【ハノイ】20年前に会う予定だった友達と、行く予定だった店に行けた
初めてハノイに行ったのが 20年前。大学で働いていたので、長期の休みがありました。夫と私はホーチミンからハノイへ南北統一鉄道で12日かけてベトナム縦断を計画していたところ、同僚がその時期に同じく家族旅行でハノイに行くというので、「ハノイで待ち合わせてお茶しよう」と話していました。
ベトナム2度目の夫は落ち着いていましたが、初ベトナムだった私はホーチミンに着いた時には気分が高揚してしまい、ホーチミンの滞在を伸ばしました。
そしてダナンに着き、ホイアンとミーソン遺跡でのんびりし、ダナンからハノイに移動しようとしたら寝台列車のチケットは2日間満席で取れないとのことでした。大失敗です。ホイアンの滞在まで伸ばすことになり、予定していたハロン湾を削ることになりました。
2004年の当時はスマホはまだありませんでした。かろうじてインターネットは通じていたので、ホイアンのインターネットカフェでHotmailにログインし、ローマ字でハノイ到着が遅れることを同僚にメールしました。
(ちょっと調べてみるとGmailのアカウントを作ったのは2006年でした)
私たちがハノイに着いた日の朝の便で、彼女と家族は日本に戻ったのでした。残念。
そして、20年経ってその同僚は東南アジア生活の苦楽を共有する友人となり、海外子育てするママ友となり、彼女の在住するハノイで再会しました。
Cà Phê Phố Cổ
20年前は友人とは会えず、結局夫と二人で来たカフェです。多分「地球の歩き方」か Lonely Planet に載っていたのだと思います。スマホ以前は、その2冊をそれぞれ一冊ずつ持って海外旅行に行きました。
このカフェの魅力は、美術品と絶景が一度に楽しめるところです。
100年以上前の古民家を利用しているのだそうです。店名の Phố Cổ は旧市街。まさにハノイ旧市街地とホアンキエム湖に挟まれています。
ベトナムをハノイから南下していくと、ホイアンあたりまではこういう間口が狭く吹き抜けの中庭を利用する、中国と東南アジアが折衷したような建物があるような気がします。南部にもあったかな…?
やはり南部は歴史的に文化が クメール → フランス なので、土着の木造の簡素な家からいきなりフランス近代建築になったようなイメージです(プノンペンも)
さて、さらに登ります。トイレは1階にしかないので、先に行っておくとよさそうです。
どんどん階段を登っていくと、5〜6階くらいの位置の屋上に出ます。開放感たっぷり。昔より、屋上席が広くなった気がします。
ホアンキエム湖が一望できます。屋上のこの階は外国人に人気です。地元の人はそんなにいませんでした。かなり階段を登りますからね。
ホアンキエム湖の眺め、びっくりしました。昔は本当にホアンキエム湖と周りの木々しかありませんでした。その奥のビル群、全てこの20年でできたのでしょう!
名物のエッグコーヒーかアボカドコーヒーを飲もうかと思ったのですが、料理が結構ボリュームあったのでレモンジュース(nước chanh)に変更。
あの20年前のニアミスはずっと心に引っかかっていたのですが、ドリンクを何回かオーダーし、ブンチャーを食べて、近況を喋りまくって挽回することができました。まさか彼女がハノイに住むことになるとは。
さて入り口の写真を撮るのを忘れてしまったので、Googleストリートビューより。
ベトナム語メディアでも、2024年7月のハノイのおすすめカフェとして紹介されていました。
(おまけ) Xôi Gàの美味しい店も健在
こちらも20年前に行った店。美味しくて当時2回来ました。
周りは完全にローカルの雰囲気でしたが、旅行者向けのエリアに変わっていました。なんと数軒先には人気絶頂のPizza 4P'sが!ここだけ空間が20年前のままのようです。
とはいえ、全体的に綺麗になっている気もします。Xôi Gàは、鶏のおこわです。 Xôiが餅米のおこわ、 Gàがチキンです。サイゴンで食べるのも好きですが、サイゴンのは甘くてトッピングが多いです。味付けはハノイの方が好みかな…
ハノイの Xôi Gà、シンプルでいいです。醤油っぽいタレをかけてくれます。
おこわの具は、揚げ卵やパテなどもありました。パテも美味しかったです!