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「銀河鉄道の夜」の世界をエスペラント語で表現した釜石線
本日6月12日は、エスペラントの日です。
エスペラントとは、国際共通語として考案された人工言語のことです。
今日はこのエスペラントについてご紹介します。
100年以上前にできた国際共通語
英語など特定の言語に拠らない新しい言語として、1887(明治20)年にユダヤ人眼科医ルドヴィコ・ザメンホフによって考案されました。
この日本支部、日本エスペラント教会が1906(明治36)年の今日設立されたため、本日がエスペラントの日とされています。
このエスペラントは、日本人にはなじみが薄いかもしれませんが、異言語同士の国際補助語としていまも存在しています。
話者は「エスペランティスト」と呼ばれ、世界中に100万人程度いるそうです。
これほどまでに知られているエスペラントですが、私たち日本人からすれば、あまりなじみは無いかもしれません。なかには、知らなかった! という人もいると思います。
しかし、じつはよくよく調べれば日本にも、エスペラントの断片を見ることができるのです。
それはいったいどこにあるのでしょうか。
釜石線の駅名標
それは、岩手県にあるJR釜石線です。
釜石線の24個ある駅には、それぞれ駅名とは別の愛称がつけられています。これが、じつはエスペラントなのです。
たとえば、小山田駅は「Luna Nokto(月夜)」、花巻駅なら「Cielarko(虹)」、新花巻駅は「Stelaro(星座)」などです。
これは、釜石線の前身である岩手軽便鉄道が、童話作家・宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」のモデルになっていたことにちなんでいます。
宮沢賢治が作中でエスペラントを多用していたことから、各駅にエスペラントの愛称が付けられました。
ちなみに釜石線の各駅の駅名標には、エスペラントの愛称にちなんだ絵が描かれています。
この絵は、駅順に横に並べると、連続した一枚の絵になるそうです。
Ⓒオモシロなんでも雑学編集部
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