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Words(単語記憶)の攻略法

※この記事はメモリーアスリート育成プロジェクト3期生に捧げます。誰でも見られる記事ですが、彼らを意識して書きました。


メモリースポーツ(特にメモリーリーグ)のWordsの攻略法を書いていきます。
前回はCardsでしたね。

覚え方自体はメモアカのYouTube等をご覧ください。
覚え方は知っているが、伸び悩んでいる人向けです。

また、マインド面や場所法のアドバイスとしてはCardsの攻略法と多々被る部分があります。ご了承ください。

僕の現在のWords力です

Wordsはメモリーリーグの中で最もシンプルな種目だと思います。
ただし、簡単という訳ではなく、むしろ多くの選手が難しく感じている種目です。僕もそう思います。
使う記憶術は場所法とストーリー法だけ。誰でもできるし、どの選手も同じ記憶術を使っているが故、ピュアに「場所法力」が試されるソリッドな競技です。
International Namesと並ぶくらい奥が深い種目だと思います。

レベル10に達する難易度は個人差はあれど全種目で最高レベル(他はCardsかInterです)、パーフェクトの達成難易度もInterに次いで2位でしょう。

なぜWordsはこんなにも難しいのか。伸び悩むのか。
一言で言うなら「問題候補が無限な上、答えに選択肢が無いから」です。

Imagesは問題候補は無限(厳密には有限ですがここでは無限と言います)ですが、答えは選択肢から30択で選ぶので弱い記憶でも比較的容易に答えられます。
CardsとNumbersはそもそも出る問題が決まっています。52枚しか出ないし、0-9の10パターンしか出ません。なので対策がしやすいです。回答も選択肢が限られてきます。(Numbersの方が各数字の出現回数がランダムなのでパーフェクトを取るのは若干Cardsより難しいですね)
Namesは回答が記入式なので難しいものの、実は出てくる名前のパターンが比較的少ないので対策がしやすく、慣れれば高得点が出やすい種目です。

Interはまだ開拓があまりされておらず、事前対策もしにくく回答も記入式なので高得点を出すのは至難の業です。これと双璧を成すのがWordsでしょう。
※僕はInterが最も奥が深く、攻略しがいのある種目だと思っているので、向き合えた時に記事を出します。

一般的な成人の語彙数は約3万以上とされています。しかも、元の問題が英語で作られている関係上、日本語でプレイするとどうしても知らない語彙も出てきます。
これらを踏まえると全ての語彙について事前に対策するのはほぼ不可能でしょう。なので、即興でどれだけイメージ化ができるか、場所にきちんと置けるかがポイントになってきます。

場所法は使える前提で、いくつかパターン別やシーンごとに対策や攻略をまとめていきます。約25000字超えのハイカロリー記事です、目次を見て気になるところだけでもどうぞ。



ミスのパターン別対策

●場所からイメージが出てこない

一番多いミスが、回答の時に場所から何もイメージが出てこず、空欄で回答してしまうというミスでしょう。選択肢が無いWordsならではの難所です。
このミスの対策としては、イメージ化と場所の育成の2種類あります。

【イメージ化】
単語を1つ1つ丁寧にイメージ化して、場所に置く。これが基本です。
CardsやNumbersはイメージ化が若干弱くても、何とか答えることができました。スペードのAがスイカだったとして、何となく丸い何かを想像すれば、回答の時に丸いものだからスイカ→スペードのAと答えることができますし、場所から思い出せなくても「スイカってどこにあったかな~、この場所に丸いものがあった気がするからここだな」と回答することができました。

Wordsではこの技は使えません。きちんとイメージに変え、しっかりと場所に大げさに置く必要があります。その点において心がけるポイントは以下です。

・守備範囲を広げるイメージを持つ
単語のイメージ化が難しいのは、出てくる単語の難易度の差が激しいからです。

「ネコ」「りんご」と言った簡単な名詞から、「修辞学の」「デコード」などの難しい副詞や形容詞、外来語まで無作為に出題されます。
ここにレベルの差はなく、レベル1の段階から激ムズ単語が出てくる可能性があります。

このレベル差が対策しづらさの根源だと思います。まず何からやっていけば成長するのかが初心者には分からない。
そこで、一気に対策しようとするのではなくて、「すぐにイメージに変換できる単語(=守備範囲の単語)」を少しずつ増やす意識を持つと良いと思います。

ある程度場所法やImagesなどを実践した人なら、「ネコ」や「りんご」はすぐにイメージ化できると思います。
もしこの易しさの単語だけが出題されたら、Wordsも簡単ですよね。それでも無理だという人は明らかに場所法の使い方に問題があるので、Imagesや後述する場所の育成などをして練習してください。

「ネコ」レベルがすぐにイメージ化できるようになったら、これとほぼ同じスピードでイメージに変換できる単語を増やしていくと良いのです。
少し上のレベルで言うと「走る」「歌う」と言った簡単な動詞や、「伝統」「平和」などの抽象的な名詞があたると思います。

今の自分は「ネコ」なら一瞬でイメージ化できるけど、「走る」だとちょっとまごついて時間消費しちゃうなぁという人は、守備範囲が「ネコ」です。この守備範囲を練習によって広げて、「走る」まで持って行き、同じスピードで「ネコ」も「走る」もイメージ化できたら、Wordsレベルが上がっている証拠です。

こうやって少しずつ、少しずつで良いので守備範囲を広げていく意識を持ちましょう。

「走る」レベルの次は「急いで」「確かに」「リマインド」くらいですかね。その上の最高レベルが「典型的な」「修辞学の」「デコード」などです。

「ネコ」と「修辞学の」を同じくらいの速度でイメージ化でき、同じくらいの強度で場所に置ければ相当強いです。守備範囲がものすごく広いので、どんな単語が来ても安定して良いスコアが出ます。おそらく45以上は狙えると思います。
また、難しい単語が来たときは、イメージ化は一瞬だけど「この部分は間違えそうだからあえて強いイメージとストーリーにして記憶に残しておこう」という調整ができるようになります。そうなればパーフェクトも狙えるでしょう。

Wordsをレベルアップさせるというのは、場所法の力を鍛えると同時に、この守備範囲を広げていくということだと思います。

体感ではImagesで40秒でパーフェクトを取れるようになったら、Wordsでレベル10に行ける場所法スキルはあると思いますよ。

ではどうやってこの守備範囲を広めるのかということをもう少し深掘りしてみましょう。

・捨て単語を絶対に作らない
絶対に捨て問を作ってはいけません。どんな単語が来ても、飛ばしちゃダメなんです。飛ばした瞬間に守備範囲が広まるチャンスを捨てたことになります。
これはレベル1の人であっても、レベル10の人であっても同じ心構えです。

難しくて、なかなかイメージにできない単語が出てくるときはあります。でも、これは実は最大のチャンスなんですね。
今の実力ですぐに変換できない単語というのは、自分の守備範囲を超えた単語です。それを60秒の中の限られた時間で無理やりイメージ化することこそが、守備範囲を広げる練習です。

