第3クール(7月~9月)で観ていたドラマ「新宿野戦病院」&「ブラックペアン2」
(※へぼいタイトル画で失礼します。こちらはあくまでも個人的なイメージです。)
あまりドラマを観ないのですが、今クールは珍しく「新宿野戦病院」と「ブラックペアン2」の二つのドラマを観ていました。どちらの面白くて、水曜日と日曜日が楽しみでした。
「新宿野戦病院」は、クドカンさんこと宮藤官九郎さんの脚本。今まで、クドカンさんのドラマは、面白いのだろうけれど、その面白さが自分にはあまりよくわからなくて、ほぼ観たことがないです。作品もあまり知らなくて、浮かぶのは大河ドラマの「いだてん」くらい。でも、これも全部ちゃんと観たとはいいがたい。
今回この記事を書くにあたって一覧のようなものを見てみたら、連続TV小説「あまちゃん」があって、そうだったのかーと思ったけれど、やっぱりこれも全部は観ていませんでした。驚いたのは、「流星の絆」が、そうだったこと。これはちゃんと観たし、結構嵌まった記憶があります。ただ、リアではなく、再放送でした。しかも、演じている俳優さん達を観て、若い!と驚いた記憶があるので、随分後になってからだと思います。
そんな訳で、クドカンさんだけれど大丈夫かな。また、途中でついて行けなくなってやめてしまうかもと思ったけれど、キャストも豪華な顔ぶれだし、日本一の歓楽街にある病院というのも面白そう。とりあえず観てみようーと思って見始めたら、もんげー面白かったです。
登場人物もいかにも歓楽街的なエピソードも、テンプレと言えばそれまでだけれどそこはやはりクドカンさん。テンプレだけでは終わりません。しかも、登場人物がなぜか今放映中の朝ドラとかなり被っているのです。朝ドラもいつもはあまりちゃんと観ないけれど、今放映中の「虎に翼」は、土曜日を除いて今のところ全部観ているので、そのギャップに驚いたりして、楽しめました。朝ドラとの被りだけでなく、もっと楽しめる要素もあったのだろうけれど、それでも自分としては、ドラマの内容を楽しみつつ、隠されている面白さにも、少しはついて行けたような気がしています。ただ、美味しそうだからいいけれど、なぜペヤ○グが重要な小道具だったのかは、謎。しかも、あの時間では、もはや飯テ□です。
ところで、最終回を観ながら、えー続きはどうなの?と思ったのですが、ヨウコ先生が新宿に再び降臨する日は来るのでしょうか。期待しています。
ちょうど最終回の日に、同じ局の朝の情報番組で、新宿にある24時間救急外来を受け付けている病院を取材したのをたまたま見ました。病院はすごく綺麗な建物でドラマとは全然違う雰囲気だったけれど、こちらもなかなか凄くて、ドラマの内容も結構あるあるなんだろうなと思いました。
「ブラックペアン2」は、シーズン1をたまたま観たので、最初だけ観てみようかなと思って、結局その後もずっと観てしまいました。最後は思いのほか哀しい話しになってしまったけれど、もしかしたら次もある?という期待がもてるラストになっていたのが救いです。TVつけたら、ちょうどその前の特番のラストで、主演の二宮さんが、次もこのチームでやりたいみたいなことをおっしゃっていたので、ありそうと思っています。スタイリッシュな天城先生も良かったけれど、自分としては、小汚くて猫背の冴えない渡海先生と猫ちゃんの組み合わせの方が好きなので、それがまた観ることが出来たらいいなと思っています。ただ今回のシーズン2は、前作から6年くらい経っているので、まあ気長に待つことにします。結構ひりひりした話なので、忘れた頃にまた新しいシーズンを観るくらいでちょうどいいのかもと言う感じもします。その間に前のシーズン観たときに、原作も読んだ記憶があるので、今回も読んでみようかなと思ったりもしています。ただ、原作は原作で面白かった記憶があるのですが、ドラマの為に書かれた話ではないので、少し印象が違う感じがした記憶も残っています。今回はその点どうなのかなと思います。
今期は、たまたま医療系ドラマが重なったけれど、全然違う色合いで、それぞれ面白かったです。ただ、どちらも最終的には、平等に患者さんの命を救うにはどうしたらいいかということが問われていたように思いました。
「新宿野戦病院」で描かれた全ての患者を受け入れるまごころ病院の奮闘も、「ブラックペアン」での最新機器を使って、どの患者も同じレベルの治療が受けられることを目指すと言う点も、結果的に同じに思えました。
ただ、「ブラックペアン」での、その最新機器の開発を巡って権力と金が渦巻いたり、同じ治療が受けられるのは有り難いけれどそれを全部機械に任せるのは、正直ちょっとなーという気持ちもあります。あと個人的に天才的な技術を持った先生というのも、やはり残って欲しいです。ただ、その先生でないと出来ないと言われても資金や順番待ちで、間に合わなくなってしまうことを考えると、確かに同じように手術出来るというのは夢の機械なのかもしれません。
それから、どちらのドラマも外科のお医者さんが主役で、「新宿野戦病院」ではまごころの跡継ぎは外科医でないとダメというエピソードがあったり、「ブラックペアン」でも外科医の先生が権力の座を巡って争っているのが描かれていて、これは偶然なのか、それとも現実でもそういう傾向があるのかなー?と思いました。ドラマ的には、外科だと手術シーンもあって、話が盛り上がるというのもあるのだと思いますが。
こんな感じで、どちらもそれぞれ面白かったので、また続きが観られたらいいなと思っています。