他人の褌ならぬ、ポップで相撲を取ってみた?
書店に置いてあったのでいただきました。集英社刊、千早茜著『透明な夜の香り』の拡材です。
一番右側の小冊子(ミニパンフレット)は、どの出版社でもよく作っている拡材ですから、さほど珍しいものではありません。興味を惹かれたのは真ん中のポップです。なんと、香水の瓶の形をしているのです。
香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
上掲の引用は本作の内容紹介で、読めばわかるように、このポップは作品の内容に合わせて作られたものです。といはいえ、それにしても凝ったポップですね。ここまでやるのか、とちょっと敬服してしまいました。
しかし、それなら、このポップ、むしろ文庫クセジュの『香水 香りの秘密と調香師の技』のポップとして使った方がよりふさわしいのではないかと思い、ちょっとそれっぽく置いてみたのが上の写真です。如何でしょう?
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