カンボジア地方都市間の移動方法と、コンポントムの1960年代タウンハウス
こんにちは。連休が取れたので、「サンボープレイクック」というアンコールワットより更に500年古い遺跡に行ってきました。
遺跡周辺にはほとんど宿泊施設がないので、シェムリアップとプノンペンの中間にある街「コンポントム」をまず訪れました。
ラリタか郵便の二択
今回は以前から話に聞いていた、「郵便バン」に乗ってみました。
シェムリアップからコンポントムまでは、プノンペン行きに乗って途中で降りるのですが、ネットでチケットを購入するとプノンペンまでの区間(12ドル)買わないといけない一方、窓口なら割引(8ドル)してくれるのだそう。
シェムリアップ発は午前9時と午後2時の一日二本でした。
EMSと一緒に郵便局間を移動します。日本ではコンプライアンス的にアウトでしょうか…アウトでしょうね…
もう一方の候補、Larryta Express(ラリタ)は30分に一本シェムリアップ・プノンペン間を走っているのですが、シェムリアップのバス停が中心部から少し遠いのと、コンポントムも街ではなくバイパスで下ろされるので、コンポントム初心者には少しハードルが高かったです。
コンポントムのタウンハウス
カンボジアを旅行していて楽しみにしていることは、小さな街でも中心部にフランスのデザインの影響があるタウンハウスがあることです。
コンポントムは、カンポットやバッタンバンに比べるとフランス度(?)が低く素朴な印象ですが、高い天井や中二階、凝った手すりのデザインなどはやはりこの時代のタウンハウス共通です。
こちらは去年プノンペンのタウンハウスについて書いたものです。コンポントムと写真を比べると、デザインは似ていますが、高さや密度が全然違います。プノンペンはぎっしり。
バッタンバンについても書いていました。
防犯と風通しを両立させる通気ブロックは、地方によってデザインが違い、ここでは花のような手裏剣のような形が一般的のようです。
残念ながら現代では、内側からガラスを入れて通風を止め、クーラーを入れている家が多いようです。(自然通風できるよう設計し、後に全面クーラーになった沖縄の名護市庁舎を思い起こします。暮らす人のことを考えたら仕方ないのですよね…)
今では希少となった、手書きの看板もコンポントムでは健在でした。クメール語の手書き看板、大好きです。
サンボープレイクック遺跡
7世紀の遺跡、サンボープレイクックについては遺跡アカウントの方に投稿しました。
同行者は遺跡大先輩(お若いけど!)のマイさん
そして偶然同じ日程で遺跡に行くためご一緒させていただいた、世界一周スタディーツアーをされている5人のうちの3人
一人旅なのに思いがけず面白メンバーといろいろ話しながら7世紀を旅することができました。
川沿いの風景
コンポントムは川がある街です。川沿いに公園があり、市場があり、人が集まってお喋りしたり子供が遊んでいる姿はほっとします。
霧雨が降っていたのですが、何とか天気は持ち堪えました。
川と橋が日常的にある風景、いいなあ。
牛と船とカップル。
心洗われます。
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