わたしの望みに、届いていなかったこと
先日、初めて参加するイベントに作品を納品し、東京での日程が終了いたしました。
次は札幌で8月末まで開催です。
で、今ちょっと落ち込んでて、その流れで気づいたことがあったので、書きます。
まあ、初めてなのだから、気付きはそりゃあ、あるよ。
わたし、別のイベントでこういう体験はしてなかったんですが、多分、今回だけでなく、ずっと思われてたんだと思う。そこに気づいたので、絶対これからの糧になる。
イベントって、お客様やスタッフさんの目標もあるんです。そこに、作家は出来るだけ応えていく方が、結果が良くなる。
ただ、委託でやっていると、お客様やスタッフの反応がわからないので。
売れたものしかわからない。
なまじ売れてしまうと、自分が良くない所がわかりづらいのも、ありました。
今回だけでなく、以前も東京で作品を出した時全然売れなかった。ずっと何故なんだ、と考えていたのです。
実際、ネット販売でも東京のお客様は少ないです。
しかし、別のことでしたら、東京の方はとても多い。
つまり、東京方面のお客様のニーズが掴めてなかったんです。
今回わかったこと。
東京のお客様は目が肥えていて、より優れた作品を手にしやすい。
あとは、目立つよう立たせたり、工夫して展示している作品の方が売れる。ということは、埋もれた作品を目にしていない。
それ以外に、作家さんもお客様になりますが、作家さんは一般の方より遥かに目が肥えております。
世界観が出来ているか、細かい所まで作り込まれているか、はっきりした他の方との差別化されているかどうか。
スタッフ経験者の方が、たくさん売れるのも、何が動くのか知っていて、作品を用意出来ているから。
ほぼ全員の作品を見て、どこにメリットがあるのかわかる、ということは、自分に出来ないこともわかる、短時間でリーチしやすい(売れる)作品へ持っていきやすい。
(こんな作品は自分には作れない)とまで、思わせる必要はないです。
ただ、編み物をしている人は小物や服も編み物で作ってある方が親しみやすい。のでより手に取りやすく、結果お迎えになりやすい。
わたしの作品は、以前から服を編むより縫う方が多いです。これだと、作品を作ってない一般の方には親和性が高いですが、東京の編み物をしているお客様への親和性は低くなっていた。
あと、作品を立たせず作っているのも理由があるのですが、あの会場だと立つ作品の方が映えます。
専用のスタンド自作で編んでる方、多かったですよ。
それと、今回はキーホルダータイプの子を納品していませんでしたが、そのくらいの小さい子の方が動いてたらしく。人形でも小さくしようと思えばなんとでもなるし、大きいメンズがギリギリでなかったらジンジャーブレッド人形を作ろうとしてた。もしかしてそちらを優先すべきだったのか。。
一時期やる気がなくなってた時期があったけど、その時にジンジャー人形作ればよかったのだ。時間がなかった訳ではなく、計画立てて作ってないから、マインドが下がった時、道を間違えるのだ。
あとは、忙しくて作品の告知をしていなかった。実は他にも理由はあったのですが、ちょっとでもしてた方がよかったねー。あの子たち、設定があるのよ。わからないと、世界観に入れないね。
まあ、わたしはメンズ作って満足してたけど(これからもちょくちょく作る)わたしなりには、壁ひとつは超えたので満足してたけど、問題はそこじゃなかったのねん。。