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奈良グルメ?

名勝旧跡を訪ねたり、日常では得られない体験をしたり、愉しみはいろいろとありますが、旅の醍醐味はやはり食事ではないでしょうか。そんなわけで、木金で行ってきた奈良のグルメを少々ご紹介します。

木曜日は朝早くに自宅を出て、新幹線で京都へ行き、すぐに奈良線で奈良へ向かいました。ホテルに荷物を預けた時点でまだ11時ごろでしたので、そろそろお昼を考えないといけない時刻でした。

しかし、その日はそのまま法隆寺へ向かい、法隆寺門前の「平宗法隆寺店」で柿の葉寿司をいただきました。先のダイアリーにも書きましたが、世界遺産の法隆寺ですからお昼の時間に混んでいて入店できないのだけは避けたいと思って席だけ予約しておきました。

しかし、ダイアリーに書いたように法隆寺は閑散としていたので、こちらのお店もあたしたちが到着したときに先客はいませんでした。食事をしている間にもお持ち帰りのお客さんが一組来たくらいでしたが、席の用意をしていましたので、その後何組かの予約が入っていたのでしょう。

木曜日の晩は、あまりホテルから遠いところは行くのも面倒なので近場でよさそうなお店を探しました。ほとんど土地勘がないのでネットの情報が頼りですが、こんなお店に食べに行きました。

駅前のダイワロイネットホテル奈良の一階に入っている「あす香」です。あらかじめコースを予約しておいて、席に着いたら飲み物だけを選びました。

それが三つのおちょこが並んでいる写真です。日本酒飲み比べ三種セットというのがあったので、それを頼んでみました。どれも飲みやすくおいしい日本酒でした。

そしてコース料理の前菜が次の写真です。焼き魚や佃煮、など、小腹を軽く満たすにはちょうどよい量で、お味もよかったです。

その次に出て来たのがお造りです。美味しいお刺身でした。こういうコース料理では物足りないくらいの量しか出て来ませんが、コースはまだまだ続くので、このくらいがよいのでしょう。ただ、これだけ美味しい刺身ですと、白いご飯とお味噌汁が欲しくなりました。

続いてはメインの鍋料理。母には飛鳥鶏の鍋、あたしは大和牛のしゃぶしゃぶ鍋を選んで予約をしていました。写真は牛肉を投入する前、火をつけた直後の鍋の状態です。

これも単品と考えたら量は少なめですが、既に前菜やお造りを食べた後ですので、ちょうどよい量でした。

そして大和牛の投入です。大和牛という和牛、あたしは不勉強で知らなかったのですが、とても美味しかったです。久々に口に入れた瞬間に「美味しい!」と思いました。東京では大和牛など見たことがないので、また食べるには奈良へ来ないとならないのでしょうか。

そんな風に食事が進んで行きましたが、最初に頼んだ飲み比べ三種は、あれっぽっちの量ですから既に飲みきっていました。そこで飲み比べ三種以外の日本酒を単品で注文しました。

頼んだのは貴仙寿というお酒です。さっぱりとして飲みやすいお酒でした。食事をした「あす香」は奈良の地酒がいろいろと取り揃えられていました。一緒にいたのが母でなければもっと何種類も飲んだのではないかと思いますが、この日はここまでにしておきました。

メインの料理が終わり、ご飯と味噌汁、お漬物に天麩羅が出て、〆となります。このご飯も古代米のような感じで面白かったです。天麩羅も揚げ立ててとても美味しく、あえて不満を言うなら、お味噌汁の量が少なかったくらいでしょうか。

そして食事が終わったらデザートです。抹茶かと思いきやメロン味のシャーベット、それにイチゴとオレンジです。アツアツのほうじ茶をじっくりと味わって、ごちそうさまです。

奈良らしい料理なのかどうかは、なんとも言えませんが、飛鳥鶏や大和牛がメインですから、奈良料理と呼んでもよいのでしょう。

金曜日の朝はホテルのバイキングですので割愛。春日大社、東大寺、興福寺を回った後の昼食は近鉄奈良駅に近い商店街の中の喫茶店「珈琲一族」に入りました。前から知っていたわけではなく、たまたま通りかかって「ここでいいか!」と思っただけです。いわゆる喫茶店のランチメニューが豊富で、ボリューミーなランチが多かったです。母はからあげ定食。あたしはチキンカツ定食をいただきました。

とんかつを出すお店は多いですが、チキンカツを出すところは意外と少ないので、あたしは嬉しく、美味しくいただきました。からあげも好きなのですが、からあげは外で食べると生姜が効いているところが多いので、生姜が苦手なあたしは当然パスです。

さて、お昼ご飯を済ませ、近鉄奈良駅まで歩く途中、大勢の人が並んでいる一角がありました。食べ物屋であることはわかりましたが、有名店なのでしょうか、店の前には「巾着きつね」と書いてありました。

帰京後に調べてみると「麺闘庵」というお店のようです。うどんのお店のようですが、そんなに人気店なのでしょうか。あたしはまるで知りませんでした。もちろん知っていたとしても、あんなに並んでいたのでは入る気は起こりませんが……

さて、近鉄奈良駅からちょうどよい時間のバスがないのでホテルまで、つまりJR奈良駅までタクシーで戻り、駅ビルの土産物屋でお土産を購入し、ホテルへ戻って預けておいたスーツケースを受け取り出発です。

京都へ早めに着いて、京都では途中下車ができる切符なので、京漬物を買いに行きました。村上重は東京のデパートでしばしば購入していますが、もう一つの老舗、千本今出川の「金為」へ母を連れて行きました。

漬物好きな母は喜んで漬物を選んでいました。さて、お口に合いますか。金為での買い物が終わっても時間はまだあるので、ここから四条河原町の村上重へバスで向かいました。河原町通を三条から南下してバスから下車すると、ちょっと歩いたところに永楽屋があり、そこの喫茶室でしばし一休み。

母は餅ぜんざい、あたしは抹茶パフェをいただきました。今日は朝からずいぶんと歩いたので、母もだいぶくたびれている様子だったので、少し一服しないとつらかろうという配慮です。もちろん、あたしもちょっと甘いものを欲していたからでもあります。

あああ永楽屋で一服した後は、四条河原町の丸井の裏にある村上重へ向かい、千枚漬けを買いました。そろそろ新幹線の時間も迫ってきましたので、四条河原町からバスで京都駅へ向かいました。

時間的に夕食には早い新幹線ですが、自宅に着いてしまうと今度は遅すぎます、お茶もしたばかりなので、そこまでお腹が空いていたわけではないので、京都駅でサンドイッチを買って新幹線に乗り込みました。

これで一泊二日、母を連れたなら旅行は無事に終わりました。母はちょっとくたびれたかと思いますが、十分愉しんでくれたようです。
https://www.rockfield.net/wp/?p=7391

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