統治の勉強について
今年のCE試験まで3か月を切りました。受験生のみなさんは試験が近づいているのを肌で感じるようになってきたのではないかと思います。
突然ですが統治の勉強はいかがですか。おそらく後回しにしている方も多いのではないかと思います。ですが、2回目以上の受験生に知っておいてほしいのは、初受験(1年目)の方々の統治の知識のレベルはかなり高いということです。
2回目以上の受験の方々は公務員試験から時間を経過しているので知識も薄れてきていることでしょう。それに対して、1年目の方々は公務員試験から時間がそれほど経っていないため、かなり正確かつ洗練された答案を書いてきます。今まで何百通と添削してきましたが、1年目の受験生の統治の答案には驚かされます。
もっとも、1部生と2部生ともに民法と刑法が勉強において優先であることは揺るがないので、統治に割ける時間は限られています。そこで、私が2回目以上の受験生で民法と刑法で手一杯の方々にオススメする勉強方法は、①2~3か月前にざっと統治を勉強→②直前期に復習という方法です。この程度であれば何とか時間は割けるのではないかと思います。これで少なくともどんな問題が出ても何かしらは書けるレベルにはなるのではないかと思います。統治で1年目の受験生に勝つことは難しいですが、そこでいくらか差をつけられても他の科目は1年目の受験生よりも一日の長があるはずです。
1週間を切ってから詰め込むという方もいますが、それができるのはある程度の知識が入っていることが前提ですので、現在の統治の知識がどの程度あるのかを考慮した上でその手段を採るかどうかは決めた方がよいです。
逆に1年目の方々は統治は後回しでもある程度何とかなるので、民法と刑法(一部生は選択した訴訟法も)の勉強を優先してください。特に公務員試験で論文を書く練習をしていない科目を必死に勉強してください。1年目の方は直前期詰め込みだけでも統治は何とかなります(オススメはしませんが・・・)。
統治は後回しにされがちですが、スケジュールに必ず組み込んで勉強を進めてください。