#016 ヒト班 進捗 ~5/12
こんにちは!
『Tokyo Scope 2023』広報チームです
今回から4回に分けて、
今年の「ニュー・ノーマル」特集を構成する4つのコンテンツ案を紹介します
前回はこちら!
2回目はヒト班です!
企画について
「距離」を軸として、ヒト対ヒトのコミュニケーションを取り巻くニュー・ノーマルに注目して調査・執筆を行います
現代の都市におけるヒトとヒトとのコミュニケーションは、
テクノロジーの発展やパンデミックの影響で変容しつつあります
特に10年前にはありえなかった事象が、
ニュー・ノーマルとして定着している事例はいくつも見られます
例えば、ソーシャルディスタンスやパーソナルスペースの概念、テレワークの普及による私的空間の公的化と接続に伴う距離の短縮、SNS上の独特な距離感(壁の存在)などです
ヒトとヒトが交わる社会空間では「距離」の概念はつきものであり、
これらを「点」と「線」で繋ぎ、地図に落とし込むことで「距離」を浮き彫りにしていくことをねらいとしています
学生・先生方からのフィードバック
これを受けて、学生から
物理的にkmなどで表現できる距離感と、表現が難しいSNS上などの距離感をどのように図式化して地図に重ね合わせるのかが難しいところ
基準となる尺度が異なると、重ね合わせる意味が薄くなるかも距離感の「変化」を追っていくと地図として成り立ちそう
例えば、SNSで知り合った友達と初めて会ったときに、物理的距離は近くなったのに心理的距離は遠くなった、あるいはより近く感じたなどといった
「距離の動き」に自分たちで名前をつけると面白くなりそうだと思いました現実空間とインターネット空間を行き来する人と人とのつながり(スマホの存在によって、一地点にいても色々な場所とつながっている感じ)を線で結んだものを地図にしたら面白そう
などの意見が出ました。
また先生方からは、
距離というキーワードが持っている意味性(=抽象度が高い)
地図という媒体に落とし込むことが最適でない事象がある
(地理的グーグルマップ(物理的距離)⇆マインドマップ(心理的距離))「ソーシャルディスタンス」「Zenly」「ひとり空間」といったニュー・ノーマルのそれぞれにモノサシを当ててインフォグラフィックス化するためには、個々の調査からマインドマップに近い「地図」として表すのもいい
といった意見をいただきました。
今回は、ヒト班の活動報告でした
地図に内容を落とし込む方法の難しさと、距離というテーマをどう捉えるかがこの班の鍵となりそうです!
次週はモノ班の報告です。
更新をお楽しみに!
記・澤井雅治(南後ゼミ8期)/伏田茉莉香(南後ゼミ9期)