8月27日の世界遺産「サン・ジミニャーノの歴史地区」
サン・ジミニャーノは、イタリア中部のトスカーナ地方に位置する小さな街です。その特徴はかつての貴族たちが権力の象徴として立てた塔が立ち並ぶ街並みです。
サン・ジミニャーノは、聖フランチェスコの通った道とされる フランジェナ街道を通ってローマを巡礼をする人々にとって、重要な中継地でした。
また、交易の要路に位置していたことから、10世紀頃から人と富が集まり始めました。
12世紀末に自由都市として独立しましたが、その後は、皇帝派と教皇派に分裂し、内戦状態に陥ってしまったそうです。
街には以前から防衛のための塔が建設されていましたが、
両派の貴族たちが互いの富と権力を誇示するため、次々に塔を住居として建て、高さを競うようになりました。
最盛期には50mを越えるものを含め、72もの塔が林立していたといいます。
そんなサン・ジミニャーノの見どころ、人気の場所は「歴史とか世界遺産とかを語るラジオ」からどうぞ。