見出し画像

自作小説 壱話 桜の下の少女

nanashi作

壱話 桜の下の少女

 僕は夏奈(なな)どこにでもいる普通の中学2年の男子。 夏奈って名前だからよく女の子と間違われれてしまうけど何不自由なく毎日を生きている。 僕にはとっておきの場所があるんだ!、誰にも教えてないけど桜の木がたくさんあって1年中桜が開花しているからとってもきれいなんだ!。  今日もその場所にいくつもりなんだ!。 

 僕は目を見開いた。【あれっ…誰かいる…誰だろ?女の…子?】そう、それは誰にも教えていないはずのこの場所に同じ年くらいの少女がいたからである。 彼女は僕に気付いていない、僕は桜の木の下て座る彼女をしばらく見つめていた。 僕は彼女を見つめている時、【なんて桜が似合うの子なんだ。】と思いつつ【どうやってここを知ったのだろう?。】と不思議に思っていた。 そして僕はとうとう我慢出来ず、彼女に話しかけて見ることにした。  
 「ねぇ」と僕は彼女に話しかけてみた。 彼女はビクッと肩を震わせて「な…なに?」とか細い声で言った。 「あはは、ごめんね驚かしちゃって」僕はそう言いつつも【可愛いな】と思っていた。それほど彼女は容姿端麗なのだ。

 「だ…大丈夫、私の方こそなんかごめんね…その…ここ君の場所なのに勝手に入って…」と緊張しているのか少しカタコトだが僕に謝罪した。 「別に大丈夫だよ、僕の場所じゃないしたまたま見つけただけだから」と僕は言った。彼女は「そうなんだ…」と少し安堵したようだった。

 「ここはいいとこでしょ?」と僕が言うと「うん凄い良いところだから私はとても気に入った」とスムーズに答えてくれた。 「ね…ねぇもう帰らなくていいの?」と彼女は言った。 僕が時計を見るともう午後の6時を差していた。 「わっもうこんな時間もう帰らないと、じゃあね。君も早く帰ったほうがいいよ」と言い僕は帰った。 帰り際に僕が手を振ると彼女も手を振ってくれた。


いいなと思ったら応援しよう!