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【遺跡年間パス 2】ちょっと遠いけどすごく良かったプリヤ・カーン

日曜日は朝6:20にパブストリートのセブンイレブンで飲み物を買って出発。いつもは疲れてたどり着かない、アンコールトムの奥のプリヤ・カーンに行ってきました。

早朝の国立博物館前

本日のマップ

自転車・バイクの旅に参考になりますように🙏

往路:赤、復路:青
  1. アンコールワットのすぐ西は徒歩のみで車両は入れないので迂回します

  2. バイヨンは逆時計回りに一方通行(帰りは11:30まで南下できないので西から帰ります

  3. プリア・カーンの奥のネアックポアン(湖)は非常に綺麗ですが、西からは有名な祠は見えないです…

アンコール期最後の仏教寺院

Preah Khan ប្រាសាទព្រះខ័ន

Date:
 1191 (dedication of the main divinity)
King: Jayavarman Ⅶ
Cult: Buddhist. The main divinity was Lokeshvara, represented here in the likeness of the king's father
Best seen: Early morning, approaching the temple from the east side. Or mid to late afternoon (from the east or from the west)

プリヤ・カーン
建立:1191年
国王:ジャヤヴァルマン7世
宗教:仏教。主神は:ロケシュヴァラで、ここでは王の父に似せて表現されている。
ベストの時間帯と方向:早朝、プリヤ・カーンの東から。または午後(西から、あるいは東から)

Focusing on the Angkor Temples

 

プリア・カーンはチャンパ軍に勝利した記念にジャヤヴァルマン7世が仏教寺院として建てたそうです。私は元々チャンパの文化が好きだった(ミーソン遺跡など)ので、アンコール王朝の歴史がチャンパとの戦いの歴史というのがなんとも考えさせられます。

ヒンドゥー教徒に仏像を壊される

プリヤ・カーンでは仏像という仏像が破壊されています。盗掘なのか?と思いきや、後の時代のヒンドゥー教のジャヤヴァルマン8世の時代に仏教的なシンボルは破壊されてしまったそう。

ヒンドゥー教のガルーダと仏像という組み合わせも不思議な気がするのですが、
少しずつその歴史も知っていきたいです。

タ・プロムのような、絡まる巨木

精霊がいてもおかしくない

宮崎駿さんはここを訪れていたはず!

アンコールワットやアンコールトムのように有名ではなく、早朝だと訪れる人もあまりいないのでジャングルと遺跡と鳥の鳴き声しかありません。

犬は結構います。うちのビーグルと違って、穏やかなカンボジア犬。いいな…

突然開ける視界、ネアックポアン

プリヤ・カーンを抜けてさらに東へ進むと、突然視界が開けてネアックポアン(大きな池)に出ます。ここで涙が出そうなくらい感動する中、「ワンダラーワンダラー」とお土産のの売り子がもれなく付いてきます
パンデミック以降では初めてだったので、ちょっと微笑ましい気もしました。

個人的には今日のハイライト、13人のアプサラ

アンコールワットのレリーフ、乳海攪拌の上の方に舞うアプサラ(天女)も素敵なのですが、こんなはっきりして(修復もされていると思いますが)近くで見ることのできるアプサラ、いいです!カンボジアの女性が踊るアプサラダンスもまた見たくなってきました。


中央にあるストゥーパ(祠堂)。
今歩いている位置が分からなくなったら、ここを目印に歩くといいようです。
壁にもガルーダが彫り込まれています。
この壁の向かいも同じようなレリーフがありましたが、かなり風化が進んでいて、向きによって風雨の晒され方が違ったりするのかなと思いました。

二階建の建造物

アンコール王朝の建物としては珍しい、二階建ての建造物があります。900年ほど前にこれがどのように使われていたのか、気になります。

おまけ

西側のトイレがとても綺麗です

アンコールパスを持っていれば無料
バイヨンの門を通って帰りました!前にいるのは移動式のヌードルショップ

「ここめっちゃいい遺跡ですよね!!」

トイレに行った後、「日本人ですか?」と男性に話しかけられ、「いや本当に感動しちゃって。アンコールワットやバイヨンは行ったんですけど、ここめっちゃよくないですか?」と…
私も同じ感想だったのですが、もう在住していて旅の高揚感はないので、トーン低くてごめんなさい。実は私もこの地味な遺跡に感動していました。もしかすると、巨木系ではタ・プロムより好きかもしれません。

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