日記(小)0925-1001
9/25(月)
葬儀当日。実家にある喪服っぽい服を見繕って、参列。物心ついた頃、すでに母と祖母は激しく憎み合っており、24時間365日すべての力を相手を潰すため費やしていた。でも、棺に花を入れるとき、泣いているのはただ一人母だけだった。耳は原始的なつくりだから、死んでも声が届くだのなんだのと進行係が言うと、みな口々に別れの言葉を語り始めた。月並みのことばが響くなか、母は「おだんご難しかった」といって泣いた。斎場に頼まれ、初めて葬式団子を手作りしたのだ。わたしは祖母にたいして何