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ファイナンシャルプランナー3級合格。その勉強法とは 

みなさんごきげんよう、個人事業主の妻 アトナンド婦人です。

勉強ってきくと、いやだな〜と感じる方もいらっしゃいますよね。
うちの息子も学校からの宿題に対して「めんどくさー!!」
と、雄叫びをあげています。

※雄叫びをあげるイメージ



FP技能検定3級に合格しました!

今年(2024年)7月に、FP技能検定3級を受験し無事合格しました。
勉強日数は合計38日、勉強時間は合計54時間22分でした。

毎日1時間40分程勉強していたのかというと、全くそうではなく、
今年(2024年)の5月から7月にかけて、仕事や家事、育児の合間に勉強していました。

FP技能検定2級にも挑戦するかはまだ考えておらず、勉強中の簿記2級については、私のやる気スイッチが見つかるまでお休み中です💤

FPとは?
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、個人や家族の資産管理、生活設計に関するアドバイスを行う専門家のことです。
ファイナンシャルプランナーは、顧客の目標やライフステージに応じて、幅広い分野の知識を活かし、将来の計画を支援します。

ファイナンシャルプランナーの学習は、ややこしく作られた社会のしくみをひたすら覚える作業ですね。
考えるというより暗記が多い。

  1. 頭に叩き込む

  2. 実践で使う

  3. 自分の脳みそで分かりやすく言葉や図で置き換える

この3つを繰り返し行うなどして頭に叩き込まないと、知識として蓄えられないな〜と痛感。


なぜ挑戦しようと思ったのか

昨年(2023年)、夫の事業内で融資申請をしたのですが、
申請準備として、事業計画を練らないことには始まらないと言われました。
そこで初めてキャッシュフローの作り方を教えてもらったんです。

キャッシュフローとは?
キャッシュフローは、企業や個人の資金の流れを把握するための財務報告書です。収入と支出のキャッシュ(現金)の動きを3つの主要な活動に分けて記録します。
1. 営業活動によるキャッシュフロー
    本業のビジネス活動から得られる現金の流れ。
    売上や仕入れ、給与、経費などが含まれます。
2.投資活動によるキャッシュフロー
    資産購入や売却など、長期的な資産に関連するキャッシュの流れ。
    例えば、設備投資や不動産購入、他社への投資などが該当します。
3.財務活動によるキャッシュフロー
  資金の調達や返済に関する現金の流れ。
  例えば、借入金や株式発行による資金調達、返済、配当金の支払いなど
  が含まれます。

キャッシュフローは、企業がどれだけの現金を生み出しているか、または消費しているかを示し、経営の健全性や資金繰りの状況を把握するのに役立ちます。

とても便利だなーと思い、現在も事業のことを考える際にはキャッシュフローを見直しています。

ファイナンシャルプランナーは、
個人の資金の流れをキャッシュフローに落とし込み、資産管理などのアドバイスを行う専門家です。

事業資金の考え方と個人資金の考え方がどう違うのか、詳しく知りたいと興味が湧いたのが勉強を始めたきっかけです。

FP技能検定3級ならお手軽に取れそうという安易な考えで、今年(2024年)5月から勉強を始めました。


勉強の優先順位

ファイナンシャルプランナーの他にも、
簿記2級と英会話を学習中だった為、
勉強の優先順位を決めました。

1. 簿記2級
2. 英会話
3. FP技能検定3級

このメモ書きを、常に目に入るところへ置いていました。
理由は、悩む時間を省いて時間を有効的に使う為。

忙しくて脳みそメモリーが不足気味の時はもちろん、
頭が働いていない寝起きの自分へなど、
事前にメモを残すのは便利ですよね。


なぜ優先度の低いFP技能検定3級を受けることにしたのか?

勉強の優先順位は、
簿記2級 → 英会話 → FP技能検定3級
の順に決めました。

ではなぜ最優先の簿記2級ではなく、
優先順位の低いFP技能検定3級を受けることにしたのか。

それは、ファイナンシャルプランナー試験をちゃちゃっと終わらせて、
簿記2級に取り組む時間を確保したかった為です。

生活する上で必要な制度で、
自分で調べれば手に取れる情報だけど、
難解ですぐ理解し辛いような決まりごとなどが問題として出題されます。

仕事や家事、育児で慌ただしい中、この情報量を一気にインプットしようとは思わないし不可能に近い。

でも、問題が発生した際に、困ったな……と検索して調べているようなこと。法律や、制度、税金、保険など。

この情報が自分の脳みそにしっかり入っていて、その都度調べなくてよくなるとしたら、めちゃくちゃ時短じゃん!
と実感したのです。

ファイナンシャルプランナーの学習を進めていくうち、生きる知恵の宝庫だな〜と日に日に感動し、おもしろくなってきたのは事実です。


FP技能検定3級試験の内容

FP技能検定3級は、学科試験と実技試験があり、問題数や試験時間も異なります。

また、実技試験は『日本FP協会』と『きんざい』があり、どちらか選択する必要があります。

自分なりに調べてみたところ、会社から『きんざい』で指定された場合を除き、『日本FP協会』でOKという検索結果だったので、私は『日本FP協会』を選択しました。

CBT試験(Computer Based Testing)

