頑張れない日々が続く。 元気がある日は散財し、元気がない日は布団に籠もる日々がしばらく続いている。夜はそれなりに眠れるが、夕方頃から抗いがたい苦痛のような眠気に耐えられずにベッドに沈む。ベッドは晴れた海の底を進む潜水艦だ。穏やかに私を外界から切り離す。 散財の内容といえば、もっぱらアクア用品と草で、あとは料理が苦痛で仕方ないので出前を頼んだりする。医者は料理くらいできなくたって、食べれているなら問題ないと言うが、元々できていた料理ができないことは苦痛だ。無駄に散財している
ある眠れない夜のこと。水槽フィルターの水音を聞きながらぼんやりとしていた私の頭に、唐突にある考えが浮かんだ。 「そうだ、コンポストを置こう。」 いや唐突すぎるだろう。 コンポストとは生ゴミを堆肥化する機材のことだ。 好気性とか嫌気性とか段ボールで自作とか色々あるけれど、要はコンポストの中に生ゴミを入れて、混ぜたり菌を振りかけたりすると、発酵や分解を経て最終的に堆肥ができる。そしてできた堆肥で美味しい野菜や綺麗な花を育てよう。そんなエコでサスティナブルなアイテムだ。 ま
こんばんは、七谷くとです。 散歩のお供はマクロレンズ我が家にはOLYMPUSのカメラが一機と、四本のレンズがある。 そのうちの二本は、最初からダブルズームキットに入っていたズームレンズと望遠レンズ。一本はLAOWAの単焦点広角MFレンズで、これは主に夜空を撮るために購入した。そして最後の一本がマクロレンズである。 ↑これ。 散歩に行くときは、いつもこのレンズを持っていく。 私の場合、撮りたい被写体は、大抵が足下にある小さなものだ。車道との境に咲く花や、石にへばりつく
こんばんは、七谷くとです。 料理はしたいしかしあまり動きたくない。身体が重い。時計は既に十五時を回っているが、夕方まで気力が保つ気がしない。このままだと、夜には何も出来なくなっていそうな気がする。今日も夕飯を作れない予感がじわじわとある。 そんなとき、私の中でよく候補に挙がるのがポタージュだ。 「え、ポタージュって超滅茶苦茶面倒くさくない?」と思ったかも知れない。私もまあ、そういう印象はあるのだが、何故か私の中ではかなりハードルの低い料理に分類されている。何なら米を炊く
どうも、七谷です。 噂のブセガチャブセガチャを注文した。 ブセガチャというのは通称で、要は「注文すると品種はおまかせでブセファランドラを送ってくれる通販」のことだ。 メダカをお迎えした当初から噂は耳にしていた。興味はアリアリだったのだが、ちょっと勇気の要るお値段だったのと、水槽立ち上げ当初にブセを溶かした経験があったため躊躇していた。しかし最近になって溶かしたはずのブセが復活してきたので、改めて挑戦してみることにした次第である。 ↑この方の動画をみてからずっと気になっ
こんにちは、七谷くとです。 実は休職中なのだ。 少し前から仕事を休んでいる。 休職に入るかはとても迷った。迷ったのだが、結局は身体の方がついてこなかった。朝、ベッドから起き上がれないのだ。全身がだるくて重くて、力が入らない。最初のころは、サカナクションの新宝島の陽気なイントロに合わせて無理矢理起床していたのだが、だんだんそれも上手くいかなくなった。ベッドの中から上司にLINEで、すみません半休くださいと連絡をする朝。それでも動けなくて、結局全休にすることもしばしばだった。
湖畔に辿り着くと、すでに夕日は山の端に消えていた。 日の入り時刻は調べていたが、途中で道が分からなくなって、辿り着くまでに時間が掛かってしまった。その上、対岸にある山の存在を計算に入れていなかった。三脚を立てて、カメラを設置していると、隣で撮影していた男性が「遅かったね」「もうちょっと早く来たら湖畔に夕日が映っているところが撮れたのに」と写真を見せてくれた。確かに綺麗だ。少し勿体ないことをしたな、と思いつつ、まあ一応目的は夕日ではないので良しとする。 「いい写真を撮ってね
本が読めない。 鬱と集中力と読書欲私の場合、鬱の兆候が出始めた頃から、集中力を必要とするインプットが難しくなった。 例えば映画。映画館に行ってしまえば集中するより他はないので割と見られるのだが、家でAmazon Videoを見ようとしても、ものの五分で疲れて停止ボタンを押してしまう。 例えば音楽。聞き流す分には問題ないが、歌詞をじっくり聞くのが難しい。ちゃんと聞いていた筈が、気がつくと記憶が曲の終わりに飛んでいる。 そして本。特に小説や難しい本。星新一の短編一本を読み切るの
こんにちは、七谷くとです。 水槽というエリジウム朝起きて、メダカたちにご飯をあげながらじっと水槽を眺める。 ちゃんと食べているか、病気の兆候は無いかを確認しつつ、すいすいと身軽に泳ぐメダカやエビを観察する。 先日久々に市民プールに行った。実に去年の三月ぶりだ。水の中は水圧が重たくて、歩こうとしても手足が思ったように動かない。顔を水に漬けてみれば圧力がきつい。苦しい。息継ぎなんてもってのほかだ。結局一時間半ほど、プールの端でぐるぐるとウォーキングをしたり、空いているときを
どうも七谷くとです。今更ですが一応苗字は「ななや」と読みます。「78910」でななやくとです。 気になったら病院に行こう、怖くないから現在うつの治療で心療内科に通っている。 通院している病院は予約不要で、いつでも行ける安心と引き換えに、混むときは半端じゃなく混む。土曜の昼間は特にカオスだ。MAXで三時間ほど待った。これでは先生も大変である。 最近はちょっと私も学んで、受付で待ち人数を確認してから、多かったら受付の方に断ってしばらく外に出ている。近くの本屋に足を運んだり、その
どうもお久しぶりです。 前回の記事から大分間が空いてしまった。 あれからも暫くはポツポツ死が続き、一旦はメイン水槽のメダカが4匹まで減ったが、現在は落ち着いている。稚魚たちも大きくなった子から順次メイン水槽に移しているので、どうにかこうにか賑やかさを取り戻した感じだ。 その後の対策は、特にしていない。当初対策として取り入れた、餌の変更や、栄養剤の添加、牡蠣殻の投入、照明時間の調整は現在も行っているが、新たになにか追加したことはない。精々草が増えたくらいである。 しかしな
バケツが要るので、仕事帰りに百均に向かう。くたびれた十八時半。 行きがけに確認したATMの画面に映し出された大して増えていない預金。五年前とほぼ変わらぬ手取り。溜息を肺の奥に飲み込む。 最寄りの百均への近道は百貨店の中を突っ切るコースだ。ずらり並んだ消毒液と体温計カメラの歓迎を受け、天井の高い一階フロアに足を踏み入れる。白い床にベージュの光。 並ぶ煌びやかな装飾品。GUCCIやPRADAのショーウィンドウが金色に輝いて、その前を敗残兵の気分で通り過ぎる。出口手前の香水コーナー