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恋と愛と夢と

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恋と愛と夢を語る場所。(まんまやないかい)
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#スキしてみて

【前編】あの日生まれた恋心の話。

こんばんは、サブリナです。 絶賛、模索中です。書くことを。 今日は 青春の1ページみたいな、昔話を。 *** 10年前、秋の終わりから春先まで雪に覆われる国に、語学留学に行った。 初めてのパスポート、初めての海外。 1人ぼっちだったら不安もあったかもしれないけれど、同じプログラムで渡航する子たちが何人かいたし、ずっと留学してみたいと思っていたから、なんだか平気だった。 6か月の留学期間にも関わらず、計り方を間違えて、1週間の旅行用にも足りないようなスーツケース1つで

【中編】あの日打ち明けた恋心の話。

こんばんは、サブリナです。 前編はこちらから。 *** あっという間に12月。大抵の現地学生は、クリスマス休暇は実家に帰る。例にもれず、彼も帰省するようだった。 しばらく会えなくなってしまう…私はあと3か月弱で帰国しなければならないのに。 そんな思いから、ふと、思い立ってしまった。 そうだ、告白しよう。 ……今思うと、なかなかのチャレンジャーだ。 冷静に考えても、ただの同じ寮の子から、たまに話をする顔見知りの子くらいにしか、仲は進展していなかったんじゃないだろうか。

【あとがき】10年後、書き出したあの恋。

こんにちは、サブリナです。 前後編くらいで書き終わるやろって思っていたら、さすがに半年間の月日を2記事にはまとめられませんでした。笑 1記事につき1500〜2000字程度。全3記事。 あんまり長くなりすぎないように書いてみたけど、どうだったかなあ。 Facebookがたまに、思い出を振り返ってみませんか?とリマインドしてくる昔の写真をみて、もう10年も経つのか、と思ったのが、この話を書いてみるに至ったキッカケです。 彼は3年前に結婚して、もうお互い連絡を取ることもない

愛を夢みる。

「愛してる」って、なんだか重厚な響きだ。 前の恋人は、最初のうちはテンションが上がっていたのか、挨拶みたいに「好きだよ」とか「愛してる!」って言う人だった。 イタリア人かと思った。 「愛してる」って、簡単に言えない。 「好き」とか、「大好き」は言える。 彼が言葉にしてくれたから、私もその特別な言葉を伝えてみたいと思っていたけれど、結局その言葉は紡がれることがないまま、別れてしまった。 やっぱり、「愛してる」って難しい。 「愛してた」って、思ったことはある。 過去に