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西のオイシイ精神

「何それ、めっちゃオイシイやん」

滞在してた神戸から京都まで片道2時間、電車乗り継ぎ3回。
「そこは、緑の部屋でした。」というキャッチコピーでお馴染みの瑠璃光院の紅葉。
今はコロナもあって、事前予約必須の人気スポットです。今回の関西放浪の目的はこれ!

朝寝坊して朝ごはんも食べれず、やっとのことで到着したら、入場料が2000円かかるとのこと。

結構高いなって思いながら、鞄をひっくり返しても財布がない。瑠璃光院の入り口で財布を忘れた事に気付きました。
(本当にキャッシュレス決済の弊害。片道2時間かけて行ったのに、、、。)

どうしても中に入りたすぎて、道行く5人くらいに「Line payかPaypayでお支払いしますので、2000円現金ください、、、!」と半泣きで頭を下げまくった話をPoolo関西メンバーにしたら、オイシイと言われました。

関東の友達に同じ話してても、きっと
「え〜かわいそう、、、失笑」
とかで終わる残念な話をオイシイという関西の友達。

東と西で話術に違いがあるのかなって思い返してみると、
確かに関西の友達との飲み会では、皆競い合うように「この前な〜こんなことあってん!」と、自分の持ちネタ「滑らない話」を披露してたし、数分に一回は誰かがツッコむ。フリや伏線があって、最後に「きれいなオチ」がちゃんと用意されていました。
一方で、関東の友達との飲み会では、面白い話は沢山あがるけれど最後にガハハと笑うオチは少なくて、皆ふわっと纏めてるような気もします。

滑らない話ってどう作られるのか聞いてみると、

「失敗談とか身近に起こったハプニングから作る。特に、失敗談はオイシイ。この失敗をどう調理したら相手に面白く伝わるかな、どう抑揚つけたら面白いかなを考えるねん。」

単純に素敵だなって思いました。

私にとって、失敗は少し恥ずかしくて、
特に大きければ大きい失敗ほど人に話したくないし、
数日後「あぁ、何であんな事しちゃったんだろう」とフラッシュバックすることも多々。
自分の中で、「あぁ、もう少しこんな風に出来たのに」と身の丈に合わない事を無理に頑張っている時が、特に無駄な自己嫌悪現象に陥りやすい気がします。
「身の丈」って、自分の事をちゃんと分かっていないと「丈」が分からなくて、
社会人になって、沢山挑戦して失敗してやっと、「丈」が分かってきた気もするし、まだまだ分からないから高い壁にぶつかってみたり。


失敗をポジティブに捉えたい!そんな時は、この言葉を思い出します。

「失敗を嘆いている時は過去を生きてる時。失敗した事を次にどう活かせるか考えてる時は、今を生きている時。」

だから、失敗=オイシイとポジティブに、今を生きている関西の友達は素敵。

これからは、西のオイシイ精神を忘れずに。
関西での素敵な学びと出会いです。
(やっぱり旅で色んな友達に会えるのいい!)

ちなみに、ちゃんと瑠璃光院は入れました。
優しい住職さんが事後口座振り込みで良いよ、とのこと。人の優しさに涙。

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