サグラダ・ファミリアを設計した“神の建築家”ガウディは、無神論者だった!?【6/27は住宅デー】
本日、6月25日は、住宅デーとされています。
スペインの建築家、アントニオ・ガウディの誕生日であることにちなみ、大工や左官屋などの職人をPRするために全国建設労働組合総連合が制定しました。
今日はそのガウディに関する雑学です。
ガウディとは
ガウディは、スペインの近代建築家です。
アール・ヌーヴォー建築の旗頭であり、動植物からヒントを得た曲線主体のデザインや彩陶タイルの装飾などが特徴的な作風で知られています。
バルセロナにあるビセンス邸やグエル邸のほか、カサ・ミラ(上の写真)、そして未完成の教会として有名なサグラダ・ファミリアなどが代表作です。
信仰心のかけらもなかった!
このサグラダ・ファミリアを設計したことから、ガウディは「神の建築家」と呼ばれています。キリスト教において神に祈りを捧げる教会は、“神の家”とも称されます。
それを設計するなど、ガウディ自身もかなり経験なクリスチャンなのかと思うかもしれません。
しかし、じつは若い頃のガウディは神など決して信じない、無神論者だったのです。
小学生時代のガウディは、苦手科目が宗教でした。もうその時点で敬虔なクリスチャンではないですね。
大人になり建築家になったあとも、ガウディに信仰心など芽生えませんでした。
上等な服を着て、毎日のように飲み歩き、とても不摂生な生活を送っていたのです。
そして31歳のとき、サグラダ・ファミリアの主任建築家になりました。が、このときもガウディは「『神の家』である教会の施主は神だ! だが俺は神を信じていない」などとブツブツ言いながら仕事をしていたそうです。
クリスチャンとは、真反対。というか、住宅デーでPRされた、下町の職人さんみたいですね。
Ⓒオモシロなんでも雑学編集部
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