休学します
先日、大学に休学届けを提出した。
額と背中に汗をかく、まだ夏のキャンパス。
授業はとうにはじまって、知り合いから声がかかる。
休暇の終わって、小走りでエスカレーターを上る顔は少し日に焼けている。
そんなひとたちを横目に、することもなくPC教室に向かった。
ほんとうはラウンジに行きたかったが、思ったよりもひとが多く足が引けた。
空調をいじることができるPC教室は、例のごとく誰もいない。
回避不能な暑さにペットボトルを空けながら、いざ空調の電源を入れると、暖房か送風の操作しかできない。
休暇中、事務が冬季用に設定をいじったらしい。
とりあえず席に座り、あまった水を飲む。
今日はセミが鳴いてない。
だから本当に静かだ。
キャンパスってのは残酷なもので、忙しいひとにしか優しくつくられていない。
コンビニもラウンジもカフェも。いまは毒だ。
だからこそ、オレは休むべきなんだろう。
疲れた、、のだろうか。よくわからない。
授業もサークルも何もかも、要領よくやりたいのにさ。
追いつかないんだよ。こころが。
休学して何をするわけでもない。目的なんてとくにない。
まぁ、ぼちぼちやるよ。
それだけ。