あれは絶対UFOだった
霊感とかそういうの全然なくて、ほっとするような少し残念なような、でもあったら怖いの苦手な私は確実に毎日おびえながら暮らすことになると思うので、なくて本当によかったな~と思っておりまして。
怖い話が苦手です。
サイコサスペンスは平気、心霊ホラーは苦手です。
いわゆる「結局、人間がいちばん怖い」系はジャンルとしては平気ですが、映像でびっくりして心臓ばくばくするから見ません。
だって人間は壁をすりぬけられないけど、おばけはできるんですよ!
鍵かかってたって出入りし放題!凶器なくたって呪えばオッケー!
こわ!むり!
そんな私ですが、UFO話は、ちょっとわくわくして聞いちゃいます。
他の現象とは思えないようなものを見たことがあって、そしてそれがとても神秘的だったからです。
それは高校生のときのこと。
夕方、駅のホームにひとり立っていたのですが、その日はとても夕日がきれいだったので、ぼんやり見ていたんです。
その駅のホームはエスカレーターを昇ったところにあるので、都会ながらも周囲の建物より高く、遠くまでよく見えるのでした。
夕日が、遠くの山々の向こうで赤く燃えています。
そのとき目に入ったのが、影で真っ黒になった山の端にある、やたら明るい一点の光。
山腹でビカビカしていて、なんだろうなー山小屋みたいなのがあるのかなーって考えていると、おもむろにその光が移動し始めました。
モノレール?リフト?(※山の定義が高尾山止まりの山慣れぬ東京人の発想)と思ったんですけど、なんかめっちゃ早い。
もう、すごい早い。
真っ黒い山の、右側から、山の輪郭をなぞるように頂上を通って、左下へ。
その間およそ数秒。
普通モノレールとかでも山裾から山頂までは数分かかりません…?
8秒とかで山を越えて下るって、何?それ何?
混乱する私をよそに、いつの間にか山裾にたどり着く前に光は消えました。
反射的に浮かんだ言葉を飲み込んで、さんざん悩んだ末、出した結論は直感と同じ「UFOだ…」でした。
今でも、見間違いか勘違いかなとときどき考えるんですが、未だにわからないのです。
山にそんな装置あるんでしょうか…。
ちょっと今改めて考えてみて、これ、普通になんかある装置だったら恥ずかしいなと思ったので、どなたか心当たりがある装置や施設があったら教えてください!
おそらく箱根があるであろう方面の山々です!
と、そんなこんなで、以上が私のUFO体験でした。
そもそも、空に出ていなくてもUFOって言うのかなあ。
UFOって「未確認飛行物体」だけど、そして私が見たアレは飛行していたかは定かでは無いけれど、○年前から今まで、UFOに準ずる何かだと信じているのです。というか他に、思い当たる言葉がないのです。
あのときの気持ちと夕日が、心に焼き付いています。
今更UFOじゃないと知らされたとしても、それはそれで、美しい青春の思い出なのかなと思っています。
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