情報空間の風水があなたのこころの中を映し出し現実さえも書き換えてしまう理由
【坂口恭平さんに感謝を込めて(私の書いている文章は、毎回坂口恭平さんにヒントをいただいて書き下ろしているものです)】
『目の前の景色は、あなたのこころの中をうつしだしたもの』。
そんなことは、耳にタコができるほど、あなたにとってありふれている言葉ですね。もりやまも、それはしっています。
いわゆるスピリチュアルな界隈でよく言われる『あなたがこの現実を映し出しているんですよ』というありがた迷惑なお説教、きっと聞いたことがあるでしょう。でも実際に、これを自分の言葉として落とし込めた人が、どれくらいいることでしょうか。
私もスピリチュアルなものと初めて触れ合った頃は、なんとなく分かったような気がして、なんとなく分かったようなフリでい続けることにしていました。でも世の中には、この言葉の本質をいろいろな角度から言い表したり、説明したりすることができるようになる便利なツールがあります。それらに出会ったことで、私は世界について、人間の仕組みについて学びを深めていくにつれて、ハッキリと腑に落ちた教えに変わりました。
そのうちのひとつが【情報空間の風水】というものです。
風水と聞くと、あなたはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
◯風水って占いですよね?
◯西に黄色いハンカチを置けって話は聞いたことあります
◯トイレを掃除すると金運が上がるから、毎日掃除してます!
◯Dr.◯パさんなら知ってますけど
◯風水の鑑定をしてもらったけど、吉の場所に龍の像をおかなきゃいけない、って言われて、ダサいし。結局やらずじまいでした……
みたいなことをよく聞きます。正直言いましょう、以前は私もそういうコメントをしていた人たちの1人でした。『風水?そんなもんで、人生が変わるわけないだろう』と(プロの方々スミマセン……)。でも、私の師匠が風水というものを、もう一度現代風に見直して、再構築した結果、風水に対しての見る目が180度変わってしまったんです。
『目の前の景色は、あなたのこころをうつしだしたもの』。この冒頭の1文は、簡単にいえば謎掛けみたいなものです。抽象的な一言なので、とらえ方はたくさんありますが、どれくらい深いところまでその真意を読み取れるかは聞く人の力量に左右されてしまうでしょう。
私たちは、世界をどう眺めているのか?
その問いに答えるためには、日常のとてもささいな物事にも焦点を当てて、考えてみなければなりません。私たちは、五感であらゆるものを感知しています。五感というのはもちろん、目や耳や鼻や舌や皮膚で感じられる感覚のことです。たとえば、散歩をしているときのことを考えてみましょう。散歩をしている最中に、あなたはふとキレイな花を見つけたとします。
『あ、コスモスが咲いている、綺麗だなぁ。』
『そんな季節になったんだな、なんかいよいよ秋到来、って感じがする。』
そんなことを考えます。でも、この瞬間ちょっとカメラの映像をストップして、私の話を聞いてください。あなたは、コスモスを見つけて【綺麗だ】と思い、そこから【コスモス→秋到来】という思考プロセスを一瞬で通り抜けました。でもここで、質問です。
”コスモスを綺麗だと思ったこと”と”そのコスモスを見て秋到来だ”と思ったこと。でも、もしもブルーの美しいコスモスに気づかなかったら、あなたはこの2つの思考をもつことができたでしょうか?
答えは、Noです。コスモスに気づかなければ、コスモスを綺麗だと思うことはありませんし、”コスモスをキッカケ”に秋の到来を実感することはなかったでしょう。つまり、あなたの思考(ここでは【こころ】と言ってもよい)というのは、目の前の景色が映し出しだされたものなのです。
たくさんの人たちが、思考というのは、自分の中から単独で、オートマチックにあふれ出てきた泉だと思っている人が多いと思います。でも、よくよく考えてみると、日常で私たちが考えるほとんどは、目の前の景色が起爆剤となって、見切り発車されているものだということが理解できるでしょう。例をあげればキリがありませんが……
◯コンビニに並んでいる雑誌コーナーを眺めて『あ、私の好きな秋のファッションコーデ特集だ、そろそろ服がほしいな』
◯かっこいい人やカワイイ人とすれ違って『あ、すごいタイプ。付き合いたい、ラブ』
◯散らかっている自分の部屋を見渡して『あーあ、また散らかってる。片付けなきゃいけないんだけど、面倒くさいんだよなぁ。どうしていつも、すぐに散らかっちゃうんだろう?』
きっとあなたは、こんなようなことを日々考えているはずです。でもそのほとんどが、目の前の景色という情報を取り入れることによって、浮かび上がってくる【幽霊のようなもの】だということに気づいている人がどれほどいるでしょうか?