「自己ベストを出したいから今回は難しい単語は飛ばして安全に行こう」という甘えがレベル上げの阻害になります。
火事場の馬鹿力ではないですが、人間は窮地に立った時にこそ最大出力が出せるものです。自己ベストを狙う中でも難しい単語に挑戦し、そこで無理やりイメージ化をする癖を付けましょう。
飛べるハードルだけを飛んでいても、高いハードルは飛べるようになりません。常にストレッチな目標に挑み続けてください。大丈夫です、マインドスポーツなので失敗しても怪我しません。誰にも笑われません。

「どんな単語が来ても、必ずイメージに変えて場所に置く」のが鉄則です。
「この単語くらい何となく音の響きだけで覚えてもきっと覚えていられるでしょ」と適当に覚えても、回答の時に出てこないですし、まぐれで思い出せても守備範囲は広がりません。

捨て単語、作らない、絶対。

・連想ゲームで何か1つ明確なイメージを出す
捨て単語を作らないって言ってもどうやってイメージ化すれば良いんだよ、と思うかもしれませんね。
残念ながらこれには唯一解は無く、あなたが覚えられればそれが正解です。どんなイメージなら脳内で鮮明に描けるかというのは、人によって様々です。人生経験、好み、性格によって大きく変わるので、「この単語はこのイメージで覚えましょう!」と言えないのが事実です。(これがメモリースポーツの醍醐味だと思いますが)

でも、コツはあります。それは、難しい単語は連想ゲームの要領で知っている単語に変えていくということです。

先ほどの最高レベル単語の「典型的な」を例にしましょう。
「典型的な」と聞いてみんなが1つのイメージを想像するということは無いでしょう。一発で何か特定のイメージに変換できたら既に守備範囲内ですね。

すぐにイメージに変えられない時は、「典型的な、と聞いて何を連想するか?」を考えてください。文字の意味から考えてもいいし、音の響きでダジャレにしてもいいし、例文やその単語が使われるシチュエーションを考えてもいいし、それでも難しければ単語だけ分解して全く別のイメージにしても良いです。
例えば、「典型的な大人」を想像して、ビジネスパーソンだから「スーツを着た人」を想像するのも良いですね。
もしくは、「典型的な服」で無地のTシャツを思い浮かべるのも覚えやすそうです。
全く別のアプローチで、「辞典の典」という漢字だから「国語辞典」をイメージするという手もあります。

これでイメージできたものを場所に置けば完成です。柔軟に、かつ第一印象で自由に連想してください。変にこねくり回したり、理論で考えるよりも、第一印象でパッと連想したものは、回答の時もパッと思い出せます。(これは実はNames系でも大事になる考え方です)

この時の注意として、発想の飛躍や連想は1回だけにしましょう。
Aという単語が出てきて、Aと言えばB, Bと言えばCといってCのイメージを置いてしまうと、回答時にAまで戻すのが大変です。
Aと言えばB、でBまでに留めましょう。

リコールで間違えてBを書いてしまったり、Aまで戻せずに似た単語を書いてしまったりというミスが起きるかもしれませんが、それは良いミスです。それはそれとして別で対策をするとして、今はあまり気にしなくて良いです。

出てきた単語がイメージ化できなければ、無理やり連想して別のイメージを置き、捨て単語にしないようにしましょう。この繰り返しで強くなります。

・終わった後の復習を丁寧に行う
他の種目もそうですが、Wordsは特に回答が終わった後の復習、反省、分析が大事です。ここに時間をかけることで、守備範囲がぐんと広がります。

リコールが終わった後は成長の大きな機会です。
本気で挑んだテストで間違えた問題って、後で復習したら悔しくてずっと覚えてますよね。それと同じで、本気で覚えた単語が間違えていたら、復習によって次はクリアできる単語にできるのです。
そのためには毎回本気でイメージ化するというのが前提になりますよ。

もし間違えた単語があったら、何を間違えたのか分析します。
回答欄を間違えたのか、タイピングミスなのか、場所から出なかったのか、イメージ化が甘かったのか、品詞のミスだったのか。
ミス別で対策をまとめているので、ここでは「イメージ化のミス」について対策を書きますが、イメージ化が甘かったのであれば本当はどうイメージすれば良かったのか、どうしたら同じミスをしないですむのかを考えます。

理想は「全く同じ単語が次回以降に出てきた時、一瞬でその単語はイメージ化できること」です。理論上これを3万回繰り返せば守備範囲は全単語になります。ただし、この対策をすれば全く同じ単語ではなくても似た単語はすぐにイメージ化できるようになるので、実際にはもっと大きな効果があります。
「典型的な」ができる人は「一般的な」もできるし、そのレベルがある人は気づけば「まともな」も「修辞学の」もできていきます。

練習よりもこの反省に時間をかけても良いくらいだと思います。
Wordsは次に同じ単語が来た時に、きちんと最適なイメージ化ができることが大事です。30回適当にTrainをする人と、15回本気でTrainをして、毎回同じ時間をかけて復習をきちんとする人であれば、投下した時間は同じでも後者の方が圧倒的に伸びます。

間違えた単語はスプレッドシートなどにストックしておくのも良いですね。僕は初心者の頃ずっとストックしていました。
本気で伸ばしたい人は、その間違えた単語リストを隙間時間に見て、すぐにイメージ化できるかどうかを練習するのも良いと思います。

・知らない単語は語呂合わせでイメージ化
連想ゲームに近いですが、知らない単語(特に外来語)が出てきたときは、これも捨てるのではなく語呂合わせでイメージ化しましょう。
知らないのは仕方が無いです。もしあなたが学生であれば、人生が進むにつれてWordsは簡単になっていきます。小学生でパーフェクトを出すのはめちゃくちゃ難しい種目だと思います。

そして、大人でも数回に1回は知らない外来語が出てくると思います。こうなったら語彙力を付けるのは遠回りなので、毎回即興でイメージ化しましょう。語呂合わせやダジャレで何かしらのイメージにすると良いです。
1つのイメージでは語呂合わせしきれない場合、2つのイメージに分解しても良いです。3つ以上は厳しいと思います。

例えば「デコード」が分からない場合、「おでこ」と「コード」に分解して「おでこにコードがぶっ刺さっているイメージ」で覚えるなどです。
「ヒープ」なら「火のハープ」や「伸びているヒップ」などが印象的で良いかもしれませんね。
これも自由な発想で、最初に思いついた単語で語呂合わせをしてイメージ化しましょう。変に「これは覚えにくいからやっぱこっちのイメージで」と考えてしまうと、時間が浪費される上、実は覚えられないということが多々あります。

Cardsの攻略法でも書きましたが、泥臭いイメージで良いのです。描いたイメージの綺麗さや、ストーリーの面白さを競っているのではなく、覚えた個数で競っているのです。自分だけが分かれば大丈夫なのです。
連想ゲームや語呂合わせも、気楽にやりましょう。こだわりすぎると沼にはまります。

・苦手属性のグループ化
ちょっとレベルの高い話をします。

練習をしていき、守備範囲を広げていく中で、どうしてもイメージしづらい単語群に出会うことがあるかもしれません。その時は、その群や属性に予め共通のイメージを付与しておくという戦略があります。
別軸のテクニック感があるので、先ほどまでの対策を全て行った上で高いレベルになったら実施するのをオススメします。

