才能を開花させる方法。好きなことだけに特化することが頭打ちになる理由。
今日は才能を開花させる方法を書いていきます。よく言われるのが好きなことをとことん突き詰めて時間をかけていけば、いずれ才能は磨かれるということです。好きなことに時間をかけ、苦手なこと、面倒なことは極力やらないという価値観が特にネットビジネスをやっている人には多いんじゃないかなと思います。僕も去年まではそのような考え方でした。
でも、最近は考え方が変わって、才能というのは苦手なことやキツいこと、理不尽なことをたくさん経験することによって磨かれていくということをいろんなことを勉強したり様々な経験を通して学びました。
例えば、昔のスポーツのトレーニング理論では一つのことをひたすら継続させること、野球選手になりたければ幼少期から野球だけをやらせることが良しとされていました。しかし、最近では幼少期にいろんなスポーツをやらせた後に、一つに絞るというやり方が最も選手としての才能が開花しやすいということがわかってきたようです。
この事例は最初から必要な動きだけを取り入れるのではなく、一見使わなさそうな動きも取り入れてみることによって、「必要な動き」に磨きがかかるということですよね。
最初から必要な動きだけを繰り返しやっていてもどこかのタイミングで頭打ちします。100メートルを速く走りたいからと言って、走るトレーニングしかしないのでは限界が来るのと同じです。一見、走ることに関係なさそうなトレーニングが実は100メートルを速く走る上で大事ということは全然あるのです。それと同様に、幼少期からいろんなスポーツをすることは大事だよということが最近のトレーニング理論では言われているんですよね。
これは僕らが何らかの才能を開花させる際にも同様のことが言えます。僕は基本的に文章を書くことが仕事ですが、だからと言ってずーっと部屋にこもってカタカタ文章だけを書き続けるような生活してたら、文章の技法は上手くなっても内容がつまんなくなっていきますよね。
日常が固定化されると、同じような思考回路で同じようなものしか出てこないという状態に段々となってくるものです。だから、時々ジムに行って体を動かしたり、新鮮な景色を見に行ったり、ビジネス以外の勉強をしてみたりと、いろんな角度から刺激を入れることによって、思考のマンネリ化を防いでいるのです。
ここ数年は嫌なことから逃げ続けているので、どこかでバイトをしてあえてストレスを味わってみるのもいいかなと思っています。とにかく、思考力、文章力を成長させようと思ったら、文章の技法を学んでビジネスの勉強をしてればいいってもんじゃありません。実は根底で自分の才能を支えてくれているのは「関係なさそうなもの」なんですよね。
特に好きなことしかやらないという生活を続けていると、ネタも出てきにくくなります。あと、ストーリー性がなくなってくるので、文章としても段々とつまらなくなってくるんですよね。自分という物語を動かしていくためには選り好みせず、いろんな経験をすることが大事だと思います。
文章の技法みたいなのはあくまでテクニックでしかなく、その人自身が歩んでいるストーリーを面白くすることが文章を面白くする一番の近道です。だから、コスパの悪いことをたくさんやることが最もコスパが良いのです。
ビジネスでもみんなと同じようなことを勉強して発信しても特に目立たないし、大した価値にはなりません。でも、好きなことしかしないということはみんながやっているビジネスの勉強をひたすら突き詰めていくという作業なのです。
これではライバルが多いし、差別化が難しいとは思いませんか?だったら、みんなが見てなさそうなものを見て、みんなが避けるようなものを歓迎し、嫌なこともあえてやってみる。そういう生き方をしていれば、自然と発信というのは面白くなっていくものなのです。
お金になりそうなものだけを勉強して発信して最短最速でマネタイズしていくみたいなものは貧しい発想だし、そういうのは無駄を省くことにこだわり過ぎているから中身がスッカスカなのです。簡単に言えば、経験値が少なすぎるので、勉強した分の知識は語れるけど、応用ができないので、他のことには全く生かせないような発信になります。
まぁ、結局何が言いたいかというと、好きなことだけをやっていても才能は磨かれないということです。逆に、一見無駄だなぁと思うようなことでも後々振り返ると大事な役割を担ってたりするものなんです。
そういう視点で生きていると、起こり得る全ての事象をプラスに変換できるので、無駄なことに時間を浪費したという感覚は無くなるのかなと思います。そして、何が起きてもポジティブに捉えられるので、人生も楽しくなります。積極的に苦悩を歓迎していこうじゃありませんか。その経験こそが才能を開花させる源泉なのですから。
ということで、今日は以上です。では。
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