ヲタク、自作Personaを推す宣言
初めまして、freeeで働いている、台湾出身台湾育ちUSでUXになりましたviiと申します。(hero imageはNYで見た一番好きなステージでした。舞台ヲタクであった私の人生幸せでした。)
ヲタクです。ヲタクの早口と長文が得意です。日本語は不自由です。カタカナ読めないです。
よろしくお願いします。
UXはなんですか?という不可解の問題に襲われる時、逆に相手の想像聞くと、「知ってるよ!UXデザイナーってPersona作ってる人でしょう?」という答えは割と多いので、「Persona」の存在は相当に知名度が高いですね、と思っています。
UXは「体験」、「体験」を作るために、まだ作成していない理想の「体験」の共同幻想(同じ夢を見てる、的な)を作れなければならないです。その理想があるこそ、協力はできるようになる。
有名の理論だと、「人がドリルを買うの理由は、ドリルが欲しいのわけがなくて、理由なく壁に穴をあけたいの訳でもなくて、壁で何をかけたいだからじゃないですか」そう言うことです。
むしろドリルーじゃなくても全然大丈夫です。賃貸だったらそもそもドリルーも怖いですね。けれどうちは「ドリル」を売りたい場合
下のような文章が文脈を含めて書いている「真のニーズ」でしょう:
そして、Personaはこの「ニーズ」の人のこと。映画かアニメというと、主人公みたいな存在。例えばこのようなことで:
ーー映画の始まりは、退勤してたら店で花を買って、ちょっと狭いの部屋の隅に一旦置いて、部屋のあっちこっちを片付けしながら考える彼女だった。どれだけ片付けても、棚は無理そう、そしてこれ以上に部屋に棚を置くのも無理そう。こんな彼女が、パソコンオンにして、「賃貸 壁 棚」を検索し始めました。
リサーチは「現実を掴む」ことで、共有は「その現実の缶詰めを味わうこと」だと思います。
先人たちの大量の知見をうまく受け入れるため、我々が受けた教育は「要点を掴む」がメインになりました。それはそれで、優秀の人ほど「要点だけの缶詰め」を作っちゃいそう。大体のことやる時に、「要点だけの缶詰め」は使い勝手いいけど、Personaを作る時はそうでもないと、私は思います。
だって、映画より概要の方が楽しめるわけがありません。
Personaとは?
エクスペリエンスデザインでは、魅力的なPersona(ターゲットユーザーのイメージ像)を作り上げることが重要ですね。一番手軽な方法は、10人くらいのターゲットユーザーとカジュアルなインタビューを行い、収集した情報をバラバラにして、それぞれの要素を分類してPersonaを作り上げることです。
例えば、今回はコーヒーのレシピのアプリのPersonaを作る場合を考えてみましょう。ターゲットユーザーは「コーヒーを作る人やコーヒーを作りたい人」としましょう。そこで、コーヒー豆を販売している人と10人ほどカジュアルなインタビューを行い、得られた情報を整理してキャラクターを作ってみます。
チャットGPTに出してもらったペルソナが下記です。ちょっとは使える、と思いました。
一見何の問題もないように見えるかもしれませんが、このPersona実は大きな問題があります。「佐藤 蓮太」は、「コーヒーのレシピ」のアプリのユーザーの代表として、なんかおかしいとことがあります。
そうです。都合が良すぎるところです。佐藤蓮太は、「コーヒーのレシピ」のアプリを使うだけの人ですね。ChatGPTが作ってた「佐藤蓮太」のキャラ性は薄すぎて、あくまで機械性の存在です。佐藤蓮太の人生もはやコーヒーレシピアプリ以外のものがない。
私はこの「佐藤蓮太」に興味持つ自信がない。こんなの、創作物ではモブキャラさえなれない。この「アプリ」の主人公なのに、名前さえもらえなさそうのわき役より浅いキャラ性しか持っていない。
実際「佐藤 蓮太」っぽいの人がいたら、彼はどういう人?高校卒業したから飲食で仕事し始めて、その頃からコーヒー好きのお客様から影響受けて、始めましたか?大学のサークルやって興味もえましたか?コロナのリモートワークの時謎にやり始めていっそ転職しましたか?
そもそも、コーヒー店長ってどういうような生活送っているのでしょうか。店はどこにいますか。店員さん何人がいますか。彼は恋人がいますか?友人いますか?どんな性格?新型のスマホもっていますか?パソコン使うのが得意ですか?
