マンガでやさしくわかるU理論
読書用メモ63
▼タイトル:マンガでやさしくわかるU理論(2015年9月発行)
▼著者:中土井僚
U理論、よく聞くけど小難しそうでハードル高そう、そんな風に思っていたらマンガ版がありました。今の育休中の私にはハードなゴリゴリの翻訳ビジネス書よりもライトな本が手に取りやすかった。ちなみに、結構前からU理論って本になっていたのね(2010年頃から?)、知らなかったっす。。。
本書はマンガでストーリーが展開され、その間にU理論について簡単に解説されている。なるほど。マンガ版を手に取ってよかった。きっとこれはゴリゴリの本だと難しくて読み進められない(寝てしまう)。
読んでの感想としては、こんな世界もあるのだな、ということ。著者も触れているのだが、U理論の概念を説明して、「難解でよくわからないし、ピンとこない」という人もいれば「これはとてもよくわかる。まさに自分がこれまで体験したことだ」という人もいるとのこと。そう、私は残念ながら前者です。
U理論の考えは1対1の関係だけではなく、個人・チーム・組織・社会のそれぞれのレベルにおいて活用が可能とのこと。夫婦の関係の修復だったり、社会問題への応用だったり、イノベーションを起こす際の考え方だったり。1対1の関係性においてであれば理解はできるのだが、それがより大きなレベルへどう展開されるかがしょぼい頭では想像できず難しい。
自分の思考パターンをいったん客観化し、結論をいったん保留すること(=シーイング)。それにより、知りつぼみになる決めつけではなく、相手の考えに共感し(=センシング)既成概念以外の新しい見方から寄り添えるようになること(=プレゼンシング)。言ってることはわかる。が、なかなか難しいことを言語化されたのだな、と驚きの感覚。
1対1の関係(1対N、対人関係も)において、近しいのは自己責任の法則(=すべては自分に責任がある。自分原因論、ともいうのかな?)の考え方があるかなと思う。自分に原因があると考えれば相手の言葉の背景を理解しようとするし、自分が発する言葉の印象を客観視して考えることができる。ただし、時間軸はU理論よりも後ろにずれるかもしれないが。でもその方が現実的な気がする。
うーむ。何かに応用できそうだけれど、めんどく・・・保留で。苦笑。今度心の余裕があるときに、別のU理論の本も読んでみようと思います。(というくらい興味深い内容ではありました)
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