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ガソリン車好きが乗るテスラ

以下は2020年1月に記述したものを再編したもので、情報としての古さは否めません。が、基本的な考えとしてはあまり変わっていません。今のテスラ車を乗っていないので、ハードないしソフトウェアの評価については、変更があるかもしれませんが。加えて、急激なEVシフトやEVの欠点も浮き彫りにされた今となっては、EVへの「適度」なシフトについてさえも、懐疑的であることは否めません。以下、そのことを踏まえつつ。
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テスラは口コミを主体として伸びてきているそうで、テレビCMもしていないそうです(そもそも、テレビを観なくなったのでわかりません)。販促費がかからないようですね。
もはや戦後ではない、どころか、もはや昭和ではない、ので、マスに対してマスメディアを使うというのはさすがに常道ではなくなってきていると思います。粗利がよくても営業利益が減じます。
もっとも、ビジネスライクな視点から離れれば、ジェミニの街の遊撃手やジュリーのブルーバード、中村雅俊のコロナ氏等々、数えきれないほどのCMが浮かんできて、それはそれで懐かしいのですが、私にとっては懐かしかったり、当時の息吹を味わうための道具にしか過ぎません。そもそも、昔のCMに感銘して、ディーラーに行っても、もう売ってませんしね(笑)
新車のCMは別ですが、上述の通り、私はテレビを観なくなりました。

販促の方法は今のご時世では常道かなとは思いますが、ハードウェアにも工夫をこらして、結果的にコストを低減させて、車両販売価格を抑えることに成功しています。いや、車両販売価格だけなら、車格相応にはあるのですが、補助金や優遇税制があるので、イニシャルコストはさらに下がります。構成部品も少なく、オイル交換も必要ないので、ランニングコストも安くなりますね。

安ければいいというものではないとは思いますが、部品点数の増加等で、物価のスライドを勘案しても、クルマは割高になったなという気もしています。そういう意味では、テスラはうまく市場に入り込んでいくと思います。
経済誌でテスラの在庫車がたくさんであるというニュースを昔見ましたが、かつてのスバルもそうでしたし(笑)、私はコケることはないと思うんです。

クルマの基本である走りがとても良かったからです。ガチガチでもなくフニャフニャでもなく、車速に応じた最適な出力を出してくれている模様で、都内を走っていても楽チンですね。
加えて、アクセルをやや踏み込み始めると、信じがたい加速をするので、この点は刺激的ですね。
モーターを車体下部に持ってきたためか、車体は安定していますし、ステアリングの切れ込みなども実にいいですね。リアのトランクも広いですが、フロントにもトランクスペースがあり、こちらも広い。これは驚きでした。

個人的には電気自動車と内燃機関のクルマの市場比率が半分くらいであるといいなと思っています。もしかしたら、それは鉄道普及の波に抗ったかつての馬車の匹夫のような考えかもしれませんが(鉄道敷設を拒否した地域は長い間寂れてしまいました)、ドラスティックにEVにシフトしていくのもどこか釈然としない気持ちがあります。
フランスやカリフォルニア州みたいなところならいいのでしょうが。

土曜日の夜にヨルダンのクルマ好きと話をしました。また、2日に彼と彼の友人とイラン人が経営する工場で足回り交換をしてきました。
こういうこともEVが完全普及したら、もはや情景として無くなるかと思うと、物悲しくもあります。

ゆえにこそ、内燃機関のクルマと電気自動車のマーケットシェアが均等であることを私は望んでいます。ということを今考えました(笑)

ということで、テスラの宣伝をしてみました(笑)
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続いて、当時の試乗印象を述べましょう。
試乗したクルマはモデルSなのですが、
モデルSから受ける印象こそ変わらないにしても、鈍化してきたとはいえ、EVが身近になってきました。怒涛のワープ加速についても新鮮味はもはやないと思います。そして、いよいよ各種規制でガソリン車が追いやられている様を実感していると、モデルSの出来不出来に関わらず、ネガティブなバイアスが入ることはまず間違えないかと思われます。そのことを前提に以下、当時記述した文書をば。
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まったくもって知識のなかったテスラ・モーターズのモデルSに乗ってきました。
神宮までは時間帯次第では、一般道でも40分もあれば着くので、神宮外苑にクルマを停めて、青山のテスラに赴くことにしました。

パナメーラばりに大きいというお話を伺っていましたが、個人的にはそうは見えなかったですね。カムリくらいの大きさにしか見えず、運転していても大きさを感じることはありませんでした。まあ、私は全幅のあるクルマは得意なので、ゆえにこそかもしれませんが。

インターフェースは取説が無くても操作できるような優れもので、アメ車なのに日本向けにきちんと作り込んでいるなという印象を受けました。
国産某ブランドよりよほどいいです(主観です)。
ネットが常時接続となっており、年に一万ほど払えば使い放題のようで、この点、スマホがマストアイテムとなった今では大きなメリットだと思います。
また、音声認識はアメリカでは既に実用化されているとのこと。まあ、この辺りはすぐに導入されて、キャッチアップできそうですね。新鮮味は無いかと思います。

それにしても、乗ってみて驚きましたね。電気自動車なので速いのは予測できましたが、かつて経験したことのない加速、というか、加速という認識を得る前に加速していたという不思議な感覚を味わいました。ゆっくり走ればそれに合わせた制御をしてくれます。これは凄いという言葉しか浮かびません。

速いだけでは無く、運転していて愉しいクルマでした。ここがレクサスやメルセデスの通常のモデルには無い点(主観です)で、値段はわかりませんが(聞きませんでした)、ビーエムの3シリーズくらいの大きさのモデル3が500万ほどとのことなので、それをもとにざっくりと試算してみます。

乗り出し価格から、優遇税制や各種補助金で割引されますし、部品点数の少なさからくるメンテ費用低減(ドラシャもオイル交換もいらなくなります)効果はかなりのものですし、そう考えると安いですね。

スーパーチャージャー(充電ステーション)も案外とあちこちにあるようですね。航続距離が満充電で500キロほどらしいので、遠乗り男の私にも向いています(笑)
バッテリーの保証も何年だかは忘れましたがかなり長いです。
そういえば、昨日、参加した群馬のZのミーティング会場にもテスラのスーパーチャージャーがありました。インフラは充分だなと思いました。

積載性も凄いです。
モーターがボディ下部にあるのが功を奏していますね。車体に安定感が出ますし、リアどころかフロントにもトランクが確保され、積載性は充分です。

その他様々な理由から、アメリカでいえば、GMよりも収益構造が良いらしく、既存業界の思惑等もあり、テスラ危うしなんていうニュースも飛び込んできますが、私はクルマ好きにも伝わると見事な電気自動車を作ったなと思っています。
褒めまくりになりましたが、特にダメ出しする点はありませんでした。大衆車クラスのテスラ車が出たら脅威かもしれません。怒涛のワープ走行が付随されるかどうかはわかりませんが。

Tesla model S was by far awesome more than I had expected. Yes,it’s natural it runs so fast because of high power EV car. It made me a pleasure for driving. Tesla fellows would know the mindset of the enthusiasts. Indeed,it’s perfect. You can load lots of luggage both in front and in rear trunk. The interface is like iPhone,that is,you can use it without any instructions.
After that,I had my car washed and then coated brakes and underfloor. Come on salt!
My buddy is more stronger for salt roads.

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