『え、私は目の前に情報がなくても色々なことを妄想できますよ、それって思考じゃないんですか?』という質問をしてくる人もいるでしょう。いいですね。とてもよい質問です。私は【人間は全くの情報なしに、思考することはできない】という話がしたかったんです。
たとえ、実際に目の前にいない好きな人のことを考えているときも、恋愛ドラマを見ながら『こんな恋愛したいな〜』と考えているときはあるかもしれませんね。それか、このまえ一緒に食べたインスタ映えのするソフトクリームを食べているときに、好きな人のことを考え始めるかもしれないです。
実際に好きな人がいなくても、好きな人に関連した情報に触れることによって、私たちは思考をすることができます。記憶というのは、連想ゲームみたいなものだからです。もちろん、関連した情報であればあるほど、特定の情報を引っ張ってくる頻度は高くなりますよね。
『でも突然、ふっと好きな人のことを考えたりすることもあるんですよね。その場面になんら関係性も感じられないのに。それはどうしてなんですか?』という質問をしてくるひとがいるかもしれません。
安心してください、それは【恋という病気】です。残念ながら、手遅れです。処方箋はありません。
冗談です。ただし、この質問に答える前に、私たちは一つの思考の落とし穴にハマっていることに気がつくことが必要です。確かに、関連した情報に触れているほど、好きな人のことを考える確率は高くなります。けれど、私たちが【関連しているかを認識するかどうか】は関係がないってことです。
たとえば、こんな実験があります。超古典的ですが……。
パブロフの犬という実験をみなさんご存知かと思います。実験では、犬に餌をやるときに、必ずベルを鳴らしてからあげるという教育をしました。それをしばらく続けます。しばらくすると、犬は実際に餌をやらなくても、ベルの音を聞くだけで、自動的によだれを出してしまうようになるのです。ここで大事なのは、ベルと餌は、実際には全く関係のない情報ですが、何度か同じ場面で遭遇することによって、犬はベルと餌を結びつけています。これは、ほとんど無意識的な反応です。
だって、私たちだって『唾液を出そう!』と思って出せるものじゃないですが、梅干しを想像すればほとんどの人は出せますからね。こうやって、情報というのは"私たちの意識にのぼるか、のぼらないか?"、または"関連しているか、関連していないか?"を意識している、意識していないにもかかわらず、日常の中で自動的に関連してしまうものなのです。
もう一つ言葉を足すなら、突然ふっと好きな人のことを考えたりするのは、身体が疲れているときとか、寒くてお腹が空いているとか、風邪で熱をさみしい気持ちになったときとか、似たような香水の匂いを不意に嗅いだりとか『えっ、そんなことで?』というキッカケが引き金になっていることが、ほとんどだということです。言うなれば、私たちの五感全てで感じられるものすべてです。それらが、複雑に絡み合って、関連し合い、火花のように私たちの思考を回転させているということなのです。
極端な話をすると【なんにもない真っ白な部屋に閉じ込められるなどして、あらゆる感覚を遮断されると人間はどうなってしまうのか?】という研究の結果からお話しましょう。最終的に、この部屋の中で感覚遮断されてしまった人は、無意識や幻覚を創り出し、最後には発狂してしまいます。
感覚とは、いわゆる外界からのインプットです。その感覚がなくなってしまうと、人間は『自分を自分だ』と感じることができなくなってしまいます。【ここに手がある】という感覚があるから、私たちは手を動かすことができるし、【目の感覚がある、色という光の刺激がある】と感じることができるから、目を動かすことができるんですね。それが、すべて遮断されてしまったら、人間は【ここに自分がいる】という認識をすることができません。そうなってしまうために、人間は口笛を吹いたり、幻覚を見たりして、無理やり刺激を作ろうとします。
こういった理由から、自我を保つためには、人間には外側からの刺激が、必ずエネルギーとして必要ってことです。ところが、刺激がなければ、自我を保つことができなくなりますから、思考することができなくなるのです。
ちょっとむずかしい話になってしまいましたが、シンプルにまとめると【人は周りにある環境から、刺激という情報を食べて生きている】ということになります。逆に言えば、刺激(ストレス)がなければ、人は生きていけません。マトモな思考ができなくなるからです。
さて、吉田兼好さんが徒然草の第157段で書いたものは、このことをシンプルに美しく表しています。
第157段:『筆を取れば物書かれ、楽器を取れば音を立てんと思ふ。盃を取れば酒を思ひ、賽を取れば攤(だ)打たん事を思ふ。心は、必ず、事に触れて来る。仮にも、不善の戯れをなすべからず。』
現代語訳:『筆をもてば何か書きたいと思い、楽器を手に取れば音を出したいと思う。盃を持てば酒のことを思い、サイコロを手にすれば博打をしたいと思う。心は必ず、外部の物事に触れて動くものだ。仮であっても、不善を為すことにつながる戯れをしてはいけない。』
