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【遺跡年間パス 1】仕事前にちょっとバイヨンの壁画を見に

南大門

雨が続いた朝、ジム用のスポーツウェアが乾いていなかったので、ジムに行けないなぁ、と、思い切ってバイヨンに行ってきました。
原付で行ったのでバイク用ルートと気になったことを残しておきます。シェムリアップ中心部からは10kmです。

シェムリアップ市街からのルート

①シェムリアップ市街地から北上します
②アンコールワット前は整備され、車は入れず徒歩のみになりました(自転車も多分OK)。車・バイク・トゥクトゥクは迂回します。
③南門からアンコールトムに入ります
④バイヨンの周りは反時計回りに一方通行です。突然出てくる猿に注意
朝11:30まではバイヨンから南下することができません。⑤の西門を目指します。
⑥はカンボジア田舎道、生活道路です。狭いのにトラックが通ったりするので気をつけてください。②まで戻ったら、来た道でシェムリアップまで帰ります。

③の南門。子供が遊んでいます。お母さんはお掃除中。
③と④の間。遠くにバイヨンが見えます
バイヨンの東から

Bayon ប្រាសាទបាយ័ន
Date:
Late 12th-early 13th century
King:
Jayavarman Ⅶ
Cult: Buddhist
Best seen: 
Early morning (before the tour groups arrive, around 8:30, and invade the bas-reliefs sections and the 3rd floor) or in the afternoon, particularly in the late afternoon, when tour groups are visiting (invading) Angkor Wat and Phnom Bakheng.

バイヨン
建立:12世紀後半〜13世紀前半
国王:ジャヤヴァルマン7世
宗教:仏教
ベストの時間帯と方向:早朝(団体観光客が来て壁画と第三回廊を占領する8:30より前)、または午後、特に団体観光客がアンコールワットとプノンバケンに行く午後の遅い時間

Focusing on the Angkor Temples

今回は壁画のみ

クメール(カンボジア)とチャンパ(ベトナム)の戦い

朝7時台は、まだ人もまばら
この時点でガイドブックがまだ段ボール箱の中だったのですが、現地で解説ボードもありました。
左がカンボジア、右がベトナム、戦っています…

これです!トンレサップ湖でのクメール軍とチャンパ(現在のベトナム中南部)軍の戦いのレリーフ。お互いに槍を持っていたり船から突き落としたり、湖に落ちた人がワニに食べられていたり。美しいけどよく見ると生々しいです。

遺跡になるほどの戦いの歴史が、今の感情と結びついていると思うと、興味深くもあり、両国とも好きな私は複雑な感情です。

こちらクメール軍。スッキリとした顔立ちで、微笑んでいるようにも見えます。
こちらチャンパ軍。兜をかぶっています。敵だからか、心なしか顔が怖い。
上部にあったので写真が鮮明でないですが、
カンボジアの生徒はみんな知ってる超有名人ジャヤヴァルマン7世(アンコールトム建立)
このジャヤヴァルマン7世の死後、アンコール王国は衰退したようです

壁画に描かれる庶民の生活が面白い

アンコールワットが宗教的で壮大で、理解するのに実はかなりの知識を必要とするのに対して、バイヨン(アンコールトム)の壁画は普通の人が描かれていて単純に楽しいです。デザインも、1周回ってサイコー!な、葛飾北斎や伊藤若冲のような感覚で見ることができます。

この鹿も木の表現も素敵!トンレサップの大自然を可愛くデザイン化したような…
なんと、出産シーン
左側は子供をあやし、右は当時の医療的な手当てをしているのだそう。
帰るときにはだいぶ観光客が増えていました(朝8時台)
この時は、中国人グループとフランス人グループのツアー客が。

午前中は南門から帰れません

おそらく、門が狭いせいですぐ交通渋滞になるため、午前中はシェムリアップに近い南大門から出ることができません。まだ整備中の東門を使います

東門は工事中で、橋も発掘当時じゃないかという半分崩れたようなもので、またそれもいいです。南大門の前の橋にはきちんと乗っていた、神や阿修羅像の頭部は、東門周辺に無造作に置かれていました笑

シュール。千と千尋にいませんでしたか?

アンコールワットを遠くに見ながら帰ります

マップでは②の南のあたり

シェムリアップに戻ってきたのが9:00過ぎでした。朝のバイヨン、いいです。

参考図書

Amazonのリンクがうまく貼れなかったので、写真に撮りました。
真ん中の本はプノンペンの国立博物館で購入。めちゃくちゃ詳しいです。
「サバイバル」も読みやすくで面白いです。右のガイドブックはその中間くらいです。

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