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噴火によっておこる「火山雷」がすごい!【6/26は雷記念日】

本日は雷記念日です。
930(延長8)年の今日、平安京の清涼殿に雷が落ち、大納言の藤原清貫が亡くなりました。この落雷は太宰府に左遷されそこで亡くなった菅原道真の祟りだとみなされました。このことから今日が雷記念日となったのです。

本日は雷についてのすごい景色をご紹介します。

噴煙と落雷

日本は火山大国です。
鹿児島にある桜島などは、しょっちゅう噴火していますね。

この噴火のとき、一瞬ですがこの世のものとは思えない絶景に出遭うことがあります。
それは噴煙やマグマの噴出に合わせて、雷が発生するのです。

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この現象は火山雷といいます。
黒い噴煙をバックに閃光が輝く様は、ファンタジーの魔界のような光景ですが、どんな仕組みでこの現象が起こるのでしょうか。

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火山灰の衝突で電荷が発生する

火山雷は、噴煙のなかに含まれる火山灰や火山礫がこすりあって生じる現象です。
これらが摩擦を起こすと、電荷が生じます。

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この電荷が雷発生のカギです。
電荷の性質上、大きな粒子にはプラスの電荷を帯びやすく、小さな粒子はマイナスの電荷を帯びやすいとされています。そしてプラスの電荷は噴煙の下方へ、マイナスの電荷が噴煙の上方へと移動していき、このプラスマイナスの偏りが極大に達したとき、噴煙内で放電=つまり雷が起きるのです。

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見れば見るほどすごさを感じるこの火山雷という景色。いつかは生で見てみたいものですね。


参考資料:
『火山に強くなる本 見る見るわかる噴火と災害』火山防災用語研究会編、下鶴大輔監修(山と渓谷社)

Ⓒオモシロなんでも雑学編集部

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