【心は必ず、外部の物事に触れて動くものだ】ということは、『目の前の景色は、あなたのこころの中をうつしだしたもの』という文言と、同じことを吉田兼好さんは、述べているのだとおもいます。
話はちょーっと戻って。現代における最先端の風水という技術は、この真理が如実に現れた技術だということです。
あなたの部屋は、すべてあなたの選択、思考でできています。お気に入りのものは、すべて、過去のあなたが選んできたものです。間に合せのために買った家具は、すべて、過去のあなたが『間に合せでいいや』という思考で、購入された証拠として、今もあなたの部屋をふてぶてしく占領しています。
さらに言えば、お気に入りのものや、間に合せの家具は、それぞれが今のあなたの思考も表しているはずです。なぜかというと、そのお気に入りのものを見るたびに、あなたはもっともっと、お気に入りのものに関連する情報を集めようとするでしょう。
それから、過去に買った間に合せの家具が、まだあなたの大事な部屋で大きな顔をしているのであれば、あなたは人生のあらゆる場面で、間に合せをする選択をしていることでしょう。大事な人生の場面場面で、お金を掛けられなかったり、少しケチってしまったり。本当に欲しいものへの気持ちに蓋をし、大して心が踊らない別のものに手を出して、後悔したりするのです。でもそれは、残念ながら無意識です。ちゃんと認識して捨てない限り、その思考パターンは拭い去られることはありません。人は目の前の景色全てに、自分との関連性を見い出すことはできないのです。
簡単にいうと【あなたの家というのは、あなたの潜在意識を形にしたものだ】ということです。
考えてもみてください。私たちの身体は、日頃、私たちの食べているものでできています。
それと同じで、私たちの思考は、日頃、私たちが知覚できるすべてのものでできているのです。つまり【情報空間の風水】でできている。
そう考えてみると、おもしろくないですか?
家の中のモノや、配置などを見れば、あなたが無意識に抱えているあなたを知ることができますし、もちろんそこには、あなたが向き合うべき問題や課題が隠れていたりします。でも、あなたがあなたを知るだけで、問題の80%は余裕で解決してしまうでしょう。
でもそれだけではありません。占いと違って、風水は【改善】ができます。これは、他の追従を許さない圧倒的な違いです。
今までの既存のスピリチュアルでは【『目の前の景色は、あなたのこころの中をうつしだしたもの』なので、自分を変えていきましょう】という主張ばかりしていました。でも、これを読んだ皆さんは、もう少なくともそれ以上のことができますよね。
【『目の前の景色は、あなたのこころの中をうつしだしたもの』だから、目の前の景色を変えればいい】
これこそ【情報空間の風水】を学ぶ一番の醍醐味です。
本来の伝統的風水とは違い【情報空間の風水】は、伝統的な風水をさらにレベルアップさせ、現代的解釈と人間の英知をふんだんに取り入れた、抽象度の高い風水技術です。
【情報空間の風水】は『その家のあらゆるモノや配置は、あなたの無意識の痕跡だ』という前提と、これまでお話してきたあらゆる科学的な根拠や人間の仕組みに基づいて、知的好奇心あふるるお時間を提供しています。
◯玄関というのは、お店でいえば【どんな人(情報)に来てほしいか?】を示す看板みたいなものなのに、玄関になにもない。またはめちゃくちゃ。
◯部屋を見れば、そりゃ異性は来ないよね、という判断ができます。
◯家具やモノの配置は、その部屋でなにをするか?を決めてしまう。たとえば、テレビがあって、ベッドがあって、ご飯もそこで食べるのであれば、勉強や仕事に集中できないのはあたりまえだと思いませんか?
◯部屋の種類によって、運気をよくしたほうがいい部屋と、運気を悪くしたほうがいい部屋の存在を知っていますか。
◯どうして、子供が引きこもってしまうのか?家族の関係性がギクシャクするのか?全部が原因だとは言えませんが、風水の可能性も大です。
もう一度いいます。
【『目の前の景色は、あなたのこころの中をうつしだしたもの』だから、目の前の景色を変えればいい】
これが現代の風水、もりやまが代表をつとめる【情報空間クリエイト風水スクール】の信念です。
家の中の現状を知って、あなたの今を知る。これは、瞑想のようなものです。それから、つぎに、あなたがどうありたいかを実現させるために、部屋を変えるんです。古いモノを捨てるということは、今までのあなたの思考を整理整頓して、断舎離することと同じです。
それから、新しいもの、あなたの理想のありようを示したシンボルを、家具や小物に込めることは、あなたの自然体な生き方への決意を変えることにもなります。
コロナになってから、数年経ちます。私たちは、外で適切な刺激を受けることができなくなってしまいました。だからこそ、家の中にある情報を一新し、整理整頓して、あなたの理想とする生き方の道標になりますように。
もりやまはいつでも、あなたの新しい人生が【暮らしと向き合うこと】で切り開かれることを、応援しています。
もりやま(ななび)が代表を勤める情報空間クリエイト風水スクールに興味のあるかたはコチラ↓から
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どの方も、お待ちしております。