「1分で話せ」「1分で話せ2~超実践編」
▼「1分で話せ」「1分で話せ2~超実践編」著:伊藤羊一
【要旨】
人に伝えたいことがある場合、最終ゴールはその人が何かを受け取り、動くことである。
物理的に1分にまとめよ、ということではなく、伝えたいことをロジカルに構造化せよ、という主張。
その主要な部分をクリアにすることで、相手に伝わる(ロジカルな部分は1分ほどで伝えれるはず)という。
自分の伝えたいことはピラミッド型にまとめ上げるべきだという。
<主張>
<その下に3つの根拠>
<その根拠にぶら下がる具体例>
そのピラミッドを常に組み立てる訓練をすることにより、自分の言いたいことを相手に伝えることができ、また、相手が言いたいことを整理してあげて相手を理解できる。
また、具体例は右脳に訴えるイメージで伝えることで相手に主体的に考えてもらえる。
相手のタイプや時期によって根拠を変えたり話す順番を変えたりすることも必要。
▼感想
まったく期待せず読んだのですが、「ピラミッドを意識せよ」という分かりやすいアドバイスは伝えることが苦手な自分にも実践できる気がしました。
また、右脳と左脳の使い分けもなるほどと納得、どちらか一方だけではだめ。
実践編では具体的にプレゼン資料の作成方法が書かれていたが、これを真似すれば確かにワンスライドワンメッセージの資料は誰でも作れそうな気がします。
Voicyでのイメージでは熱いおじさん(失礼)という伊藤さんも、勢いだけではなく高速回転で頭の中でロジカルに組み立てているのだと知り、やはりできる人は勢いだけじゃなかった・・ と思った(思い込みに反省)。
ピラミッドは今日から意識しよう。