隠し続けてきた私の願い
もう私は10年近く本気で人を愛していない。
気がつけば10年も経ってしまっていた。
そのうちの5年までは、男性を近づけることさえしなかった。
シャッターガラガラ閉店状態。
それからはちょこちょこつまみ食いみたいな関係が時々。
だけどお互いに片手間に、
ちょっとドキドキできる
そんな関係。
3ヶ月と持たない関係。
ここ数年は、踊ることにかなりのエネルギーを費やしていて
この半年は、セールスコピーを書くことを勉強し、そのことにかなりのというか、自分の全てのエネルギーを費やして来た。
そのことをがむしゃらにやってみると、自分のエネルギーが全然巡らなくてもはや枯渇しては息をするのも精一杯というようなところに行き着いた。
”自分でお金を稼ぐ”
ことに一生懸命になろうとしていたけど
苦しさがピークに達したある時
先輩ライターに相談をした。
「自分で稼がなくても5人でも6人でも彼氏作れば良いんじゃないの?
自分に何隠してるの?」
その人の言葉はめちゃくちゃ核心を突いていて
私はかなり動揺した。
過去に無防備に人を好きになって
その後経験した痛みは、私が生きることも危険にさらすような
それはそれは二度と味わいたくないものだった。
それを理由に私はその後
誰かを愛するということを選ばなくなったし、
もっと他にも理由があるのかもしれない。
そして何かに一生懸命になって自分のエネルギーを費やしていたら
人生は充実しているような気持ちになれたし
自分の人生を生きているような気持ちになれたし
自分の命を無駄にせず生きられているような気持ちになれた。
だけど、いつも、どこか心の奥に
私はこれが本当にやりたいのかな?
そんな声があって
このことをこれからも続けて生きたいのかどうか迷っているというようなことがよく起きていた。
でも今
私は誰かを愛したい
という願いがあることに気づいている。
今はどうしたらそれができるのか分からないでいる。
でも私は再び誰かを本気で愛したいと思っている。
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