CBT方式は、パソコンを使って全国のテストセンターで受験できる方式です。
FP技能検定3級では学科試験と実技試験を一緒に受けることが可能で、試験日を選んで受験できます。
試験結果も比較的早く確認できるのもいいところ。

費用

学科試験: 4,000円(非課税)
実技試験: 4,000円(非課税)

試験日程

CBT方式は随時受験可能で、申し込み後、テストセンターの空きに応じて試験日を選択できます。

勉強で使用した教材やアプリ

教材

  • ほんださん / 東大式FPチャンネル

  • FP3級 合格のトリセツ 過去問厳選模試

  • FP3級ドットコム

アプリ

  • FP3級学科試験対策問題集

  • Studyplus

2024年5月

ほんださん / 東大式FPチャンネル(YouTube)では、テキストに沿った講義を無料で見ることができます。

とりあえず、手に取りやすい動画で講義を見つつノートに覚えるべき箇所を自分なりにまとめます。

だがしかし、すぐ眠気がおそってきます……

その頃は、業務もフルマックス、息子小学校入学、noteで商品販売初体験、など慣れないことに埋め尽くされていたのもあり単純に睡眠不足でした。
今思い返すとですね、そりゃ眠いわ!

なんか範囲広すぎない?と感じながら、爆速講義を全て見る。こんなに覚えることあるんですね。

テキストどうしよっかな?と考えた結果、私は過去問題集のみ購入しました。
テキストを用意しない分、きちんと復習できるようにノートにまとめることを心掛けました。

過去問題集は、FP3級 合格のトリセツ 過去問厳選模試を購入。
スマホやPCがあればどこでも学習可能な電子書籍にしました。

あとは、モチベーションを下げないようにStudyplusというアプリも使い始めました。
毎週目標の勉強時間を設定し、自分がどのくらい勉強に時間を使っているかを可視化し、結果を残します。
すると、心の優しい人が「いいね👍」と言ってくれたりします。
カテゴリーも分けることができるので、今後の目標や振り返りにも使えますよ。

Studyplusを知ったきっかけは、ようしゅうさんのこの記事です↓

5月の学習時間はこんな感じ。

GWから学習開始!
連休おわり。
休日がっつりやる!
5/20〜5/26は記録なし。

2024年6月

爆速講義の該当範囲を見終えたので、学科試験の過去問題集から解いていきます。

一巡目。全然点数が取れません。

間違えた箇所の爆速講義を見直し、ノートにまとめ、復習。
私は、相続や金融商品の分野が苦手です。

反復学習を増やすため、さらにFP3級学科試験対策問題集というアプリを導入。
調べるといろいろおすすめで出てきますが、無課金で使い勝手の良いこちらを利用しました。

反復学習と爆速講義の復習効果もあってか、学科試験の過去問題は二巡目で合格点を取れるようになりました。
実技試験の過去問題集はまだ手をつけていません。

受験日程を決めてしまう

効率のよい学習法を調べていたらこんな方法を見つけました。

  • 学習していない段階で、試験を受ける

  • 点数が取れていない自分の弱みを把握して学習に取り組む

なるほど、自分の欠点を見える化して取り組めば効率がよいということか。

これはよいかもしれない、と思い、実技試験の過去問題集を解いてみます。
私は『日本FP協会』を選択したので、資産設計提案業務の問題です。

結果は、合格点以下。

学科試験の過去問題が解けるようになったら実技試験の過去問題もある程度解けるもんなのかと思っていましたが、どうやら違うみたいです。

私が日々勉強に励んでいる理由は、短期間でできるだけ多く知識をインプットすることが目標。
しっかり準備して臨むよりも、点数取れないかも‼︎という多少の負荷をかけた方が、今の自分にはよいのかもしれない。

そうだ、予定より早めに受験日を予約しよう

CBT方式で、試験会場を選びます。
試験会場によって受験できる時間帯が違ったりするので、事前に最寄りの会場を調べておくことをおすすめします。

受験日は決まった。

当日に向け、やるべきことを明確にして取り組みます。

先ずは実技試験の過去問題対策から。
実技試験は学科試験と異なり、問題のクセが強い。
図表や保障内容を見て答えなさい、という問題なんて、
見た目でうろたえてしまいます。