例えば、僕は「公理」や「定理」、「公式」、「多項式」、「半径」などの単語が来たら、全て必ず共通の1つのイメージに変えています。数学が得意だった高校の友達です。
これらの単語は僕の中で「数学系」という群にグルーピングされています。明確に「この単語が含まれている!」というリストがあるわけではなく、覚えている最中に数学っぽい単語が来たら毎回同一イメージを召喚しているということです。

これをやると、一瞬でイメージ化できます。毎回同じ友達がリコールの時は思い出してしまうのですが、きちんと単語を見てはいるので、高い確率で正解の単語を復元することができています。これは意外かもしれませんが、なぜかできるのです。

この数学系以外にどのような群があるかと言うと、ざっと思いつく限りでもこのくらいあります。
・文学系:「修辞学の」や「文法上の」など
・お金系:「支払う」や「コスト」など
・ビジネス系:「株式会社」など
・政治系:「選挙」や「演説」など
・思想系:「民主主義」など
・研究系:「明確にする」や「顕微鏡」など
・否定系:「否定する」や「否認する」など
・IT系:「キーボード」や「プログラム」など

これらは事前に全て決めてあるわけではなく、何度もWordsに挑戦し、復習する中で見出したいわば「僕の最適解」です。あなたに当てはまるわけではないので、これらをリスト化して事前に決めておくことは有効とは限りません。
また、トップ選手の中でもあまりやっている人はいないと思うので、真似すれば良いというわけではないのでご注意ください。


……なんとここまでが「イメージ化ミス」の対策です。長いですね。でもこれがメインでした。あなたが初心者であればここまでの対策でまずは十分です。レベルが上がってきたり、他のミスが増えてきたりしたら、次以降に進んでもらえればと思います。

【場所の育成】
場所からイメージがでてこないというミスに対して、これまでずっと「単語のイメージ化をしっかりやろうね」ということを書いてきました。
もう一つの対策が「場所にしっかり置く」ということです。

この場所に置くというのは場所法を使う種目全てに共通している考え方です。
ただし、他の種目よりもしっかり場所と絡めないと、回答が記入式のため思い出せないことになってしまいます。

・プレイスに予めストーリーを作っても良い
Cards攻略法で書いた「場所の型化」ですね。これはWordsでも有効です。
プレイスに予めストーリーなどの型を用意しておき、覚えたい単語を自動的にその型にはめることで場所と絡ませて覚えるというテクニックです。

例えば「横断歩道」というプレイスがあったとしたら、「1つ目の単語が横断歩道に空いた穴から落ちていき、そのすぐ下に置いてあった2つ目の単語にぶつかって壊れる」というストーリーを付与しておくことができます。
こうすればどんな単語が来たとしてもすぐに場所に置くことができます。
「ネコ」と「典型的な」であれば、「ネコが横断歩道の穴から落ちて、下にいたスーツを来たおじさんにぶつかって爆散した」などですね。

全てのプレイスにこのようなストーリーを作っておく必要はありませんが、苦手なプレイスにはこの工夫を施してあげると一気に得意なプレイスになると思います。

ここからかなり高度な話をします。初心者は却って混乱すると思うので読み飛ばしてください。
これ、やりすぎるとペグ法に近づきすぎるリスクもあるなと思います。
本来、場所法の効果を最大限に発揮するとしたら、プレイスの情報は「背景」として存在し、覚えたいもの①と覚えたいもの②の2つの繋がりだけを意識するのが最速だと思います。

イメージで言うと、場所情報は0番目で、1と2の2つがストーリーで繋がっている状態です。0, 1-2です。

これに対して、ペグ法はペグとなるキーワードを1として、覚えたいもの①と覚えたいもの②の計3つを使ったストーリーを作ることになります。
1-2-3の繋がりですね。これはストーリーを作る量が先ほどより1手間多いです。ペグ法が場所法よりも劣っているポイントの1つだと思います。

さて、先ほどの「予め場所にストーリーを付与する」というやり方は、ストーリーは自動化されているものの、プレイスと単語をストーリーで密に連携させているため、強制的に1-2-3の繋がりを作ることになります。
ペグ法は事前にこのストーリー付与すらできないので、それよりは速いですが、本来の場所法の効力である0, 1-2ができないことになります。
よって、多用すると最大スピードからは落ちてしまうリスクがあるかもしれません。

しかし、単語は特にこの微量な速度の差よりも、精度が重要な種目だと思います。ストーリーで繋がっている方が、背景情報よりも記憶には残るため、一定量活用するのは良いでしょう。
Imagesはこの速度の差がかなり重要になるかつイメージの鮮明度が低くても良いので、顕著に場所法の方がペグ法より速くなるかと思います。

難しい話終わり。正しさも保証されていないし、理解できなくて大丈夫です。

・場所を辿るスピード、鮮明度を上げる
これも全種目で言える対策です。Wordsは場所法力をピュアに競っている分、使う場所の練度がより重要になります。
作りたての場所でWordsパーフェクトを出すことは、トップ選手でもほぼ不可能だと思います。育てに育てた得意な場所でないと、高得点を出すのは難しいはずです。

場所の練度は、先ほどの事前ストーリー付与もそうですが、脳内でその場所を最初から最後まで辿った回数が物を言う世界です。
少しでも時間があれば場所を辿るようにしましょう。その際、プレイス間の移動は瞬間移動で済むようにしてくださいね。また、俯瞰ではなく没入視点で辿ることも忘れずに。

そして、目を開けた状態でも場所を鮮明に辿れるようにしてください。Wordsの本番では目を開けて見えた単語を脳内の場所に置くことになります。その際毎回目を閉じて考えているようでは、大幅なタイムロスになります。目を開けて単語を認識し、同時に脳内の場所に置けるようにすることが重要です。そのためには、目を開けた状態でも高速かつ鮮明に場所を辿れる必要があります。

単語を強くイメージして場所に置けるようになればなるほど、同じ場所を連続して使うのが厳しくなると思います。これはかなり個人差がありますが、少しでも厳しいな、気になるなと思ったら、1日に同じ場所を使うのは1回までにしましょう。
ということは、たくさん練習するためには強い場所がたくさん必要ですね。場所を作って、育ててください。

とは言え、大量にWords用のルートを作る必要も無いです。全てのルートの練度を上げるには時間がかなり必要ですし、その練度を維持するには必要な練習量も多いです。
(細かいことを言うと、十種競技も踏まえて考えるなら、Wordsで必要な場所の量よりも数字やカードで必要な場所の量の方が多いので、Words用の場所は少なくて良いのです)

僕はメモリーリーグに使える場所が全部で25ルートくらいありますが、Wordsで自己ベストを狙える場所は2ルートしかありません。この2ルートの練度が異様に高い状態になっています。これで良いと思います。

でも早くレベルアップしたいから、たくさんルートを作るか同じルートを使い回してたくさんTrainしたいですよね。
心構えはばっちりです。でもそれは我慢してください。
先ほど言ったように、大量のルートを同じ練度で維持してWordsに使うのはかなりハードです。もっと効率の良い方法があります。

自信のあるルートを2つ用意してください。これを徹底的に仕上げます。
何度もプレイスを辿る練習をして、苦手なプレイスは事前ストーリー付与などで磨きます。場所の育成です。
あなたが1日で自己ベストを出せるチャンスは2回です。これらのルートを使ったその日初回のチャレンジということです。それ以外で出すことはほぼ不可能だと思ってください。

