「The Winking Owl」が活動休止でショック
Vo.Luizaの脱退を受け、The Winking Owlが無期限活動休止した。
このタイミングでnoteを書くのもどうかと考えたけどやはり良いものは良いので紹介したい。大ファンだったのでかなりショックを受けていて、今聴き返しているのだが改めて良いバンドだったなぁと思ったので…
貴重な音楽性
そもそも、エモ系統の音楽の日本のバンドで女性ボーカルと言うだけでかなり数が限られてくる。ましてやメジャー所だとほとんどいないんじゃないかと。
元々アメリカ帰りのGt.Yomaがパラモアのようなバンドをやっていたこともあり、系統としてはそれに近いのだが、より日本的なメロディに絶妙に美味しいギターフレーズやドラムを混ぜてくる素晴らしいバランス感覚のバンドだったと思う。限りなくJ-POPに近い雰囲気でここまでやれるバンドは若手にはなかなかいないだろう。
ポストハードコアやスクリーモに影響を受けたバンドは大概は音が重くなったり、ドコドコしていたり、兎角激しくなりがちだ。その点、ウィンキンは殆どの曲が弾き語りでも成り立つようなボーカル重視のバンドで、きっちり差別化できていた。だからこそ惜しく思う。
こんなキレのあるリフに優しいメロディが乗る曲がどれほどあるのだろうか。安易に早めのテンポにして疾走感を出そうとするバンドが多い中、メロディと、楽器の絡み、グルーヴで勝負している感じが”バンド”という感じがして良かった。僕は特に初期の曲がゴリゴリしたギターと歌とのマッチングが不思議で好き。
天才少年ドラマーとして有名だったKenTが加入してからの楽曲のドラムのタイトさ。更に武器が増えた無敵感もあった。
歌が核になっていたバンドだったので、この先活動を再開したとしても全く別のバンドになってしまう事だろう。でも、楽器隊も素晴らしいプレーヤー揃いであったので、今後の活動もしっかり追いかけていきたいと思う。
突然の事であったので今回はこれくらいで。個人的に好きな曲は「Broken」「Lust」「Break it out」「Chain of Emotions」あたりだろうか。各種サブスクで聴けるのでよかったら。どうぞ。
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