こういう「どうでもいい情報」というのは、私たちの「その人への想像」を大きく変える要素となります。
ChatGPTは「ちゃんとしたデータソースがない状態」から適当のこと書いてるだけーーそしてほんとのPersona作る時にはユーザーインタビューなどのデータがベースになるので、機械性の存在にならないはずーーけど、複数の人から集めた特徵はまとめにくいので、もしPersona作る人は「缶詰めを作る」を意識しながら「プロジェクトに有益の共通点」だけを掴むなら、結局ChatGPTの根拠がないPersonaと同じ状況になる可能性もあります。
実際、私の短いキャリアの中(特に面接プロフィール、学生コンテクストなど)で、何回でも見かけたことがあります。
「ユースケース」と「ユーザーストーリー」は二次創作
「ユースケース」と「ユーザーストーリー」は二次創作だと思います。Personaを想像して、シーンに置いて、どう言うことがあるのを作ってみたいと思います。
改めて、冒頭のドリルOLのたくみさんの話をもう一度見てみましょう
「たくみ」はどうのような女性、どうのような賃貸マンションで住んでいるのは何も載せていないけど、都内生活の人は多少想像つくでしょう。24歳OL、千葉の賃貸マンションの一人暮らし、それだけの言葉で我らが想像し始める。「固定観念」で一番その想像に当てはまるものを使って、部屋までの道まで想像して、そのような女性の部屋行ったことあるの人たちか、ドラマで見たことあるの部屋を想像して、間取りなどまで想像できる可能性はあるでしょう。ドラマなどに影響されて、ちょっと現実離れの綺麗の部屋を想像する人もいるかもしれませんが。
とにかく、そういう「肯定観念」を持ちながら、下の文章を見ましょう。
どうでしょう。脳内に何が浮かびましたのか。
このようなみんなみんな持ちそうの「固定観念」と違って、「コーヒー豆販売店のオーナー」のこと全く想像できないケースが多そうと思います。なので、ChatGPTのプロフィールはああだけの内容を書いても佐藤蓮太の顔は脳内に浮かばないですね。
そこで、「佐藤蓮太」の可能性の話をしたいと思います。
推理小説が好き書くのも好き大人しいの性格で、大卒からブラック会社で経理職として5年間働き、我慢できずに仕事を辞め、専門知識を身につけて地元に戻り、コーヒー文化の薄い地域で小さなコーヒーショップを経営して、人々にコーヒーの素晴らしさを知ってもらいたいと思っている「佐藤蓮太」はどうでしょう。(すごくただの個人の好みでごめんなさい)
「佐藤蓮太」はおそらく実店舗とネット通販やっているでしょう。それでも、「佐藤蓮太」は地元の人たちのことは好き、地元の人も彼に好感が持っているので、地元の人は彼を信用しているでしょう。アプリを使っててレシピを作ってる後に、プリントして紙のレシピをコーヒー豆同封して人に売りたいではないでしょうか。店はどんな店でしょう、豆を売りながら店長が後ろでコーヒーの実験できるの…バーみたいなカウンターかな?いや、オープンキッチン?
佐藤蓮太は実店舗以外、オンラインショップの経営もしています。そのため、SNSも経営してるでしょう。佐藤蓮太は、田舎ではないけど大都会でもないけど、人がそこそこいるところで住んでいます。電車二時間内で都内いけるのかんじかな?
こうして、私は佐藤蓮太の1日想像し始めます(比べやすい + 私の日本語問題で、ChatGPT使いました):
個人の想像なので、コーヒーに詳しいチームメンバーと、実際ユーザーインタビューで行ってたメンバーはツッコミするでしょう。「開店は忙しいからそういう暇がないよ。」と。それはそれで最高の結果で、「新しいレシピを試す」の時間帯と環境について話す機会を手に入れることができます。
ここで、上で書いたChatGPTの「ニーズと目標」を改めて見ながら、ちょっとこの佐藤蓮太に関しての想像を書きます:
こうして、すごく「固定観念」を利用して「佐藤蓮太」の性格と周りの人の関係性を想像して、このアプリを使う場面を想像しちゃう。
こういう様な物語を書いていて、それをユーザーストーリーに転換したら以下の様になります:
Devに渡すのはユーザーストーリーだけの場合がありますが、できればプロジェクトのkick-offで上に書いた「想像」も残したいと思います。それで「だって佐藤蓮太はこういう時絶対これが見たいでしょう!」というUXの議論ができるので。
ツール、機能性、目指しているもの
この記事はPersonaの話ではあるものの、ユースケースとユーザーストーリー(開発)についても話をしたことになります。単体としてPersonaだけを考えているのは不可能だと思います。冒頭の内容と同じ意味であって、Personaはあくまでドリルと同じく一つの「ツール」ではあります。「ツール」は、うまく活用できなかったらなしと同然、最悪の場合邪魔のものになります。
Personaは、UXツールというより、Storytellingのツールとして認識する方がやりやすいと思います。
そもそも、UXとは何ですか?
定義は人によるかもしれませんけど、私としてUXは「ユーザーの立場から、問題を解決できる体験を考えて、作って、提供すること」になります。そして「デザイン」その「問題を解決」行動は、むしろ誰でもできるし、誰でもやるべきだと思います。
そして、UX専門の人は、その「誰でも多少そういう思考をできる様に」のサポートをしなければならない。人の時間が有限です。Researchを通して、raw data と結論だけではなくて、利用できるのもの、どのような使い方になるのをセットして、同じページであって違う視点からblind spotを潰すようにできるこそチームワークだと思います。この場合、Storytellingのツールを活用して、みんなに共有するのが便利です。
自分はまだ足りないところが多いと思いますが、今の会社では理解があるチームメンバーと出会えたことで精進できる環境があって、UXをやるほどたくさんの人にアクセスできる様になれると思います。
それでも、freeeと同じくらいUXの概念が広がっている会社もたくさんあると思います。その場合、開発チームとbizチームとのやり取りが難しくなってるでしょう。けどそれこそ、「誰でも理解できるStorytelling」が強い力になります。
みんなは是非、自分のプロダクトの、自分の仮想ユーザーのヲタクになって、二次創作で話し合いましょう。
舞台ヲタクは繋がりましょう。