この2回のチャンスに全力を注ぎましょう。全神経を集中させ、事前に何度も場所を辿って、スタートボタンを押す。20秒間完全に集中しながら、目のピントを画面の中央に合わせておく。スタートと同時にどんな単語も連想ゲームでイメージ化し、面白いストーリーを作って場所に置く。
リコールの4分間も1秒も無駄にせず、全力で回答する。一瞬で思い出せないとしても、あらゆる方法を使って粘る。4分間の間に絶対にフィニッシュは押さない。
はい、お疲れ様でした。これでたったの5分×2回です。

残りの時間は反省と復習に使いましょう。今回のトライアルでなぜ自己ベストが出なかったのか、もしくはなぜ出せたのか。間違えた単語をもう二度と間違えないようにするにはどうすれば良いのか。次はどうイメージ化するのか。ここに時間を使ってください。

毎日これを繰り返せば伸びます。

1日10回同じ場所を使ってWordsのTrainをやるくらいなら、1日2回得意な場所を使ってTrainをし、残りの時間を反省、復習、場所の育成に当ててください。

逆に1日1回も練習をしない人。それでも良いですが、もしあなたが本気で早く伸ばしたいと思っているのであれば、やった方が良いとアドバイスをします。
あなたが持っている2つの場所は、「今日あなたが自己ベストを出せる可能性がある2枚のチケット」です。このチケットは毎日リセットされます。
可能性を最大化したいのであれば、チケットを使わずに寝るのはもったいないと思いませんか?
僕は初心者の頃(今でも結構そうですが)、この考え方でやっていました。得意な場所を使って練習をしないで1日を終えてしまうともったいなくてどこか気持ち悪かったです。夜に予定があることが分かっているなら、朝のうちにこのチケットを使っていました。
メモリーリーグをやらずに寝るのは、ログインボーナスを取らずに1日過ごしてしまったという感覚ですね。

まぁここまでストイックにやるかどうかはさておき、やりすぎもやらなさすぎも良くないということです。
強い場所を絞って、育成しましょう。育ち切った場所にイメージ化の能力が加われば高得点が出ます。やり続ければ必ず出ます。

●イメージは合っているのに正解の単語を出せない

何の話をしていたか思い出せますか?ミスのパターン別に対策を書いていたのでした。
まず直すべきが「場所からイメージが出てこない」というミス。そしてそのミスは「どんな単語でもイメージ化をする」ということで守備範囲を広げつつ、場所を鍛えれば少しずつ改善されていきます。

これらを鍛えた上で、別のミスが生じてきます。
その一つが「イメージは思い出せるのに、正しい単語を回答できない」というものです。品詞ミスなどの表記揺れもこのミスに入ります。

これは、良いミスです。イメージが出せることを誇ってください。
イメージさえ思い出せてしまえば、どれだけ他に候補があろうと、正しい答えになる確率は60%はあると思います。
極論、全ての単語がそれだとしても、50個全て時間内にイメージ化して場所に置く能力があれば、期待値で30個の単語は正答することになります。これはレベル10に達する能力があるということです。

つまり、まず優先すべきは場所から全てイメージを出せる状態にすること。そして、そのミスが無くなってきたら「正しい答え」を出せるような工夫をすることです。
完全にこの順序通りに成長する必要は無いですし、同時並行で対策をすれば良いのですが、認識として「場所から何も出ないミス」より「イメージは合っていたが表記揺れで間違えたミス」の方が遥かに良いミスだという価値観は持っていてください。

このミスの対策は主に2つです。

・細かい表記まで覚え分ける
当然のようですが、これです。特に間違えそうだなと思う単語は、覚える時点で予め細かく覚えておくのが有効です。

例えば「孤立した」という単語があったとします。イメージは「ぽつんと一人で立っている人」にしましょうか。このイメージだけを覚えた場合、答えの可能性として「孤立」「孤立した」「孤立する」「一人の」「一人で」などの選択肢が生じてしまいます。
でも、より「立っている」状態に注目して、意識的に立っている一人の人を想像した場合、リコールの際に「立っていることに注目したから漢字の立が入っていたんだった」ということに気付けます。
これによって「一人の」や「一人で」と言った単語は選択肢から排除することができました。

それでもまだ複数の選択肢が残っています。
覚えている最中にこのような選択肢がありそうだなぁということが分かっていないとなかなか対策できない難しさはありますが、これは慣れていきます。「孤立した」と「孤立する」で迷いそうだなぁという感覚が身に着いてきます。
この感覚が身に着いた上で、どのように区別するかですが、例えば「孤立した」を覚えたいので「した」に注目して一人で立っている人が「下」を向いている映像にしましょう。
これによって、「孤立する」ではなく「孤立した」と覚えることができます。

もし仮に「孤立する」という単語を覚える場合は、「する」に注目したいので、「スルー」と連想ゲームして、「ぽつんと立っている人を通りすがりの人がスルーした様子」をイメージします。

このように、似た単語を排除するために、より品詞や熟語を細かくイメージ化することによって覚え分けることができます。

この戦略は覚え分けに有効ですが、イメージ作りに時間がかかってしまうので注意が必要です。
50単語見たとしても、全ての単語ではなく10個以下に留めておくのが良さそうです。もちろん一つの単語のイメージ化が早いのであれば、その分丁寧に覚え分けることができます。

また、特に間違いやすい品詞があるので、それを予めルール決めしておくのも良い戦略です。
「~な」と「~に」と「~の」はよく間違えやすいです。
前につく言葉でイメージ化しただけでは、どれを答えて良いか迷います。

そこで、「な」は菜の花、「に」は2で複数個、「の」は野原のイメージなどを決めておいて、その言葉のストーリーに付け足すようにします。
事前にルールを決めているので、60秒の中で思考する手間はかかりません。機械的にイメージ化することができ、品詞を覚え分けできます。

これはあくまでも一例なので、復習の中で自分の間違えやすい品詞や表記を見つけ、対策を考えていきましょう。

大切なことは、「60秒の記憶時間の中ではなるべく思考に時間を使わない」ということです。なるべく機械的に、システマティックにイメージ化をすることで、時間を節約したいのです。
であれば、60秒以外の事前準備でできることは対策しておきましょう。場所のストーリー付与もそうですし、品詞の事前イメージ作りもそうです。
ただし、やりすぎて事前対策が膨大になりすぎて、肝心の練習時間が取れないのは本末転倒なのでほどほどに。

・文字数やビジュアルを意識する
かなり有効なテクニックです。特に日本人トップ選手はよく使っている技です。

僕は「孤立」と「孤立した」を間違えることはあまりありません。「孤立した」と「孤立する」は結構間違えます。
なぜかというと、文字数が違うからです。

回答の時に、迷ったら文字数を意識します。これは長かったな、短かったはずだというビジュアルの感覚が残っており、たいていはそれで解決します。
ビジュアルの感覚を残すために、2in1の人は必ず2枚表記で覚えるようにしましょう。
覚えている時に「二字熟語が連続していたな」や「4文字ずつだったな」「上が長くて下が短かったな」というのは何となく覚えていますし、間違えやすそうな単語だなと思ったらあえて意識するようにしています。

