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珈琲をお湯で薄めるのは非常識?

  
ご夫婦で珈琲を飲まれているご主人が見た衝撃の事実とは!
 
深煎り好きなご主人は自分好みの珈琲を奥様の分も一緒に淹れて、お二人で珈琲タイムを楽しんでいるそうです。
 
そして、ある日…
 
ご主人は見てしまったのです。奥様がこっそりその珈琲にお湯を足しているのを!
 
この驚くべき奥様の行動を目撃したご主人が奥様に優しく聞いてみたところ、実はご主人の淹れる珈琲が奥様にとっては濃く、いつもこっそりとお湯で割って飲んでいた、とのこと。
 
ご主人は「えー、そうだったの!知らなかったー」とちょっと驚いたそうです。「うちのカミさん、僕に隠れてコッソリと珈琲をお湯で割って飲んでたんだよねー」と私に言ってきたご主人に一言。
 
「それ大正解です!」とかぶせ気味に返答。
 
当店で初めてご購入いただいたお客さまに珈琲の淹れ方や分量などを書いたチラシを同梱しています。そこには「最初はやや濃いめに淹れることをオススメしています。それが濃く感じた場合はお湯又は出がらしで薄めて、自分の好みに調整してくだい」とご案内しています。
そして、次に淹れるときに豆の量を増減するなどして味の調整をしていただければ良いかと思います。
 
ちなみに"出がらし"とは抽出後、残った珈琲のことです

サーバーから外した後の残りの珈琲


「最後の部分は雑味が出やすいので落とし切らずにサーバーから外してください」という説明をよく見かけますよね。
 
当店の豆は"出がらし"に雑味はありません。
 
実際に聞いたお客様の声として、この薄くなった最後の出がらしを夏場は冷やしてアイスコーヒー代わりに飲んでいるとのことです。スッキリとして飲みやすいそうです。無駄なくお飲みいただいてとても嬉しいです。
 
こうして、お客さまに教わることも多いです!
 
当店では最後の一滴まで美味しい珈琲しかお売りしていません。なので”出がらし”までが味チェックの対象になります。

もし雑味や冷めた時に飲みづらい味が出た場合、焙煎の問題がほとんどです。これは当店の豆に限った話しではありません。
 
本当に飲み心地がよく美味しい珈琲に出会うと上記の事がよく分かると思います。
 
この味覚を叩き込んでくれたオーナーには心より感謝しています。
これは私にとって財産の一つとなっております。


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