「後が面倒だから」と自主的な行動が出来ない。
もし、フランスで修くんのような事件が起きたら、フランス人の抗議はどこに行くのでしょう?
暴動は良くないけど、こんな冷たい国民でいいのか?
坂本龍一さんのような抗議行動を市民がしなくていいはずがありません。
フランスと日本の違いの根底には、コミュニケーションの濃さの違いがあると感じて、それはカフェの賑わいの違いでもあります。江戸時代のような井戸端会議の復活は大事で、日本の美徳とされる「他人に迷惑をかけないで生きる」という孤立を助長する考えは止めた方が良いです😀!
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