特にプラスでストーリーを作るわけではありません。「意識するだけ」です。ちょっと不思議な感覚ですが、それだけで正答率はぐっと上がります。

いくつか例を挙げます。

上が長い、下が短いパターン

これを見た記憶があるので、回答の時に「上が長くて下が短かったな」という印象で覚え分けできます。イメージは出ている前提で、「推定・崩壊」や「推定する・崩壊する」というのは候補として外せます。これらは文字数が一緒で「一緒だったな」という印象が残っているはずだからです。
なので、イメージがでれば「推定する・崩壊」と答えることができます。

熟語続きパターン

これも結構ありますね。熟語が続いていたなという印象があるので、「継承する・床屋」や「継承・美容室」は違うなと特定することができます。

これは日本語の方が英語よりやりやすいテクニックかもしれません。日本語のWordsは最長でも5文字までしか出ません。
5文字までしか出ないとなると、1文字の差が結構大きな角度差になるので、「上が長い、下が短い」など一瞬で判断できるんですね。英語だともっと文字数が長いので、その印象は付けづらいかと思います。

このテクニックは視覚面での記憶に頼る部分があるので、個人差が大きいのと、トレーニングでどうこうできる問題でもない気がするので、苦手な人は苦手だと思います。無理にやるものではないので、できる人は意識してみてください。

●前後を入れ替えてしまう

これも良いミスに入ります。
この対策はImagesやCardsと基本は同じです。ストーリーを作って、その時系列の差によって覚え分ける、もしくは、自分なりのルールを作って覚え分ける必要があります。主語と述語、主体と受け手のようにするパターンも多いですね。

1つ目の単語と2つ目の単語をセットで1イメージにしてしまうとよくこのミスが起きてしまうので、対策としては「必ずそれぞれイメージ化する」ということが必要です。

例えば、「悲しい」「音楽」という2単語を覚えるとします。
初心者がやってしまいがちなのが、「悲しい音楽が流れている」と1つのイメージで覚えてしまうことです。
こうするとリコールも手がかりが少ない上、「悲しい」「音楽」なのか、「音楽」「悲しい」なのかも分かりづらいです。
「悲しい」をイメージ化、「音楽」をイメージ化してストーリーを作るようにしましょう。「涙が流れた先に楽譜が置いてあった」などですね。

また、場所を育成する部分でも説明したように、予め場所側にストーリーを作っておけば前後ミスを防げます。

Wordsで前後ミスが多発する人はそもそも前後ミスを無くすためのルール作りができていないので、決めるように心がけましょう。そのルールを決めてしまえば、ImagesでもCardsでも前後ミスが減っていくと思います。

Wordsならではの前後ミスの防ぎ方として、「文字数・ビジュアルを意識する」もあります。先ほど説明したのと同じですね。上がカタカナだったなぁとか、上が短くて下が長かったなぁなどの印象で防ぐことも可能です。

上達するにつれ、前後ミスは減っていきます。23プレイス中2プレイス以下くらいに抑えられているのであれば、まずは気にしなくて良いレベルかなと思います。

また、最初のうちは全速力で進めているので、慌ててしまって前後の区別を付けられていないというのもあります。イメージ化や品詞分けなど他の能力が高まってくると、次第にゆとりが生まれて前後の区別も意識できるようになると思います。


覚えている時の意識

ミスのパターン別の対策は網羅しました。次は覚えている最中の意識として大切なことをまとめてみます。先ほどまでの話と若干被る部分がありますが悪しからず。

●基本的に復習はしない

60秒の中で復習をするタイプとしないタイプがあります。
Images, Cards, Numbersは絶対にしない方が良いですが、Wordsはどちらもメリット・デメリットがあります。
が、上級者になるまでは復習をしない方が良いと思います。

この上級者というのは「45点以上を取れるレベル」です。
復習をしてしまうと、「2回見れるんだから1回目は適当でいいだろう」と思ってしまいがちで、きちんとイメージ化ができずに進んでいく場合があります。そうすると結局2回目にイメージ化することになるので、二度手間でスコアが伸びません。薄く覚えてしまうという悪い癖も付きます。

復習をしていいのは、半分の時間でイメージ化ができる人です。すなわち、(詰め込みを除いた)46単語を30秒で全てイメージ化して、ストーリーを作って、場所に置ける人、です。上級者じゃないと厳しいと思うので、推奨しません。

なので、復習に頼ってしまっていた人は、1回で覚えきる意識を持って臨みましょう。

逆に上級者になってきた人で伸び悩む人は、復習するパターンを試してみても良いですね。その際は、1回目にイメージ化を終え、2回目は品詞の表記ミスを無くすという意識で覚えると良いです。

1周目で45点はとれるけど、2周目で50点に仕上げていく、というイメージです。
復習をする際は、残り時間を見て復習のタイミングを決めるのではなく、必ず何プレイス目で復習をするというタイミングを決めておきましょう。基本は詰め込みの直前の23プレイス目で復習することが多いと思います。

ちなみに僕はどちらの時期もありましたが、今は復習するタイプです。20プレイス目で復習すると決めています。

●タイマーは見ない

タイマーは見ないでください。気になるのは分かりますが、「場所の世界」から「現実の世界」に引き戻されるので大幅のタイムロスになります。

これは強い心を持って自制するしかないです。
隠す機能を使っても良いのですが、それは後述の理由から推奨しません。強い気持ちで見ない、これだけです。

全種目共通の心構えです。

●詰め込みは絶対やろう

音記憶だけで覚える「詰め込み」は絶対にやりましょう。
基本的にワーキングメモリを考えて4つが推奨です。人によって差はあるものの、よっぽど悪い引きではない限り、4単語は一瞬見て読んだだけで脳内に保持することができると思います。
2つは少ないなと思うし、6つはやりすぎかなと思います。99%成功する自信があるなら6つでも良いです。奇数は表示枚数上あまり良くないのでできれば4つが良いですね。

さて、ここで問題が生じます。50個全部見れるレベルではない場合、残り時間が分からないと詰め込みができませんね。
場所に置いている最中に気付けばタイムアップになってしまいます。

なので、タイマーを見る必要があります。困りました。見るなと言われたのに見ないといけないんです。これがWordsにおける詰め込みの難しいところです。全部の種目そうなんですが、特にパーフェクトを取りづらい種目は難しいです。

やり方はいくつかあります。

・残り時間を見るタイミングをプレイス数で決めておく
自分のだいたいの見られる個数は分かってきているはずです。残り5秒になる平均的な個数を数え、そのタイミングで必ずタイマーを見るようにしましょう。このタイミングは自分の能力が上がるにつれ、変わっていきます。

例えば24個見たらだいたい残り5秒だという人は、12プレイス目に到達して置き終わった瞬間にタイマーを見て下さい。その時点で残り2秒未満なら次の4単語は詰め込みで覚えます。2秒以上なら次の13プレイス目は場所に急いで置いて覚えて、その次の4単語を詰め込みで覚えます。
6秒以上残っていたら、13, 14プレイス目は場所に置いてその次の4単語を詰め込み、などと調整しましょう。

よくあるミスは、残り15秒くらいだけど気になってタイマーを見てしまい、その後は詰め込むか詰め込まないか迷いながら覚えてしまって、結局詰め込みができなかったり、上滑りしてほとんど覚えられていなかったり、場所を飛ばしてしまったりなどぼろぼろになるミスです。
こうならないためにも、見るタイミングは決めて、それまでは自信を持って場所に集中するようにしましょう。

