肉肉しい話
アメリカに住んでいた時、肉が死ぬほど安かった。
日本のアメリカンビーフと比べると本場アメリカのお肉は脂はあるわ、でかいわ、10ドルで買えるわで安くて美味しかった。
日本はスッカスカ。国産の〇〇ビーフとかはかなり高い。
すごい肉・・・いや、国だと思った。
アメリカのAmazonフレッシュでは安価で冷え冷えの牛肉がすぐに届く。
フレッシュの肉は提携しているスーパーが産地直送のものばかりだったそうで、血がすごい流れ出ていた。
一週間に一度の頻度で料理して食べていた。
すると、あくる日のこと。
隣に住んでいるアメリカ青年から「君は一週間に一度、何かお祝いしているみたいだね?何があったの?」と聞いてきた。
頭の上にはてなマークを浮かべている私に彼は。
「肉はお祝いの時とかパーティくらいでしか作らないんだよ」
ご近所さんからは、常にハッピータイムな奴と思われていらしい。
それにしても見事なシステムキッチンがあって、肉も美味しいし安いのに料理する人はいないらしい。
何とももったいない話だ。
そんな私の肉肉しい毎日は滞在期間の一年間、ずっと続いた。
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