これはまいった、つまづいてしまう!
こんな時は爆速サブスクにお世話になることにします。

ほんださん / 東大式FPチャンネルにメンバー登録し(課金)、メンバー限定で視聴可能なFP協会実技対策の爆速講義を見まくり、問題を解いてみます。
すると、解ける解ける。

6月の学習時間はこんな感じ。

さぼってる?
反復学習用アプリ追加!
さぼってる?
まあ良し。

2024年7月

7月に入り、受験日まであと2週間。
反復学習用アプリですきま時間に過去問題を解く。
ちょっと面白い、という問題は自分で映像作ってクイズをXに(旧Twitter)投稿してみたりする。

実技試験の過去問題も二巡目で合格点を取れるようになりました。

7月の学習時間はこんな感じ。

やる気!
もっとやる気!
7時間って!


あっという間に受験日がやってきました。

実技試験、学科試験をまとめて1日で終わらせたかったのですが、そうすると長時間家を空けることになります。
家族と都合が合わなかった為、2日間に分けて受験することにしました。

受験1日目:実技試験

焦らないよう余裕を持って家を出たところ、30分以上時間を持て余すことになり、お茶をしつつ復習。苦手なところだけ動画講義でおさらい。

会場へ移動し受付を済ませます。
説明を聞き、自分の席へ。時間になったら開始です。


あれ?








あれれれれ???





知らない問題が多数出題されています。


おかしいな、ばっちり対策したはずなのに……



とりあえず解ける問題から解答欄を埋めていき、
その後で知らない問題に取り組みます。


それらしい答えを選んで、
最後に選択誤りがないか確認します。
うん。合格点以下かも。

終了時間になったので、案内の指示通りパソコン画面の印刷ボタンを押します。

CBT方式では、受験後試験結果がすぐ分かります。
受付で「お疲れ様でしたー」と渡された用紙に、スコアレポートが印字されているのです。

荷物をまとめ、会場を後にします。
帰り道で恐る恐るスコアレポートを見る。
学科試験は、60点満点で合格基準が36点以上。

…… 38点!ギリギリセーフでした!あぶない!

試験問題の情報は一切持ち出せないので、
記憶を辿りつつ知らない問題たちについて検索してみます。

なぜ知らない問題だったのかというと、
私が最新の過去問題に全く取り組んでいなかったことが原因でした。

明日は実技試験。これは対策不足です。
大慌てで効率のよい学習方法はないかと探します。

あった‼︎

過去問道場(実技)に入門します。
一夜漬けとまではいきませんが、7月時点で最新だった2024年1月実技試験問題を2時間ほど解きました。

受験2日目:学科試験

前日同様焦らないよう余裕を持って移動。
お茶をしつつ復習、最新の過去問題もおさらい。

会場へ移動し受付をします。
説明を聞いて、自分の席へ。
時間になったら開始です。

私はもう昨日の私ではなく、知らない問題などありません。
落ちついて、問題を解きます。

FP技能検定では計算機は持ち込み禁止、パソコン画面上に表示される電卓を使います。
ポチポチポチ……

キャッシュフローの穴埋め問題は、支給されたメモ用紙に書き出し答えを求めます。うっかり間違いがないように、慎重に。

余った時間で選択誤りがないか確認します。
終了時間になったので、案内の指示通りパソコン画面の印刷ボタンを押します。

受付で「お疲れ様でしたー」と用紙を渡されます。

実技試験は、100点満点で合格基準が60点以上。
果たして結果は……

……80点!よかった、合格圏内だ!

過去問道場(実技)に入門したおかげで、学科試験よりも点数を取ることができました。

合格した場合は、8月中旬に書類が届くとのこと。

2024年8月

無事、合格証書が届きました!



勉強をどう活かしていく?

今回、FP技能検定3級を受験してみた感想としては、
広く浅くお金の知識を身につけたにすぎないんだな〜、ということです。

キャッシュフローを作成する問題も出題されましたが、これを誰かに提案したり教えるとなると、やはりFP技能検定2級や1級の学習へ進み、
より深く理解することが必要だな〜と感じます。

また、法律や制度は時代と共に変化します。
知識を無駄にしないためにも、
情報の更新を怠らないと取り残されちゃいますよね。

合格したら終わり、ではなく、
学んだことをどう活かすかが重要なので、
自分なりに、情報更新を怠らない努力を続けようと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。
私の実体験があなたの参考になれば幸いです。

ではまた、次のnoteで。



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