詰め込み直前は特に間違えがちなので、気を引き締めて場所に置くようにします。

・周辺視野でタイマーを見ておく
できる人とできない人がいます。単語を見て場所に置くことに集中するものの、何となく周辺視野で右上のタイマーを意識しておき、残り秒数が1桁になった段階で最後の場所とし、次に詰め込みをするという技です。

意識しすぎると結局ずっとタイマーを見てしまって集中できていないということになるので、あくまでも周辺視野で。できる人とできない人がいると思うので無理にやることではないです。

僕はできません。
が、Names系の時は周辺視野で残りの枚数を把握して、詰め込みに切り替えるということはやっています。タイマーは厳しいけど、枚数ならいけます。

タイマー問題、面倒ですね。根本から解決する方法があります。それは50個全部見られるようになることです。50個を時間内にゆとりもって見られる人は、23プレイス目が終わったら詰め込みすれば良いだけなので、時間を気にする必要がありません。
はい、実力が伸びるのを待ちましょう。

●1プレイス目に超集中する

戦いは60秒の前から始まっています。
60秒という限られた時間しかないメモリーリーグでは、スタートダッシュができないと低空飛行で終わります。スタートで躓かないことが非常に重要です。
スタートダッシュをかけるために、始まる前から集中しておく必要があります。

スタートを押した後の20秒の準備時間だけで集中モードに持って行くのも難しいです。スタートボタンを押す前からのルーティンを作っておく必要があるのです。

また、誰もが経験したことがあると思いますが、意識をしないと特に1プレイス目は回答の際に抜けがちです。それもあり「1プレイス目を確実にスピーディーに覚える」ための準備が大事になります。

事前準備はしすぎるくらいで良いです。最低2周は場所を辿ってからスタートボタンを押すようにしましょう。慣れていないうちは3, 4周以上してからでも良いくらいです。

例えば、1-23プレイスを2周辿って、スタートボタンを押してもう1周1-23を辿って、1-5を2周辿って、1プレイス目に移動して、そこで20秒が終わって単語を見るくらいの準備が良いでしょう。
始まった瞬間に2つの単語をイメージ化して場所に置ける状態にしておきましょう。それは準備でできるのですから、やらない理由が無いです。

また、僕は脳内の意識として、「1プレイス目には何があるんだろう楽しみだ気になるな気になる気になる早く知りたい見たい気になる気になる」と思って準備時間を過ごしています。こうすることによって、見た瞬間に脳が「欲しかった情報だ!!」と認識してスッと覚えることができるし、リコールの時に場所から思い出せなくても、「あれだけ覚えたかった最初の情報ってなんだっけ?」と場所以外のトリガーを使って思い出すこともできます。
ちなみにこれは全種目でやっています。

試技前にほとんど時間を取らない初心者をよく見ますが、もったいないです。少しの準備でパフォーマンスが大きく変わるので、しっかり場所を辿って準備をしましょう。

別でストックしておいた「自分が過去間違えた単語集」を見返しておくのも有効ですね。

●常に自己ベストを狙う意識

先述もしましたが、覚える時のマインドとして「常に自己ベストを狙う」というのは必要不可欠な意識です。
むしろこの意識があれば、1プレイス目に集中するとか、詰め込みをするとかの先ほどのアドバイスはおのずとやっていることだと思います。

始めたてはともかく、少しメモリースポーツをやっている人であれば、たまたま自己ベストが出るようなことはほぼありません。
狙わないと出ません。

そして、ImagesやNumbersなど他の種目では「守る」という選択肢も取れるかもしれませんが、Wordsはその難易度と性質からほぼ「自己ベストを狙う」という一択になると思います。
少しゆっくり覚えれば確実に50を出せる超トップ選手か、体調が優れずどう頑張っても自己ベストが出る状態じゃない人だけが「自己ベスト以外で守る」という選択肢が生じます。前者の方は今すぐ僕にWordsを教えてください。後者の方は今すぐ休んでください。

※厳密に言うと、大会の中で格下の選手や明らかに格上の選手と当たる時に、あえて2軍の場所をぶつけて「自己ベストは無理だろうけど2軍の場所でベストを尽くす」という場面はあります。まぁこれも「その場所を使った中で全力を出す」という点は同じですね。

なので、自己ベストを狙ってください。毎回、必ず、どんな状態でWordsをやる時も自己ベストを狙ってください。その意識でスコアの伸びは変わります。

精神論だけではありません。
自己ベストを狙うということは、スタートボタンを押す前に「何点取る」という目標が決まっているはずです。これが無い中でスタートを押すのは1回のチケットを無駄にしていることになります。
毎回目標を決めて臨みましょう。

何点を取るという目標が決まっているなら、最低でもその量は見ないといけないことになりますよね。過去の自分の限界を超えないといけないので、辛いと思います。でも見てください。この指標が無いと、自分がどの程度のスピードで覚えれば良いかが定まりません。

この意識を持って臨めば大丈夫です。
記憶時間が終わって、仮にその目標数に到達していなかったとしても、その回では絶対に自己ベストは出ませんが、全力を尽くしてリコールの4分間を使ってください。その過程がスキルアップに直結します。

なぜ自己ベストの量まで見られなかったのか、あるいは見られたけど精度が足りなくて自己ベストに到達しなかったのか、ではどの程度見るのが適切なのか、振り返ってください。


リコールの時の意識

回答の4分間の使い方で実はスコアは大きく変わります。
同じインプットの強度でも、答え方や思い出す工夫で答えられる量は変わってくるのです。
4分間を使い切ることは前提として、リコールの時に意識すべきこと、より多くの単語を思い出せるコツをまとめます。

●後ろから答える

答える順番を変えるだけでころっと良いスコアが出ることもあります。
1プレイス目を超集中モードにしたおかげもあり、そもそもルートに何も置いておらずニュートラルな状態で覚えられることもあり、前半は比較的イメージが残っていることが多いです。
これに対して、徐々に残り時間が気になってきたり、スタミナが切れてきたり、詰め込み直前の後半部分はイメージが弱くなっていることがよくあります。

この場合、回答は後ろから入力した方が良いです。
頭から答えていると、各単語について品詞も吟味しながら回答をしているうちに時間が経ってしまい、後半の単語を忘れてしまうということが起きます。
単語を見た10秒後と4分後では記憶の濃さは全然違いますよね。

全速力でギリギリの精度で覚えているのですから、先に記憶が残っているうちに答えないと忘れてしまいます。なので、後ろから答えた方がより多くの単語を答えられるパターンが多いです。

少なくとも、音記憶で覚えた4つの単語は最初に答えるのは大前提で、その直前の1プレイスは先に答えた方が良いですね。
後ろから答えるのはカーソルの移動が多少面倒にはなりますが、それを補うくらいはメリットが大きいです。

全てを後ろから答える必要はなく、中盤くらいにさしかかったら1から順に埋めていくので構いません。このタイミングは決めている人もいるし、決めていない人もいます。僕は厳密には決めていませんが、40~50は最初に埋めます。

