AI翻訳アカデミー受講生登場!?
はじめに
2023/11/21、Noteにて「英語力ゼロでもAI翻訳で稼げる」をモットーにする講座『AI翻訳アカデミー』の受講生と思われる者の存在が明らかになった。本記事では、その受講生の記事及びコメントを詳しく見ていく。
記事の概要
以下がその受講生による記事。
ライターは「かんな@英語仕事人」という人物。
現在ライターは、AI翻訳と英会話スクールの講師を兼業しているとのこと。記事は全体で約1,800字。内容は
導入、自己紹介
アカデミーの紹介①
アカデミーの紹介②
塩貝香織講師の経歴紹介
の4部構成だ。記事内では目新しい情報も無ければ、内容としても当たり障りないものだが、アカデミー公式の広告内で登場する人物6人、謎のSNSでのメッセージ以外で公に受講生を名乗る人物が登場したのは初めてかもしれない。「最短3ヶ月で稼げるアカデミー」が9月開始してからの11月下旬の記事なので(事実か否かは確認の仕様が無いが)、時系列としては一応整合性が取れている。そう考えると、このかんな氏の他にも今後受講生による報告が増える可能性がある。なお、記事の最後に「今なら無料で学べるので無料のうちにぜひ学びましょう!」と書いているが、これはLINEのLステップの動画講座が無料という意味であって、AI翻訳アカデミーのサービス全般が無料という意味ではないことには注意が必要である。
以下気になる点を書いていくが、憶測による所も多いため、くれぐれも全てを真に受けないでいただきたい。
ライターの英語力が不明
記事によると、元受講生であるライターのかんな氏は、元々仕事で英語を多少使うものの、それほど自信を持てるほどの実力はなかったとしている。そしてAI翻訳アカデミーを受講したことで、英語力が目まぐるしく向上し、今では有名企業からの依頼も受けているという。つまり、完全に「英語力ゼロ」の初心者という訳ではなかったと推察される。それを受けてか、Noteのコメント欄にて「仮谷」なる人物がライターに質問をしていた。
この質問に対し、ライターはこう返答している。
上記を読む限り、ライターは自身の英語力に関する質問について答えていない。英語力の向上具合についても「劇的に変わった」と、軽く言及しているだけなのが気になる。英語力がどうこうというよりは、アカデミーではどのような学習をしたのかが焦点になっている。また、質問されたからと言って、アカデミーでの学習方法に関してホイホイ答えてしまうのは、AI翻訳アカデミーの利用規約的には問題ないのだろうか。
また、音読は語学学習で大切な学習法ではあるが、実務翻訳に必要な専門分野の指導などがきちんと行われているのかは気になる。
以下、少ないながら本記事のコメント欄からの抜粋し、見解を述べる。
英会話コーチも始めた
仮谷氏の質問から引用する。
かんな氏は答える。
これによると、かんな氏はAI翻訳アカデミーを受講してしばらくした後に、オンラインの英会話スクールの講師を始めたものと思われる。しかしながらこれも筆者からしてみれば不思議な話だ。実際に塩貝氏の講座を受講したことで安定した副収入(10~30万?)を得ることができているのなら、何故本業と併せて英会話講師などする必要があるのだろうか。英語関係の仕事に憧れがあったのだろうか。いや、それもあり得ない話ではないが考えにくい。本文中では
と書いているように、端から英語で仕事をしようと思ったこともなかったように読み取れる。また、自分の英語学習のために英会話コーチを始めた可能性も考えられるが、「今でも(英語力には)自信がない」とする人物が、敢えてそんな職を選ぶものだろうか(勿論個人の自由だが)。更に言えば、3ヶ月程度の勉強で英会話講師が務まるものなのだろうか(ライターは自身の元々の英語力について語っていないため一概には言えないが)。AI翻訳アカデミーを受講して英会話講師をすることとなった経緯には大いに謎が残る。
塩貝氏以外の他の講師のことを知らない
仮谷氏の質問から引用する。
かんな氏の回答。
この返答から察するに、かんな氏は、塩貝氏から直接指導を受けることができるVIPプラン受講生である可能性が高い。また「翻訳関連の質問は塩貝氏に対応してもらった」ということは、逆に言えば、翻訳関連以外の質問に答えるスタッフも確かに存在するということと思われる。
英語力アップしたけど今後も稼げるの?
この回答も、質問にイマイチ正しく答えられていないように感じられる。質問者の主眼は恐らく「今後独立してAI翻訳家として稼げそうか」という点にあったと思われるが、それに対して「英語力がアップし多少の自信と充実感を得られた」という程度のことしか語っておらず、今後の展望については「はい」と答えるのみで、ほぼ触れていないに等しい。
コメント削除
以下、ローズ三浦氏の質問を引用する。
これに対してかんな氏の返答。
これによると、かんな氏がAI翻訳アカデミーを受講する主目的は、稼ぐことよりも英語力をアップさせつことと読み取れる。勿論それは個人の自由なのだが、三浦氏の「ツールの使い方を覚えただけでAIの犯すミスにどう対処するのか」という質問には答えておらず、寧ろ謎の質問をしてしまっている。この不完全な回答に対して、後に三浦氏は以下のように返答するが、何故か現在は削除されている。
見解
ここまでAI翻訳アカデミー受講生の記事を見てきたが、記事の内容自体は比較的当たり障りないものの、コメント欄での質問にはイマイチ答えられておらず、全体的に不可解な印象を与えている。
おまけ
それはそうと、ファイブアイズ・イングリッシュは新たに1件求人案件を追加していた。
内容としては、新宿にあるオフィスでの事務作業、時給1,200円とのこと。AI翻訳アカデミーは港区にオフィスを持っていた筈だが、どうやら新宿にもオフィスがあるらしい。
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