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習慣から抜け出す

こんにちは!
家に引きこもりで天パの髪が
静電気で下敷きにくっついたみたいになっているL大のナナです。

1日の生活に変化が少ないと、朝起きてから寝るまで、
けっこう同じようなことを繰り返しているなと感じたりします。
スーパーに行くと同じクッキーと豆乳ヨーグルトを買い
レギュラー珈琲は苦みの強いモノにする。
同じバントのアルバムの再生ボタンに手が伸びて…
こんな同じことの繰り返しじゃ進歩がない、
もっと普段と違う選択をしなきゃ!と思うのですが、
習慣の力はつよいなと感じます。
そんなときふと頭をよぎったのが次の言葉です。

我々は我々の傾向を選ぶことはできない。
我々の為しうることは、我々の傾向と
義務の間で選択する事である。
マッキンタイヤー『西洋倫理学史 カント』

これはスコットランド出身の哲学者
アラスデア・マッキンタイヤーの『西洋倫理学史』の一節です。
「我々の傾向」とは、
よく分からないけどいつも
こんな風に考えたり、行動してしまう
...という性質や習慣のことです。
みんなそれぞれ「無意識のうちにこうしてしまう」
という心や身体の習慣をもっているのでは。
今日はそんな習慣から抜け出して、未来をひらいていくために
必要なことを考えてみたいと思います。

〈男の女の習慣〉
たとえば、ランチに入ったお店で
焼き魚定食にするか、焼き肉定食にするか、
その選択は私たちが生まれてから今日まで
積み重ねてきた行動に影響されているのではないでしょうか。
歌手の山崎まさよしさんの『セロリ』という曲があります。

育った環境が違うから好き嫌いはイナメナイ
夏がだめだったりセロリがすきだったりするのね
ましてや男と女だからすれちがいはしょうがない
妥協してみたり多くを求めたりなっちゃうね。

男に生まれたか、女に生まれたか、
どんな家庭環境で育ち、
どんなことを心で思ってきたか、口で言ってきたか、心で思ってきたか、
十人十色なので、趣味嗜好もそれぞれ違ってきます。
それで意見のすれ違いも起きてきます。

もっとさかのぼってみると、犬や猫、
牛や豚に生まれず、人間に生まれたことで、
他の動物にはない、人間特有の傾向や性質をもつようになりました。

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一水四見という言葉があります。
同じ水をみても
人間は「飲み物」とみる。
魚は「住処」とみる。
餓鬼は「青い炎」とみる。
天人は「瑠璃」という宝石にみると言われます。
境界が違うと同じモノでも
まったく違って見えてくるんですね。

手を打てば鹿は驚き魚は寄る
茶店の女中は返事する

奈良公園の池のほとりで「ポン」と手を打つと、
魚はえさを求めて近寄り、
鹿は鉄砲の音かと驚き、
女中は客に呼ばれたと思い「ハイ」と返事する。
一つの音を聞いても、それぞれ受け取り方が変わります。
これまでの過去の積み重ねが、ものの受け取り方や感じ方、
取捨選択に大きな影響力を持っています。

〈夢を持つようにしよう〉
「義務」とは
「これをやれば自分も周囲の人も幸せになれる!
とみんなが納得できる行い」と定義しておきます。
例をあげてみます。

1、親切にする
人のために労力や時間をつかって助けることです。
もし「親を切る」ことになったら、とても辛いですが、
自分を中心に考えてしまう欲ばかりの
私が人を助けるのは辛いことではないでしょうか。
それを「ここだなあ」と頑張って行動していくことです。

2、約束を守る
言行一致ともいいます。
自分とも他人ともした約束は、
期限を守る、言ったとおりにすることです。

3、忍耐する
怒りを人にぶつけないようにすることです。
どんな優しい人でも突然殴られたら、
腹が立ち、反射的に仕返ししたくなるでしょう。
そんなとき、深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。
アンガ-マネージメントという言葉もあります。

4、努力する
成功は努力の結晶。目的を定めた
圧倒的努力は、すべてに道をひらくでしょう。

5、反省する
うまくいかなかったとき、自分を省みて
その原因はなにか、考えてまたトライする。
トライ&エラーを繰り返すことです。

6、以上のことを実践する
知識を得ることに満足して、
実践が伴わないと現実は変わらないでしょう。
頭でっかちにならないよう、
身体にかけて実行して行くことです。

我々は我々の傾向を選ぶことはできない。
我々の為しうることは、我々の傾向と
義務の間で選択する事である。

この「義務」を実践するのは面倒くさいので、
「傾向」に流されがちなのが私たちではないでしょうか。
過去の蓄積には大きな力があります。
私たちは居心地のよい「コンフォートゾーン」に
留まっていたいと思います。そのほうが楽ですね。
でもそんな過去に引っ張られていると、
未来を変えることは出来ません。

過去は経験済みなので、臨場感があります。
その臨場感と惰性に引っ張られ
過去と同じ行動を繰り返してしまうのかも知れません。

未来に夢を持ち、そこに臨場感を与えることが、
「傾向」より「義務」を優先し、頑張るために大切なことだと思います。
ビジネスで成功したいと思えば、
高級ホテルの喫茶店で一杯1,000円の珈琲をたのんで、
仕事をする人もあります。
駐車中の高級車と写真をとり、
自分の車のようにSNSにアップしている人もあるそうです。
作家を志す人は文豪の宿泊した旅館にとまり、執筆したりします。
ある大学の合格を目指した受験生が、
その大学の学生を装って受験アドバイザーになったところ、
「これで大学に落ちたら気持ちが悪い」と勉強に力が入ったそうです。
未来を強く心の中に思い浮かべ、それになりきってみる。
絵の先生が弟子に虎の絵を描かせようとしたが、
なかなか描けないので「猫の絵でもいい」と言ったところ、
弟子は一生猫の絵しか描けなくなったとか。
「虎の絵を描こう」と強く思い、
繰り返していけば、やがて猫が虎になるのでは?
過去に囚われず、何のために勉強し、働いて、頑張っていくか?
未来を心に描いて、努力していきたいですね。

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学校では学べない生きることを学ぶオンラインの学校『L大』
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こちらもぜひ観てください!


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