また、50個全てを見られなかった場合の詰め込みをした場合、詰め込んだ4つの単語がどこに当てはまるのか分からなくなってしまう場合もあります。プレイス数を考えているうちに音記憶が抜けることもあります。
なので、その場合は絶対使わない47~50の回答欄にその音記憶を書いてしまいましょう。
そして、最後にイメージを置いた場所を思い出し、そのプレイスが何プレイス目だったかを考え、適切な位置に詰め込みの4単語を答えるようにしましょう。
(この47-50にメモした音記憶は最後に消す必要はありません。絶対×なので消してしまう人もいるのですが、メモリーリーグの採点方法だと間違えたものを書いても減点にはならないので、消す時間だけロスタイムです)

詰め込みの章でも書いたように、詰め込み直前にタイマーを気にしてリズムを崩してしまうと、「最後に置いた単語はどの場所だったっけ?」と分からなくなってしまう場合があります。初心者は陥りがちです。
こうなってしまって場所をずらしてしまった場合、最後に場所に置いた2単語を間違えてしまう上、詰め込みの4単語も場所ズレで不正解になってしまい、最低でも計6単語の失点になります。大きすぎる痛手なので、このようなことが起こらないよう、タイマーとの向き合い方、詰め込みのタイミングは自分の中でルール化しておきましょう。

●頭文字だけ先に入力する

後ろから答えるのと同じテーマの発想です。
どのような順番で回答するにせよ、最後の方に入力する単語は記憶から数分は経ってしまっています。
これを防ぐテクニックとして、(詰め込みの4単語を埋めた後)回答の際に頭文字やローマ字の最初の文字だけ入力して、先に46個全ての頭文字を書いておくという技があります。
これを行うとタイピングや変換に時間を取られることなく、最初の1分強で全ての場所を考えることができます。頭文字を埋めた後は、順に単語を復元していくだけです。

この戦法はアルファベットだと特にやりやすいため、海外選手の多くが使用しています。日本語だと残念ながら、頭文字を消して漢字で書き直さないといけないという手間が発生するため、あまり人気の無いテクニックにはなりますが、一定の恩恵はあると思います。
伸び悩んだ人は一回試す価値はあるかもしれません。

●見直しの時間を作る

場所から思い出せない単語がきっとあるでしょう。その1単語にずっと気を取られて、本来なら答えられていた多くの単語を落とすのは非常にもったいないです。

どの程度粘れば場所から思い出せるかの感覚を掴むのは相当難しいですし、上級者になっても「粘ったら出る時」と「粘っても出ない時」はどちらもあります。その差が何で生じるかもよく分かっていません。

なので、場所から出てきた単語を埋め終わった後はできる限りの残り時間を粘りに使いたいのですが、その前に見直しをしましょう。

タイピングミス、変換ミス、前後ミス、品詞ミス、回答欄ミスなど、案外あります。「自身」と「自信」とかどちらも出るので間違えがちですよ。
タイピングミスでも場所から思い出せなくてもどちらも1点失うことに代わりありません。

30秒でも良いので、1から最後まで自分の埋めた回答を見直し、ミスをしていないか確認してください。
初心者のうちは特に回答欄のズレは多いです。このミスは他の単語の失点にも影響してしまう重大なミスです。
まとめて抜けてしまっている場所の前後などは特に、「何単語目かとプレイス数とプレイスにあった単語が一致しているか」を確認しましょう。
「13プレイス目に覚えたネコという単語がちゃんと25番目の回答欄に入力されている、OK」ということです。

●埋めた回答がヒントになることもある

場所から粘る時、何をヒントにするでしょうか。場所をどれだけ思い出しても何も出てこないのなら、別のアプローチで思い出すしかありません。
「あいうえお」と五十音を順にローラーするでしょうか。これも一つの手ですね、やっている選手も多いです。
他に意外と有効なのが、「既に自分が答えた回答を見る」というテクニックです。

50単語を見ていたら、同じようなジャンルの単語が出ることは往々にしてあります。単語の意味が近くなくても、同じ外来語だったとか、同じ「熟語+する」の形だったとか、印象が似ている単語は必ずあります。

自分が回答したいくつかの単語を見ていると、急に閃いて「あ!近い単語あった!」と場所以外のアプローチで思い出せることが多々あります。
これは記憶の1分間で集中していればいるほど、ビジュアルでの記憶も相まって思い出せることが多い気がします。1分間頑張ったご褒美ですね。

なので、先ほどの「見直しの時間を作る」というのはミスに気付くだけではなくて、「新たに単語を思い出す」というのにも繋がっているのです。
この効力を最大化するためには、見直しの際は順番通りに、できれば場所も同時に辿ってあげるということが大切です。

記憶していた時の脳内の情景が蘇り、「このプレイスの次に移動した瞬間にこんな単語が目に入ったんだ!」と前後の流れで思い出せることもしょっちゅうあります。

覚えていた時の自分になり切って、過去見たものは何かを頑張って思い出しましょう。

また、今回の回答だけでなく、過去の自分が間違えて印象的だった単語や、直前にやった回、今までの自分が間違えたリストを想起するだけでそれがヒントになって答えられることも多々あります。

●1プレイス目チェック

これも場所以外のアプローチです。
1プレイス目が出ない時だけのテクニックですが、場所からではなく、「そういえば真っ白だった画面で最初に映った単語ってなんだったっけ?」と考えることで1プレイス目の単語を思い出せるという技です。

覚えている時の意識で「1プレイス目に超集中する」ということができていれば、かなりの高確率でこのアプローチで思い出せます。
僕はこれに自信があるので、むしろ1プレイス目はほとんど場所に置けていなくても次に進めることができ、スタートダッシュに乗れています。

●カタカナチェック

「覚えた単語の中で、カタカナだけの単語って無かったっけな?」と意識することで思い出せるテクニックです。五十音順をずっと辿るだけのローラーよりも効果があるような実感があります。

だいたい50個見ればいくつかはカタカナ語があります。

ちなみに、細かいテクニックとして、動植物はカタカナで出題されることが多い気がします。十種競技だと必ずそうなっているはずです。
メモリーリーグは自動翻訳のはずなので、途中でそのルールも変わる可能性がありますが、今まで500試合以上やった中での経験則ではそうなってます。

●長い単語チェック

同じですね、「覚えた単語の中で、5文字とか不自然に長い単語とか無かったっけ?」と意識することで思い出すテクニックです。
「最も簡単な」とか「のどの渇き」とか「効率の悪さ」とか言ったちょっと不自然な5文字の単語は意外と出題されます。

こういった単語は覚えている最中に少し違和感を感じていると思います。なので、「長い単語とか変に思った単語無かったかなー」と探ると、結構な確率でヒットします。これも1分間どれだけ頑張れたかに依存します。

場所以外で何から思い出すか、というのは場所法とは異なったスキルが必要なのですが、僕の経験則だとこのような感じです。ビジュアル、カタカナ、長い単語、など。
他にも、世界のあらゆる事象を100分類くらいにしておいて、その100個を事前に場所法で覚えておくことによって、ローラーがしやすくなるのではないか?などと考えて実践したこともあるのですが、いまいちでした。
もし試す方は日本の「図書分類法」や「学校の教科・単元」などが役に立ちますよ。

●迷ったら埋める

空欄はもったいないです。少しでも手がかりがあったら絶対に何かイメージは埋めましょう。当たる確率が1%でもあるなら掴みに行きましょう。

また、手がかりが無い場合は前後の単語を埋めるのも正解の確率が高いです。

例えば11, 12, 13, 14番目の単語のうち、12単語目が「有効な」だったことは思い出せるが他の3つは全くイメージが出てこないとします。
この時は11, 13, 14にも「有効な」と書きましょう。
もしかしたら11と12の前後ミスを起こしているかもしれないし、急いで場所をずらしてしまっているかもしれません。11, 13, 14が「有効な」だった可能性は意外とあるので、他に手がかりが無ければコピペで埋めましょう。
この1点で泣く場面は何度も遭遇してきました。

また、少しでも手がかりがあった場合に埋める副次的な効果として、「Wordsに出そうな単語の形をインプットできている」というチェックになります。語彙は3万以上と言いましたが、おそらくメモリーリーグのWordsには何か「癖」がある気がします。
全てのデータベースを確認したわけでもないし、それを覚える必要もないのですが、「この表記は出なさそう」や「この言い回しはよく出る」みたいな感覚を掴めてきます。

イメージの手がかりをヒントに、「Wordsに出そうな形」で適当に書けることは実力が上がっている証拠ですし、その積み重ねでスキルも上がっていきます。

ちなみにこれはNames系でより顕著です。出がちな問題というのが明らかにあるので、「メモリーリーグ脳」に調節していきましょう。


全体を通じたアドバイス

●精度はスピードより大事

とにかく精度重視です。どの種目より精度を意識した方が良いかもしれないくらい精度が大事です。まず精度、スピードは後。Cardsでも言いましたが、Wordsはもっとそうです。

覚えているか覚えていないかギリギリの閾値を攻めても、答えられないと0点です。100が答えられるラインだとして、全部が90の濃さで覚えても、0点です。
Imagesは全部が90だったとしても、回答の選択肢30個を見て、近いものを選んでいけばかなり当たりますが、記入式のWordsではそうはいかない。

理想は全て100の濃さで覚えることですが、それも最初は特に難しいので、意識としては120くらいでしっかり覚えて良いです。
120で覚えて、見たところはほとんど当てた上で(特に空欄は無くす, 品詞ミスは仕方ない)、それからスピードを上げて濃さを100に落としていく作業をすれば良いのです。

分かりやすい指標を上げるならば、見た数の2割以上が空欄、つまり場所からイメージが全く出ていないのであれば、それはスピードを出し過ぎです。
30見て空欄が6つ以上あるなら、もっとスピードを抑えて精度重視で覚えてみてください。欲張らず、ちょっとずつ。

まずは空欄を無くすこと、そして徐々に品詞ミスや表記揺れを直していくこと、そうやって少しずつスコアは伸びていきます。

逆に、毎回見たところ全てがパーフェクトで合っているのであれば、それは精度が高すぎるので(良いことですよ!)、もっとスピードを上げても良いですね。1, 2個のミスで収まっているのでももっと多くの量を見て良いと思います。トップ選手でも見た単語をパーフェクトで回答するというのは至難の業ですから。

●時間制限を無くして50個覚えてみる練習

基本的には1分間の中でレベルアップを目指してTrainするのが良いですが、どうしても精度を高められない場合、1分間という制限時間を無くして、10分や15分などに伸ばして50単語パーフェクトを目指す練習をするのも無しではないです。

どれだけ時間をかけても良いのでパーフェクトを取る練習をすると、全単語を落とせないので150の濃さで覚える感覚が身に着きます。この時、復習に頼るのは良くないです。基本的には1回のみ、多くても2回見る程度にしましょう。
復習でごまかして覚えていても、それは本当の意味での濃さではなく、実践練習にならないからです。

下手にやりすぎると、場所にびっしりその単語のイメージがこびりついてしまって、数日使えないなんてこともあるのでご注意ください。

この練習方法を取り入れてからWords含めて全種目の成績が伸びた生徒も見てきました。

●2in1が最も良いバランス

ここまで2in1システムの前提で書きましたが、Wordsは2in1が良いと思います。1in1はかなり難しいというか、トップレベルの選手で使っている人を見たことがありません。
全部で50単語あるので、場所の管理が難しいと感じます。0-1の結びつきを46回パーフェクトに出すというのはリスクが高すぎるのと、2in1でやれば片方を思い出した時にもう片方も思い出せること(ストーリーの点からも、ビジュアルの点からも)などが理由でしょうか。

逆に3in1や4in1など1つのプレイスに置く量を増やすのは可能です。世界でも稀に見ます。Wordsはストーリーで繋げて精度を高めるのが大事なので、少し量を増やして重めのストーリーを作っても許容されるということですね。
どうしても既存のやり方で行き詰った方はこの方法を試しても良いのかもしれませんが……推奨はしません。
ちなみにImagesはストーリーを作る時間が許容されないので3in1以上は重すぎるため、より推奨されません。

やはり本当にトップに行っている人がほぼ2in1ですし、他のシステムを2in1で揃える場合にシナジーがあるので、Wordsも2in1が推奨です。

●意外とタイピング速度が馬鹿にならない

記憶術の運用能力以外でWordsに重要なスキルが「タイピング」だと思っています。
特に日本語の場合、4分間の回答時間のうち多くの時間がタイピングに占められています。

タイピング速度が遅い場合、キーボードを見る時間や変換を探す時間が「想起の妨げ」になります。この時間は純粋に記憶回答以外のタスクなので負荷が純増されているのです。

せめて「何も思考せずに単語を入力できる状態」、できれば「脳内で描いた単語がそのままキーボードを通じて記入されている状態」になっていたいです。手で書く速度よりタイピングの速度の方が速ければ大丈夫と思います。

小中学生のプレイヤーの多くは語彙力とタイピングスキルでWordsに躓きます。語彙力を付けるには年月が必要ですが、タイピングであればそれよりは速く身に着きそうなので、Wordsより先にタイピングの練習をするというのもありかと思います。大人でもタイピングに自信が無ければ練習するのも良いと思います。Namesでも必要な能力です。

海外のトップ選手の回答の様子を見ると気付くと思いますが、全員恐ろしいくらいタイピングが速いです。漢字変換が無いって羨ましいですね。


以上、Wordsの攻略法を書いてきました。なげ~。ごめんなさい。
要約すると、毎回本気出せ、イメージ化をサボるな、精度重視、です。

Wordsは本当に奥が深い種目です。
最初に挑戦できるようになるくらいシンプルなのに、最後まで苦労するし、トップ選手ですら安定しない。そんな沼のような種目です。

でも面白いです。この世にある語彙がランダムに出題され、それを自分のストーリー力と場所力のみで調理し、覚えられる形に落とし込む。
その人の生きてきた歴史、練習してきた歩みが見られる美しい種目だと思います。

レベル10に達した時、50単語パーフェクトを出した時、対戦で50単語同士でタイム争いになった時、他の種目では味わえない感動があります。

Wordsに向き合うことは、自分の記憶術と向き合うことです。
高い壁かもしれませんが、折れずに進んでいけば、少しずつスコアは伸びていきます。

困ったらこのnoteの何かがヒントになれば幸いです。
他の種目も頑張って書きますね。では。


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